FEATURE

PICK UP

Nail artist Kai SPECIAL INTERVIEW①

2018/04/23

73Views


見るものを惹きつける世界観と緻密なまでに裏付けされた技術力で、
圧倒的な支持を得ているネイルサロン「Pink rose Window」のKaiさんにロングインタビュー

美容業界で活躍する男性は多く、さらにその心眼美に舌を巻いてしまうことも多々ある。

しかし、男性のネイリストといのはまだあまりイメージとしてしっくり来ないのが世間のイメージではないだろうか。

そんな中で「かわいい」を徹底的に詰め込み、

ファンから熱狂的なまでに支持される男性ネイリストのkaiさんの仕事への向き合い方、これまで、これからに迫ります。

まずはネイリストになったきっかけからお聞かせください。

小学校の時にテレビで見ていた浜崎あゆみさんが、毎回衣装に合わせてネイルを変えていて、
ファッションとして細部にまで全てにこだわっているのが素敵だなと思ったことですね。
それで当時、三浦加納子さん(浜崎あゆみさんのネイルを12年間に渡り担当していたネイリスト)を知ってネイリストという職業があるのか、と。

かなり早い段階で興味を持ったんですね。そこから練習を始めたり行動し始めたんですか?


まだ小学生だったので道具を揃えたりというのは難しかったんですけど、基本的に美容全般には興味があったので友達の髪の毛をコテで巻いてあげたり、

当時Zipperとかで流行っていたマツゲの束感を出すために授業中に水糊を塗ったりと、色々としてましたね。

 

 

 

早熟な子供時代ですね(笑)そのまま更に深い方向に進んでいったんですか?


絵を描くのも好きで、ずっと絵は描いていました。かわいいものというよりは案外おどろおどろしい物が好きで、葛飾北斎とか。

浮世絵の影響で生首とかに魅力を感じたり。おじいちゃんの家にあった画集を見ながらモネなんかの模写もしてましたね。

 

 

色々なアートや美容に触れながらセンスを磨かれたんですね。
実際にネイリストになってみて良かったと思うこと、またはつらいと感じることはありますか?

良かったって思うことは、純粋にお客さんが凄く満足してくれたりですとか、持ちが良いと褒めてもらえたり、「色々なサロンに通ったけどココが一番」と言ってもらえたりすることですね。

あとは新作や新しいアイディアが生まれたときに友達に「最高だね」と言ってもらえたり・・・感度の良い人に褒めてもらえるとやっぱり自信に繋がって「よっしゃ」という気持ちになります。
大変なことは・・・大変に感じたことはない、です。

強いて挙げるなら自分が店をプロデュースして店長という形でやっているので、週5勤務で朝何時から、といったスタイルではない分、ヤル気スイッチが入ってしまうと歯止めがきかず朝まで作業やデザインをしてしまったり。
商品プロデュースもしているので納期がある仕事は良くも悪くも自分次第で、
生活リズムが乱れるケースも多くモチベーションのキープが難しいときがあります。

悩みとしては、サロン業務ではお客様は好きなイメージがあるのでもちろんそのご要望に全力で応えていますが、自分の中では新しいデザインや雰囲気に着手していきたかったり、現状を打破していなという気持ちがあるので、その部分で葛藤はしています。どんどん新たなビジュアルソースを取り込んでいきたい気持ちと、みんなが今好きなもの・求めているもののバランスを取るのは難しいところです。

お客さんが求めているものというワードが出てきましたが、原宿という立地でお店をやっていて、
そのマーケットで成功するために必要なことは何だと思いますか?

全然・・・わからない(笑)

お店は原宿にしましたがロケーションによって戦略を練ったという意識はなくて、最初から自分の好きなことをやると決めていたので、誰にも理解されなくても構わないくらいの気持ちで始めました。
友達の繋がりとか誰かの紹介で上手にやっていこうという意識もなかったのでとにかく自分の好きなことを貫いただけです。

その考えでここまで成功しているのが本当に凄いことだと思います。
最近ではさらに活動が広がり海外でのセミナーも行っているそうですが

はい。とても増えました。今行ったことがあるのは台湾、広州(中国)、韓国。明後日からタイなんですよ。
タイは初めてでとても楽しみ。旅行でも5回くらい行ってるくらいです。

中国はスクールの立ち上げも盛んのようで、そこの講師として呼んでいただけることもあります。
中国の中でも広州、上海、北京と色々な場所で何度もセミナーやビューティの展示会があるので参加させていただいて有難いです。でも現状、僕がお店を一人でやっているので、海外出張で1週間お店を空けてしまうとその間にご来店したいお客様のことを考えると全ての依頼に対応するのは難しくて。
今後はスタッフを入れて自分がセミナーに行っている間にお店を任せられるよう教育していくつもりです。

Kaiさんとお店にとって過渡期ですね。世界観の共有やベースとしての技術を教育するまでは大変そうですが?


すでに募集はしているのですが、ありがたいことにかなり技術的に高い方からの応募も多くて即戦力として期待できます。

 

 

それは素敵ですね。お店を安心して任せられればKaiさんの活動の幅はかなり広がりそうですね。


 

そうなんです。僕自身が同じことをずっとしているのがあまり向いていないので、サロンワークだけでもダメだし、講師をしているだけでもダメ。ダメ、というか言葉に信ぴょう性がないのが嫌なんですよね。実際にサロンワークをしているからこそ「これがサロンワークで、頑丈に作れる秘訣です」という説明を一生懸命に聞いてもらえるわけですし。どっちもちゃんとやっている、という形が自分にとって望ましい形です。

PROFILE



KAI Nail artist / Makeup artist
【WORKS】
LARME、Zipper、NAIL VENUS、越智ゆらのスタイルブック『一生少女』etc...

【PROFILE】
東京造形大学卒業後、Amazing School JURにて特殊メイク・特殊造形を学ぶ。

女性誌LARME、zipper等で担当するガーリーな世界観のヘアメイクとネイルが若い女性を中心に話題。
2016年、原宿にトータル・ビューティー・サロンPink rose Windowをオープン。