近澤智
デビュー曲『I’m yours』に懸けた想いと
挫折の上で生まれた覚悟
Who is SATORU CHIKAZAWA ?
独特な世界観と端正なルックスで、
俳優/モデルとして活動(2017〜)。
東京での出会いの中で同世代の
アーティストに感化され、
自身のルーツでもある音楽に
「感覚」や「感性」、「感情」を落とし込んで
表現することに強い関心を持ち始め、
2019年から音楽制作チームとタッグを組み
2020年9月5日にアーティストデビューを果たす。
SNSの総フォロワー
(Instagram・Twitter・TikTok)は
10万人以上。
俳優・モデル活動も行う注目のマルチ表現者。
以前ご出演いただいてから
約一年が経ちましたが、
何か心境の変化はありましたか?
ありました。ただ、ここ一年というよりは芸能界に入ってから今までいろんな挑戦をしてきた中での変化ですかね。自分に自信がないからこそ、いろんな挑戦をして「自分をどうにかよく見せよう」だとか「何者かになろう」だとか、そういった努力をしてきたつもりだったんですが、結局は自分のことを繕っていることに気づいたんです。そういう意味では自分の本質を見つめなおして、本当にやりたいことはなんなのかを考えるようになりました。今は自分の表現したいもの、表現者としての像が明確に見えているように感じます。
挑戦しながら、そして失敗もしつつ
答えを見つけてきたんですね。
そうですね。今まで、いろいろやっていることに対して「すごいね」と言っていただけることは多かったんですよ。ただ、そこに甘えすぎていたんです。褒めてくださる声にばかり耳を傾けて、結局全部が中途半端になってしまっていたんですよね。そう思った時に「本当に自分が勝負したい場所、失敗したとしてもダサいと思われたとしてもやりたいことって何だろう」と考えたんです。もちろんお芝居も好きですし今後も続けてやっていきたいとは思っているんですが、僕が今一番「自分自身がこうありたい」と思えるのはずっと好きだった音楽での活動だったんですよね。音楽を「発信する側」としてやっていくことを決めた時に覚悟がしっかりと固まりました。
そう考えさせられるキッカケになった
具体的な出来事があったんですか?
3年ほどフリーでいろんなことに挑戦していく中で、身内の声にばかり耳を傾けていたことに気づいたんです。「フォロワーが増えた」とか「メディアに出た」とかそういった出来事をポジティブに捉えて、そこに対する言葉に喜んでいたんですが、それはあくまで身内の声で…。芸能界という世界を大きく見た時に、僕の今の立ち位置を率直に言ってくれて、尚且つフラットに見てくれる人に出会ったのが大きなキッカケでしたね。「マルチな人」ではなく「中途半端なインフルエンサー止まりなんじゃないか」など厳しい意見をいただいた時に、そう見えてしまっている自分は僕の目指していた自分ではないと思って。そういった言葉をかけられた時はすごくショックだったんですけど、僕自身「それまでのことしか出来ていなかったから今の結果になってしまったんだ」と見つめ直させられました。取り組み方を変えて、何より覚悟を持つことの大切さを学びましたね。
23歳の近澤さん。
自身としても社会的にも様々な
変化がある年齢だと思います。
23歳の今から25歳の自分へ
メッセージをお願いします。
今回、9月5日からアーティストとしてデビューさせていただけることになって、これから先今まで以上に、メディアに対しても自分自身に対しても様々な「想い」や「野望」を持つことになると思います。それを負けずに突き通し続けていてほしいですね。ここから走り続けるためにはガソリンが必要だと思うんです。そのガソリンに成りうるのは、きっと「結果」や「認めてもらえる仕事」。一つ一つをしっかりと全うして、25歳のその瞬間の目標に向かって走り続けてほしいと思います。あとは、シンプルに売れていてほしい(笑)。今見ている景色が変わっていることを願うし、そのためにも今からひたむきにやっていこうと思っています。
「今見ている景色が」という
言葉がありましたが、
今まで見た中で心が揺さぶられた
景色はありますか?
1つ目は、去年の8月に『関西コレクション』のステージでステージモデルとして出演させていただいた時。ステージからの光景というのが初めて見たものだったし、「自分が追い求めていた景色ってこれだ、これを見るために頑張りたいと思ってるんだ」という思いを再認識させられた景色でしたね。2つ目はアーティストとしての観点で初めて観たさなりくんのライブ。さなりくん自体は知っていたんですけど、どんな曲を歌っているのかまでは知らなくて。たまたま彼の出演していた対バンライブを、僕も他のアーティストさんを観るために行っていたんです。そこで初めてさなりくんのパフォーマンスを観た時に目が離せなくなったのを覚えています。「これがアーティストだ、こういう感情にさせてくれるパフォーマーになりたい」と思ったんですよね。「こんな記憶に残るような景色を今度は自分が作らないといけないんだな」という自分の中での物差しになった景色でした。年齢とか関係なく、ただゾクゾクさせられたのを覚えています。
運命の瞬間との出会いだったんですね。
では最後にファンの皆さんに
メッセージをお願いします。
まずファンの方がいてくださることがありがたいですし、皆さんにはいつも感謝をしています。ずっと好きでいてくださる方もいれば、好きじゃなくなったり興味がなくなった方もいらっしゃるはず。ただ、その方たちに共通して言えるのは「近澤智って何がしたいんだろう?何になりたいんだろう?」と不明確に見えてしまうような時間を過ごさせてしまっていたということ。やっと自分が歩く道を決めたことをお伝えしたいですし、その「近澤智」に対しては存分に期待をしてほしいと思います。プラスアルファでこれからも力を貸して欲しい。そして一緒についてきてもらえると嬉しいです。アーティストという形でのデビューをキッカケに自分の丸裸な部分や想い、生き方を表現していくので、注目していただきつつ共感もしてほしいですね。何か心に寄り添えるような作品を作れたらこんなに幸せなことはないと思って、そのために邁進していきたいと思います。
詳しくはFAST公式Twitterにて
―デビュー曲『I’m yours』―
9月5日(土)より各種音楽
ストリーミングサービスにて配信開始!
妖艶でミステリアスな女性を想うがあまり、自分を見失い、感情に左右される男性を描いた楽曲。エモーショナルな歌詞と力強いアップテンポなメロディーで恋愛の難しさや儚さを表現する。
映画「バチコン!!」
オーディションに参加中
劇場公開:2021年 全国公開予定
<あらすじ>
地元の評判ワーストONE。問題児ばかりが集まるFラン高校。昨年起きた集団暴力事件がきっかけで高校入学希望者は遂にZERO!このままでは廃校の危機に!そんな高校を立て直す為にやって来た異色の校長が打ち立てた高校再生プランとは!!突然訪れたセカンドチャンス!
人生を諦めかけていた男子生徒達は本気のヤル気を魅せ始める!そして和太鼓との出会い、、、
失敗と挫折を繰り返し、ドロップアウトしかけた彼等に「夢の学園生活」は訪れるのだろうか!?
近澤智
ちかざわ さとる
1997年9月25日生まれ。
人間くさい感情すらも抱き寄せて、虎視眈々と勝負に挑む“愛情深い意志”を持った23歳。
MooVa season1 「バチコン!」絶賛配信中
9月5日のデビューに連動して、レコチョクが運営する音楽専門クラウドファンディング「WIZY」での企画もスタート!
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:金田紗世子
ディレクション:町山博彦
インタビュー・記事:満斗りょう