塩野瑛久
映画「HiGH&LOW THE WORST」
舞台「ENDLESS REPEATERS」
作品に迫る特別インタビューVol.1
■映画『HiGH&LOW THE WORST』
小田島有剣×塩野瑛久
有剣(ゆうけん)は鳳仙の中でのバランサー的な立ち位置。参謀という役割なので、感情で動くというよりは冷静に物事を分析する性格の持ち主です。頂いた台本には役設定があまり書かれていなかったので自分で色をつけて、現場では特徴を出していきました。
塩野さんの考えた小田島色は
どんな色でしたか?
ちょっとけだるそうな感じです。斜に構えているというか。「敵対する高校とは喧嘩は避けたほうがいい」などの助言もするんですが、その際も少し半笑いで言うんです。実際にいたら鼻につく人だと思いますね。(笑)
喧嘩シーン、アクションはいかがでしたか?
以前、戦隊モノ(獣電戦隊キョウリュウジャー)のお仕事をさせていただいていた時、変身が出来ない状態での戦闘シーンだとか素面アクションでのシーンがかなり多かったんです。その経験もあったので、アクション自体が大変ってことはなかったですね。ただ、戦隊モノのアクションの時は“魅せる”ことに重きを置いていたんですが今回はちょっとダサさを感じるような、人間の“生々しさ”を意識しました。「本当に喧嘩しているんだな」と、ハラハラして観ていただきたいです。
壮大なアクションシーンも
見どころの1つですね!
“強い男”が集まった作品。
塩野さんの考える“強い男”って?
“流されない”男かな。 色んなカッコいい先輩方を見てきて自分もそうありたいと思います。そのためにも、内面的なかっこよさは常日頃意識していますね。
■舞台『ENDLESS REPEATERS』
第二回目の劇団公演。
意気込みをお願いします。
初演の旗揚げ公演は、「楽しんでいただけたんじゃないかな?」と僕ら自身ある程度の手ごたえがありました。そこから第二回公演をするにあたって、初演以下のものはもちろん出せないですし「初演より二倍も三倍も面白いものにしたい!」という意気込みは僕含め、出演者全員の共通認識としてあります。
旗揚げ公演と違い、
オーディションがあったとお聞きしました。
はい。今回は劇団の中でオーディションを行いました。そこで悔しい思いをした人もいるだろうし、僕らはその気持ちも汲んで舞台に立つつもりです。でも、それはこの仕事の本来あるべき姿。そうやって切磋琢磨しながら高め合っていくことが一番だと思っています。
舞台の見どころを教えてください。
今回は3チームに分かれての上演です。3チーム3用で、ゲストなども加えると一公演も同じ公演がありません。ぜひ3チームを見比べていただきたいですね。また、360度から観ることのできるステージというのも見どころの一つ。観る角度によっても全然違う楽しみ方が出来るんじゃないかな。
色んな見どころが詰まった舞台。
最後に、舞台を楽しみに待っている方々へ
メッセージをどうぞ!
初演から月日が経って、第二回公演です。今回は“強盗”のお話。歌や踊りなどのエンタメ要素が散りばめられている一方で、濃い人間ドラマも繰り広げられます。前回よりもパワーアップしていることは間違いないのでたくさんの方に足を運んでいただきたいです。「もっと観たい」と思ってもらえるような世界を創れるよう僕たちも楽しみたいと思います!
塩野瑛久
しおの あきひさ
1995年1月3日生まれ。「男劇団 青山表参道X」の副リーダー。美しさと儚さが混在するビジュアルの一方、気骨あふれる俳優精神で様々な役をこなす24歳。
■舞台『ENDLESS REPEATERS』
2019年7月20日―28日 品川プリンスホテル クラブeXにて公演
https://twitter.com/aox_ENDLESS
■映画『HiGH&LOW THE WORST』(小田島有剣役)
2019年10月4日(金) 全国ロードショー
https://high-low.jp/movies/theworst/
※衣装クレジット
COLLAR-LESS HOMME JACKET/COMMUSE
ONE-TUCK HOMME PANTS/COMMUSE
その他アイテム、全てスタイリスト私物
※チームクレジット
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:金田紗世子(AXY)
撮影ディレクション:町山博彦
インタビュー・編集:満斗りょう