醍醐虎汰朗
映画『マッチモンド』
実際に“当てている”アクションシーンは迫力満点です
“ケンカ相手”とマッチングアプリでつながる——そんな斬新な設定で話題を呼んだバトル漫画『マッチモンド』(堀内祥吾/少年画報社)が実写映画化、9月11日(金)より劇場公開されます。弱虫でケンカは最弱ながら、仲間だけは決して裏切らない主人公・都蔵ミキオを演じるのは、醍醐虎汰朗さん。一般公募オーディションでグランプリを獲得した勝木将慶さんとのW主演で挑んだ本作について、見どころはもちろん、迫力満点のアクションシーンの裏側や撮影現場でのエピソードまで、たっぷりとお話を伺いました。
© 2026マッチモンド製作委員会/堀内祥吾・少年画報社
<あらすじ>
街で不良たちに追われていた高校生の都蔵ミキオ(醍醐虎汰朗)は、偶然出会った青年・籠目まひろ(勝木将慶)に助けられる。金なし、職なし、彼女なし、所持金たった23円。しかし不良を前にまったく動じないまひろの強さに、ミキオは希望を見出す。借金の返済を迫られていたミキオは、賞金をかけてケンカ相手を探すマッチングアプリ「マッチトゥマッチ」をまひろに紹介し、一攫千金を狙う。だが、「喧嘩は、譲れないもののために戦う手段だ」という信念を持つまひろは登録を拒否。やがてミキオが窮地に陥ったとき、駆けつけたまひろが圧倒的な強さで敵を一蹴する。その様子がアプリでライブ配信されたことで、2人は全国の不良たちから注目される存在に。そして、賞金1700万円のランカーにして愛知総會総長・二階堂舞瑠(前田公輝)が、2人の前に姿を現す——。
まずは、本作の主演が決まったときの気持ちを教えてください。
まず、“マッチングアプリ”と“喧嘩”という掛け合わせが新しいなと思いました。なので、どんな作品になるんだろうというワクワクが一番大きかったです。あとは、もう一人の主演が一般公募のオーディションで決まると聞いていたので、その点でも本当に「どんな現場になるんだろう?」という想いが強かったです。
原作マンガや台本を読まれてみて、いかがでしたか?
原作を読んで、とてもテンポの良いストーリーだったので、これをしっかり映像に落とし込めたら面白いなと思いました。あとは、川本アクション監督が入られると知って、すごく派手なアクションになるんだろうなと。いざ撮影に入ってみると、やっぱり実際に当てるシーンが多くて、とても見ごたえのあるアクションシーンになっていったなと思います。
弱虫でケンカ最弱の主人公・ミキオを演じるうえで意識されたことはありますか?
ちょっと挙動不審にするというか、あえていらない動きを多くして高校生っぽくなるよう頑張りました。
それは監督からの指示で?
そうですね。監督からの指示もありました。あと、僕自身もう25歳なので普通にしていると、高校生っぽくやっているつもりでも、勝手にちょっと大人びた感じになってしまうんです。なので、等身大の高校生に見えるように意識して演じました。
本当の高校生のように見えましたよ。金髪もお似合いでした!
ありがとうございます!良かったです。金髪はすごく気に入っていたんですけど、撮影が終わってすぐに別作品のために黒髪に戻しました(笑)。
W主演の勝木さんは一般公募のオーディションで選ばれたそうですね。初めて会ったときの印象はどうでしたか?
「すごい大型な新人が来たな!」と思いました。僕もオーディションの段階から立ち会わせていただいて、お芝居はもちろん、合格発表の瞬間も見ていたんです。普通は緊張すると顔がこわばるのに、彼は常に余裕のある笑顔をしていて。ずっとそうだったので、「なんだ、こいつは」って思っていました(笑)。
撮影を重ねていくなかで、勝木さんの印象の変化はありましたか?
まず、人間性というか、根がすごくいい方だなと思いました。何でもまず聞く姿勢から入るし、初めてのお芝居も心から楽しんで頑張っているのが伝わってきて、人として本当に素敵だなという印象を持ちました。
俳優の先輩として、アドバイスをしたり、相談に乗ったりすることも?
たくさんありました。クランクインの1か月くらい前から、空いている時間をすべて使って、マンツーマンレッスンというか、実際に演じるシーンを読み合わせたり、スマホで僕が動画を撮ってあげて「今、こういう風に映っているんだよ」と見せたり。セリフを言うときも、「こういう気持ちになっているから、今この言葉が出てくるよね」など、ちゃんと相手の言葉を聞いて、それを受けてから喋ろう、というお芝居の基礎の基礎を伝えました。
素晴らしい先生ですね!
イチから一緒に頑張りました。
川本アクション監督の演出の中で、「これはすごいな」「新しいな」と思った動きはありましたか?
全体を通して、実際に当てているというのが本当にびっくりしました。僕は今回逃げてばかりのやられる側だったので、見ていて「痛そうだな……」って。締め技もあるし、すごい迫力で。本当に殴り合うのも、「アリなんだ」と新しい発見でした。
醍醐さんはやられる側が多かったとのことですが、やる(殴る)側より難しいのですか?
個人的にはそうですね。相手に気を遣う側なので、やられるほうが難しいなと思います。相手のアクションを立たせる側なので、いろいろ考えなければいけないことが多い気がします。
緊張感のある喧嘩シーンも本作の見どころかと思います。撮影の雰囲気はいかがでしたか?
クライマックスのアクションシーンは長時間かけて、かなり丁寧に撮影したのですが、その時は本当に寒かったです。(二階堂舞瑠役の)前田(公輝)さんも「足の感覚がない」っておっしゃっていて。僕自身は、そこは見ているだけのシーンだったということもあり、現場の盛り上げ役として、みんなのケアをしていました。(後編に続く)
醍醐虎汰朗
だいご こたろう
2000年9月1日生まれ。
最近の出演作に、ドラマでは、NHK「雪煙チェイス」(‘26)、MBS「ifの世界で恋がはじまる」(‘25)、Netflix「今際の国のアリス シーズン3」(‘25)、映画では、『ロマンティック・キラー』(‘25)、『恋に至る病』(‘25)、舞台では『千と千尋の神隠し』(‘22~‘26)などがある。
取材部屋に入られた瞬間から、とても明るく挨拶をしてくださった醍醐さん。インタビュー中も撮影中も本当に笑顔が素敵で、そのお人柄にスタッフ一同、温かい気持ちに。俳優の先輩として、W主演の勝木さんにマンツーマンでレッスンをされたというお話には、醍醐さんの面倒見の良さと真摯さが表れていて、思わず聞き入ってしまいました……! 後編では、プライベートな一面にも迫っています。お楽しみに。
© 2026マッチモンド製作委員会/堀内祥吾・少年画報社
■タイトル: 『マッチモンド』
■出演: 醍醐虎汰朗 勝木将慶
川﨑帆々花 辻陸 長田拓郎 渡辺大貴 上野凱 キャッチャー中澤
木村魁希 安部生吹 木下暖日 中山翔貴 平埜生成
月野有菜 西村怜音 小野二千翔 塩崎翔太 三辻拓海
赤名竜乃介 キマーニ 山浦功太郎 砂村零大
前田公輝 山口祥行
■原作:堀内祥吾『マッチモンド』(少年画報社「ヤングキング」刊)
■監督:倉橋龍介
■脚本:阪元裕吾
■アクション監督:川本直弘
■音楽:遠藤浩二
■制作プロダクション: 楽映社
■制作協力:TOKYO CALLING
■配給協力:ティ・ジョイ
■配給・宣伝:ライツキューブ
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:小原梨奈
スタイリスト:MASAYA
インタビュー・記事:相澤花菜