市川知宏
結構しゃべるので、「イメージと違った」と言われる
2008年に「第21回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリに選ばれ、17歳で芸能界入りした市川知宏さん。30代になった今はすっかり渋い大人の魅力をただよわせています。一見クールな雰囲気ですが、実はなかなか話好きらしくて……!? プライベートや、仕事に対する思いを聞きました。
好きな音楽を教えてください。
J-POPを聴くことが多く、ケツメイシさんが大好きです。ケツメイシさんの『仲間』のMVに出演した事があり、そのご縁でライブに招待していただき、さらに好きになりました。ほかにはback numberさんも好きです。ライブでは盛り上がるよりも、じっくりと聴く派です。
1日の中で好きな時間帯を教えてください。
夜のほうがシャキッとするタイプで、朝に起きた出来事はあまり覚えていないんです(笑)。夜になるにつれて意識がハッキリしていって、ハッキリした頃に寝るという……。だから22~23時くらいがいちばん調子が良いです(笑)。夜は映画を観ることが多くて、最近はマーベル作品をよく観ています。
自己分析すると、
自分はどんな人間だと思いますか?
感情の起伏が少なく、良い言い方をすると「冷静」でしょうか。周りには「頑固」だと言われます。あと性格とは少し違いますが、「意外と話すのが好きだよね」ともよく言われます。僕って写真だと、ちょっと怖そうに見えるらしいんです。でも実際は結構しゃべるほうなので、初共演の人には「イメージと違った」と言われることが多いです。
市川さんは高校3年生のときに
芸能界入りしたんですよね。
当時と今とで、
仕事に対する姿勢はどう変わりましたか?
10代の頃は右も左もわからない子供でしたが、今は、ひとつの作品にどれだけ多くの方々が関わっているのか、その方々がどれだけの思いを抱えているのかそういった部分がわかるようになって、良い意味で「自分は全体の中のひとつのピースなんだ」という思いが強くなりました。もちろん最初からこの仕事にやりがいを感じてはいましたが、年齢と経験を重ねて「役者っておもしろいな」と改めて思いますし、日々感情のグラデーションがどんどん濃くなっていく気がしています。
放送中のドラマ『オールドルーキー』で
キッズサッカースクールのコーチ役を演じ、
中学時代はサッカー部だったと聞きました。
役者を続けていると、そのように自分自身の経験と役が繋がる瞬間があるんでしょうか?
『オールドルーキー』のようにこれまでの経験が繋がる作品もあれば、映画『野球部に花束を』(8月11日公開)では野球という未経験のことに挑戦していますし、役者を続けていると、いろんなことが起きます。30代になって、これまでとは違う役を演じる機会も増えました。サッカーコーチという、人にものを教える役もそのひとつです。この年齢だからこそ挑戦できる役もいろいろあると思っています。今後は経営者とか父親役もやってみたいです!
市川知宏
いちかわ ともひろ
スラッと高身長でそこにいるだけで存在感がある市川さん。オフショットを撮影時には市川さん自らライトの場所を確認してくれたり、撮影していたスタッフに合わせて少し小さくかがんでくれたり、とても親切にしていただきました!和気あいあいと楽しい取材でした!
映画『野球部に花束を』
8月11日(木・祝)より全国ロードショー!
演:醍醐虎汰朗 黒羽麻璃央 駒木根隆介 市川知宏 三浦健人 里崎智也(野球解説者) 小沢仁志 髙嶋政宏
原作:クロマツテツロウ『野球部に花束を ~Knockin’ On YAKYUBU’s Door~』(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)
主題歌:電気グルーヴ「HOMEBASE」
(C)macht inc.
音楽:海田庄吾
監督・脚本:飯塚健
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:花房みなみ
スタイリスト:カワセ136
ディレクション:半澤暁
インタビュー:原田イチボ
記事:原田イチボ、近谷奈生