【平野莉玖】ドラマストリーム『さっちゃん、僕は。』「ハラハラする展開の中で、ひと時の癒しになれば」

FEATURE

2024年6月24日

平野莉玖

ドラマストリーム『さっちゃん、僕は。』

「ハラハラする展開の中で、ひと時の癒しになれば」

2024年6月11日から放送中のTBS系ドラマストリーム『さっちゃん、僕は。』（毎週火曜よる11時56分～※一部地域をのぞく。放送時間は変更になる場合があります）に出演中の平野莉玖さんが「FAST」に初登場!ドラマは、地元にいる恋人と遠距離恋愛中の主人公が、上京を機に隣人である人妻と知り合い、肉体関係を持ってしまったことで物語が展開していきます。今回が初のドラマ出演となる平野さんに、撮影を終えた感想や共演したみなさんとのエピソード、気になるドラマの見どころなどをお聞きしました。

©『さっちゃん、僕は。』製作委員会

＜あらすじ＞

片桐京介（木村慧人）は大学進学のため、地元を離れ一人東京で暮らしている。中学時代から付き合っている彼女の小山内早智（中山ひなの）と遠距離恋愛中で平穏な大学生活を過ごしていた。一方、早智は京介に手紙を書いて、返事が来る日を楽しみに待っている。そんな日々が過ぎ、早一年。ある日、京介は偶然拾った落とし物を届けるため、隣人の部屋を訪ねる。出てきたのは風呂上がりで色香のある大人な女性、国木田紫乃（石川恋）だった。目のやり場に困りながらも、京介は部屋を後にした。

本作は「裏切りから始まる、純愛と破滅のラブストーリー」というあおり文もあって、物語がどう展開していくのか楽しみですが、台本を読んだ感想を教えてください。

最初に台本を読んだ時は、自分が経験したことがないような世界が描かれていたので「すごいな」と思いました。不倫の話なので「これはちょっと重たいな」と思いましたが、どんどん展開が進んで、衝撃的な出来事も立て続けに起こるので、見どころがたくさんある作品だなと思いました。

実は初めの頃は「もしかしたら自分が演じる文也もそういう事に関わっていくのかな」と思っていたんです。でも実際に撮影が進んでいくと、文也は恋愛を全く知らない少年みたいな役だったので、ひたすら陽気な大学生を演じました（笑）。

先日無事にクランクアップされたそうですが、

撮影はいかがでしたか？

以前、舞台「テイルズオブアライズ」に出させていただいたことがあるのですが、演出される方によって現場の雰囲気も変わりますし、お芝居のニュアンスも変わってくるなと改めて思いました。文也は「明るく陽気な大学生」というキャラクターなのですが、そこは自分の性格とも似ている部分だったし、今回、監督をしてくださった熊坂（出）さんは「台本はあまり気にせず、アドリブもバンバンやっちゃって」というスタンスの方だったので、とてもやりやすかったです。

アドリブの中で、

覚えているものは何かありますか？

「こういうアドリブをやってみよう」と思ってしたことはほとんどなくて、その場の雰囲気

でやっちゃうことが多かったです。監督のカットがかかるまでカメラを回してお芝居は続くんですけど、その後の会話もアドリブで続けていたこともあります。

一話で、京介（木村慧人）とカンちゃん（キム・ヒョンユル）と文也が3人で歩いているシーンがあるのですが、その時も結構アドリブで動いてしゃべっていたので、自然な雰囲気が出ていると思います。

同年代の方が多い現場でしたが、共演者の方々とは撮影以外でも交流がありますか？

文也は京介の親しい友人の1人なのですが、実際にみんなとも、カメラが回っていない時でもいつも一緒にいる仲のいいメンバーになれて、本当の大学の友達みたいでとっても楽しい現場でした。

皆さんとはLINE交換をして「大学メンバー」というグループを作って連絡を取り合っています。僕は今も名古屋に住んでいるので、お仕事で東京に来たタイミングで「またご飯行こう」とメッセージをくれて。みんな優しくて面白い方たちばかりです。

では最後に、ドラマの

見どころを教えてください。

毎回、物語の展開がどんどん進むので、一話でも見逃してしまうと話が分からなくなるかもしれないですが、ハードな演出も割とあり、見入ってしまうところもたくさんあると思います。

僕が演じた文也がいるシーンは、大学生たちが和気あいあいとしていることが多いので、ちょっとドロッとしたシーンで疲れた合間に、見ている方がそこで少しホッとできるような、癒しの役どころになっていると思うので、ぜひそんなかわいらしいシーンにもご期待いただき、多くの方に見ていただけると嬉しいです！

平野莉玖

ひらの　りく

1999年3月1日生まれ。

インタビューでは、思わず頷いて聞き入ってしまうぐらいの説得力のある話し方をされる平野さん。ドラマについてはとても丁寧に楽しそうに「ここがポイントなんです！」と伝えてくださり、聞いているスタッフもドラマの見所をしっかり聞きこんでしまうぐらいお話が上手でした。お話の中で常に平野さんの何事にも真っ直ぐ誠実に向き合おうとする姿勢を何度も感じました。だからこそ、平野さんの溢れる情熱とエネルギーには自然と人を動かす力があるのだと直接お会いして思いました。また誰とでも初めましてを感じさせないくらい気さくに打ち解けてしまうコミュニケーションの持ち主で色々な一面をずっと見せてくださいました。後編では撮影風景でのちょっとしたエピソードをお届けします！お楽しみに！

最近の出演作に、テレビドラマでは、TBSドラマストリーム『さっちゃん、僕は。』(‘24)、映画では、『SENTIENT　GAME』(‘25)春公開予定などがある。