樋口幸平 × 増子敦貴
この二人だからこそ共鳴し合い、
現場全体がかみ合った
MBSドラマシャワー『体感予報』にてW主演を飾るお二人は、共にスーパー戦隊シリーズへの出演経験があり、その当時からの付き合いだといいます。お互いを「あっちゃん」「幸平」と呼び合うほど仲良しなお二人のパーソナルな一面を探るべく、2Sインタビューを敢行しました!
<ドラマシャワー『体感予報』>
BLアワード2023コミック部門第1位に輝いた話題の原作がドラマ化。 “攻”のイケメン気象予報士・瀬ヶ崎 瑞貴役を樋口幸平が、“受”の崖っぷちエロ漫画家・棚田 葉役を増子敦貴(GENIC)が熱演。天気模様と共に映し出される美しいラブシーンに注目の、この夏一番熱いBLドラマ!
撮影お疲れ様でした。
お二人の仲の良さが伺えましたが、
初対面はいつだったのでしょうか?
樋口:スーパー戦隊シリーズの出演が僕とあっちゃんとで連続したんですよ。僕は『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に出演して、あっちゃんはそのひとつ前の……。
増子:僕は『機界戦隊ゼンカイジャー』に出演して、その次の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に切り替わるくらいのタイミングで会ったのが初めましてでした。
お互いの第1印象はいかがでしたか?
樋口:あっちゃんは最初すごい面白い人だなと思いましたし、誰にでも分け隔てなく接してくれる人だなという印象でした。スーパー戦隊シリーズで僕は主演を務めさせていただいたので緊張もしていたのですが、飾らない感じで接してくれたんです。でも、ホントに最初に会ったときと今とはちょっと印象が違うかな(笑)。
どう違うのでしょう?
樋口:ホントの最初の最初は、あっちゃんはカッコつけてたというか……(笑)。
増子:確かにその節はありました(笑)。
あったんですね(笑)。
増子:はい(笑)。でもそれも仕方ないのが、僕はちゃんとスーパー戦隊シリーズの先輩で、年もひとつ上なので! 彼がスーパー戦隊シリーズに合格した日に会って、僕はすでに1年間駆け抜けた状態だったので、「頑張ってね」「お前ならできるよ」って声をかけました(笑)。
対して樋口さんの印象はいかがでしょうか?
増子:すごくこうなんだろう、いたずらっ子でやんちゃな部分もあるというか、ちょっとオブラートに包んで言うと、小生意気というか。
樋口:それオブラートに包んでる(笑)?
増子:(笑)。でも現場を明るくしたりとか、ムードメーカーとして現場のテンションやモチベーションを下げないように引っ張ってくれていたのは、僕一人ではできない立ち振る舞いだなと感じてすごいと思いました。
『体感予報』における樋口さんの役柄は
クールな印象ですが、
現場では比較的明るい方なのですね。
増子:比較的明るかったよね。
樋口:そうだね。今回の現場はスタッフさんも込みでみんながひとつになっている感じがすごくあって、それはもう監督さんもプロデューサーさんも演者も全員がかみ合っていたなと思いますね。
増子:確かにすごいかみ合ってた。
樋口:だから現場をこうした方がいいな、ああした方がいいなっていうこともあまり考えませんでしたね。それぞれの演者の方もキャラクターにも合っていてすごいなっていう印象しかないですし。
増子:あ、僕がすごいなって思ったのは、自分が不得意だということもあるのですが、幸平はスタッフさんの名前を覚えるのが早いというか、ほぼ全員覚えてたよね?
樋口:名前は最初に現場に入るときに覚えるようにしていますね。
それはすごい。
増子:すごいですよね! めちゃくちゃ偉いなって思って……。いや、僕だって覚えようとしますよ(笑)? 覚えようとしていますし、覚えたいですよ?
一同:(笑)。
増子:全員頭に入れて現場に臨んでいったつもりですけど、やっぱり顔と名前が一致しなかったりとか、そういう場合もあるじゃないですか。でも幸平はそんなミスすらひとつもなくて。
樋口:たとえば僕がゲストで現場に行ったときに、出会った一発目に「樋口くんよろしくね」って言われるのと、「よろしくお願いします」だけ言われるのとでは、やっぱり名前も呼ばれたほうが嬉しいし、僕もそうされたいから……。だからチャレンジですよね、記憶違いとかもあるじゃないですか。
増子:名前の漢字の読み間違いとかね、あるある。
樋口:そうそう。だから漢字がわからないときはメイクさんやスタイリストさんの方などに「なんて読むんでしたっけ?」って聞いたりすることもあります。だからあっちゃんの前ではミスがないように見えるだけ。
増子:なるほどね。勉強になります(笑)。
反対に、樋口さんからみた
増子さんのすごいところはありますか?
樋口:そうですね、今回の共演者があっちゃんでよかったなって心の底からと思っているんです。それは現場の誰かがなにかミスをしたり、撮影がものすごく長引いたりとかしても、なにひとつ文句を言わないんです。たとえばセッティングチェンジでミスがあったりとか、僕がなにかしらミスをしたり、どんなことがあっても嫌な顔ひとつしない。
増子:そうだっけ?
樋口:そうだよ(笑)。先ほどは僕が現場を盛り上げてくれるって言ってくれたけど、全然僕はそんな感覚はなくて、なんなら僕はあっちゃんに対してちょっかいをかけてるだけなので(笑)。
増子:いやいやいや(笑)。
樋口:それを受け止めてくれるあっちゃんの器のデカさがあったからこそ成り立ったなと思っています。僕はあっちゃんだからこそ今回の『体感予報』ができたと感じているんですよね。
増子:確かにそれは僕も感じていて、この二人だからこそよりよい作品になったというか、お互いが共鳴し合ったというか。スタッフの皆さんも含めてすごいかみ合っていた現場だったし、撮影も楽しかったね。
樋口:それは彼の人間性というか、あっちゃんを嫌いだと思う人っていないと思うんですよ。いたらその人が絶対悪いくらい(笑)。羨ましいくらいすごいと思います。
増子:なんか照れるな(笑)。ありがとう(笑)。
ペンの細い方か太い方かなど、キャッキャと小競り合いをしながらチェキにサインをしてくださったお二人は、そのままの盛り上がりでインタビューに突入。楽しそうに小競り合いを続けつつ、いつの間にか肩が触れそうな距離で並んでインタビューを受けていた姿が仲の良さ全開で微笑ましかったです。とても楽しい時間をありがとうございました!
樋口幸平
ひぐち こうへい
2000年11月30日生まれ。
プロのサッカー選手を目指し上京するも怪我で断念。その後数社の芸能事務所からスカウトされ芸能界に。スーパー戦隊シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(‘22)に桃井タロウ/ドンモモタロウ役で主演。2023年5月には冠番組『駒木根葵汰&樋口幸平のSDGsアドベンチャー』(CS-TBS)にも出演。
増子敦貴
ましこ あつき
2000年1月5日生まれ。
男女7人組ダンス&ボーカルグループGENICのメンバー。
俳優として、最近の出演作に、スーパー戦隊シリーズ『機界戦隊ゼンカイジャー』(‘21)、ドラマ『合コンに行ったら女がいなかった話』(‘22)、ミュージカル『東京ラブストーリー』(‘22)、ドラマ『ナナシ-第七特別死因処理課-』(‘23)などがある。
ドラマシャワー『体感予報』(全8話)
2023年8月10日(木)初回放送スタート
MBSほかで毎週木曜25:29~放送(初回は25:34~)
TVer、MBS動画イズムで見逃し配信1週間あり
U-NEXT、Hulu、DMM TV、MBS動画イズムで見放題配信あり
出演:樋口幸平 増子敦貴(GENIC) 水石亜飛夢/松村沙友理
原作:鯛野ニッケ「体感予報」(ソルマーレ編集部 刊)
脚本:高橋名月 船曳真珠
監督:加藤綾佳 船曳真珠 安村栄美
(C)「体感予報」製作委員会・MBS
※Item Credit
樋口さん
ジャケット¥58,300,シャツ¥37,400,パンツ¥42,900,スニーカー参考商品/すべてエンポリオアルマーニ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン)
※Team Credit
樋口さん
ヘアメイク:齋藤将志
スタイリスト:徳永貴士
増子さん
ヘアメイク:宮川 幸(P-cott)
スタイリスト:立松秀顕(TEN10)
カメラマン:鈴木寿教
インタビュー:小枝指優樹
記事:小枝指優樹/緒方百恵