桜田通
×
神谷健太(THE RAMPAGE)
×
HIROSHI(FIVE NEW OLD)
Dori Sakurada × Kenta Kamiya × HIROSHI
ドラマ『3Bの恋人』
初共演3人組の爆笑・ビックリ・勃発な
「3B対談インタビュー」
世間的に付き合ってはいけないとされている「3B」(バーテンダー・バンドマン・美容師)。そんな「3B」との恋愛を丁寧に描いた作品が待望のドラマ化!今回は1月9日(土)よりスタートのドラマ『3Bの恋人』より、初共演の3名を迎えて爆笑とビックリが勃発の、その名も「3B対談」をお届けします。
ドラマL
『3Bの恋人』
<あらすじ>
トリマーとして働く小林はる(馬場ふみか)は、結婚式のドレス試着のまさにその日、2年間付き合っていた彼氏がまさかの既婚者で、しかも子持ちだったと知り、恋愛に憶病になっていた。そんな時、常連のマダム・杉崎(みひろ)から、「はるちゃん、今モテ期に入ってるわよ。この3か月が勝負ね」と予言される。その直後、犬を連れて若い男性が来店。美容師・慎太郎(HIROSHI)との出会いで、会話が弾み、仲良くなる。仕事終わりに、「どうせヒマでしょ」と職場の先輩・麻美(八木アリサ)に誘われてとあるBarへ。ボーカルがイケメンで最近人気急上昇中のバンド「Beyond Brooklyn」のMVを麻美と見ていると、「俺のファンなの?」と、なんとバンドマンのユウ(神谷健太)本人が目の前に現れる!その後バーで、酔いつぶれてしまった麻美が、不意にグラスを倒してしまう。はるが慌てていると、バーテンダーのヨシ(桜田通)がさっとやってくる。これが絶対に付き合ってはいけない3Bとの運命の出会い…なのか!?
それぞれの役柄の他己紹介をお願いします。
桜田通(以下、桜田):神谷くん演じるユウくんは熱いバンドマンであり、共同生活をする上で「俺んちではこうなんだよ」という謎のルールを結構持っている人。あとは優しさがちょっと空回りしちゃうタイプの良い人です。
神谷健太(以下、神谷):何だろうな~…。HIROSHIさんが演じる慎太郎さんはユウと同じ歳なんですけど、ユウは「自分の方が上だ」と思っている節があって(笑)。慎太郎さんは、そんなユウにも対してもとにかく優しい人。人懐っこい、自由奔放な子犬みたいな人なんです。ただ、その優しさや人懐っこさが仇となっていろんな事件が起きてしまうんです。ちょっとHIROSHIさんが強く出て来すぎて、慎太郎さんの説明が上手くできない…(笑)。
FAST:普段のHIROSHIさんと慎太郎さんがだいぶ違うタイプなんですか?
桜田:性質は近いんですけど、ぶっ飛び方の方向性が違うんですよ。
FAST:でも、ぶっ飛んではいるんですね(笑)。
桜田:可愛いんです(笑)。
神谷:確かに、HIROSHIさんは随所ぶっ飛んでるところがありますね(笑)。「え、そんな人だったっけ?」と思う時があったり(笑)。ちょっと謎なところが多い人です。
HIROSHI:通くんが演じているヨシさんは、3人の中で一番年上で、いわゆる「クールガイ」なバーテンダー。物静かで人の話を聞くのが上手な人。人の心を読み取るのがすごく上手なんです。マイペースで、自分のことは話さないけれど、実は周りのことをすごく思いやっていて。そんな一面がありつつも、突拍子もないことを一番にするのがヨシさん。実際に通くんと話してみて、人に対するケアとか気遣いが行き届くところは、ヨシさんとフィットしている部分がありましたね。
現実にいたら、一番モテるのは誰だと思いますか?
桜田:ヨシじゃない?非常に大人で、性格もまともなのでヨシが一番モテると思います。でもユウにハマっちゃう女の子いそう。ユウはハマるとやばいと思う(笑)。
神谷:あ~、確かに。
桜田:ユウってめちゃくちゃ俺様気質な部分があるんですよ。「俺についてこい」って人が好きな女の子だったらユウを選ぶと思います。で、逆に女の子を上手くリードするのがヨシで、守ってあげたくなるのが慎太郎。
FAST:恋愛のスタイルも三者三様なんですか?
桜田:核心に迫るような言動ははるちゃんと二人きりのシーンが主なので、俺は他の2人のスタイルを直接は見ていないんですけど、台本の印象だとそれぞれのアプローチの仕方は違うのかな、と思います。
FAST:ちなみにどういったアプローチの仕方を?
桜田:ヨシは大人ですし、女性の扱い方に慣れている自負がおそらくある人なんです。ただ、そういった大人の余裕がはるちゃんには全く通用しない。だからこそ心が動かされちゃうというか。女性経験は多い男性のはずなのに、今までの女性たちに接するのと同じテンションではるちゃんに近づいたら全然響かなくて(笑)。ある意味、ヨシの恋愛の仕方は今まで彼が経験してきたやり方とは違うのかな、と僕は思っています。
FAST:ヨシさん自身も悩みながら。
桜田:そうですね。今までのヨシの常識が通用しないからこそ「どうすれば信用してもらえるんだろう」と、すごく悩みながら頑張っているのかな、と思いますね。
FAST:やっぱり皆さん、追いかけられるよりは追いかけたいタイプですか?
神谷:「追いかけたいな」と思わせてくれる子のほうが追いかけちゃいますよね(笑)。
HIROSHI:一筋縄じゃいかないからこそ、ほんの少し振り向いてくれただけで大きな変化を感じられるんですよね。そうなるとさらに追いかけたくなる。
桜田:なに綺麗な事言ってるの。バンドマン。
HIROSHI:ごめん、今ちょっと歌詞のこと考えてた(笑)。
桜田:本当のバンドマンだ(笑)。
実際に3Bの職業を演じる上で参考にしたことや
そこから学んだことはありましたか?
神谷:僕は役でギターを弾いているんですが、ギター自体触るのが初めてだったんです。撮影の合間時間にはずっとギターの練習をしていました。それこそHIROSHIさんはもちろん、通さんもギターをやられているので教えてもらったりしていましたね。ずっと誰かがギターを弾いているので、音楽の鳴りやまない現場でした(笑)。
HIROSHI:すごい上手くなってました。
FAST:どうですか、これをキッカケに…
神谷:もう封印します。
一同:あはは(笑)
神谷:2020年、ギターに注いできたので封印したいと思います(笑)。普通なら、ここから「極めます」となるはずなんですが…。
HIROSHI:「ならへんのかい!」という(笑)。
桜田:俺もバーテンの役をやって、お酒の作り方にすごい興味が出たんですよ。でもそもそもお酒自体、全然飲まないタイプで。バーテンの仕事はすごいと思いますし、お酒の世界も面白いと思ったんですけど、多分僕も封印します(笑)。家で作ったりもしなかったな~…。続編が出るなら、また一年やります(笑)。
HIROSHI:二人ともやらへんのかい(笑)。僕はカットはしなかったんですが、ドライヤーの練習はかなりしたので、自分の髪を乾かすのがめっちゃ上手くなりました。くせ毛だったのに練習してたらすごいサラサラになって(笑)。
桜田:すごい、そこに活きたんだ!
やってみたい職業はありますか?
桜田:俺…何もないです(笑)。働きたくない(笑)。
神谷:ないんですか。ニートですか(笑)。
桜田:ただ、見ていて「カッコいい」と思う職業はたくさんありますよ。パイロットや手に職をつけている方たちは「すごい」と思うんですけど、「やりたい」という想いまでは頑張れない(笑)。
神谷:僕はFBIです。昔からずっとFBIになりたくて。
HIROSHI:あー、言ってたね。
神谷:今でも「なりたい」ってずっと思ってるんですけど。
桜田:もうFBIかもしれないよ。入り込んでるだけで、神谷健太スパイ説あるよ(笑)。
神谷:いや~、危ないですよ、皆さん。どこから狙われてるか分からないんで気を付けてくださいね(笑)。昔から父と一緒にアクションの映画を観ていたので、その頃から将来の夢はFBIだったんですよ。で、小学校高学年の時に将来の夢について調べる授業があって、そこで「FBIは基本的にはアメリカ国籍じゃないとなれない」と知って。「国籍変えたい」と言ったらすごい怒られて諦めたんです。なので、役でもいいからやりたいですね(笑)。
HIROSHI:僕は人に何かを教えたりするのが好きなので、学校の先生がやりたいですね。英語の先生とか楽しそうだな~。
桜田:いそう。優しい先生。
HIROSHI:え、なんかありがとう(笑)。
神谷:久しぶりに会ったから、まだ距離が掴めてない(笑)。
初共演同士の皆さんですが、
撮影をともにする中で
印象の変化や「意外とこんな人なんだ」
と驚く部分はありましたか?
神谷:僕は今回、初めてこういった演技の場に参加させていただいたんですけど、最初の顔合わせの時に通様が通様でいらっしゃって、めちゃくちゃ緊張しました。もう僕の脳内だとレッドカーペットの上を歩かれていました(笑)。
HIROSHI:分かる分かる(笑)。
神谷:「直視できない」と思いましたもん。で、本読みの時も「やっぱりすごいな」と。それこそ手に「お芝居」という職をつけられているわけじゃないですか。「俺、絶対喋れないわ…」と思ったのを覚えています。でもいざ撮影が始まったら、その通様がこんな僕と話してくれて…(笑)。そこで印象がさらにプラスに変わりました。僕の想像の上をいくほど良い方で。
HIROSHI:通マジック(笑)。
神谷:気遣いも一流なんですよ。
桜田:そんなつもりはなかったんですけど(笑)。でもそれで言ったら、俺は神谷くんが一番印象が変わったよ。HIROSHIくんはずっと気さくなお兄さんって感じで顔合わせからずっと優しい雰囲気だったんですけど、神谷くんは衣装合わせの時に明るい髪の毛をちょんまげに結んで半袖ジャージで座ってて…(笑)。
一同:あははは(笑)。
神谷:悪気はなかったんですよ(笑)!
桜田:勝手に「役者の俺なんかと関わってくれるのかな」と思いましたもん(笑)。あのちょんまげはちょっとセンセーショナルだったよ(笑)。
HIROSHI:ダンサーだからね(笑)。
神谷:めっちゃ髪伸ばしてたんで、気合入れて結んでいったんですけどそれがダメでした(笑)。
桜田:気合の入れ方がヤンキーなのよ(笑)。でも、だからこそ撮影初日を迎えて話してみたら、すんごい人懐っこいし話すのも好きだし、物腰も柔らかいからびっくりした。何なら一番物腰柔らかいよね?
HIROSHI:うん、柔らかい。可愛らしさもあって、すぐに打ち解けられるし、みんなから愛されるキャラだよね。やっぱりみんながお互いにそれぞれの職業のイメージがあったんだと思います。通くんも一見クールガイでストイックな人だと思っていたら、ずっとポケモンとコーヒーと都市伝説の話をしてて(笑)。
桜田:俺と神谷くんはどちらかというとフィルターのかかりやすい職業だけど、バンドマンってステージの上でもそのままじゃないですか。なのでHIROSHIくんは最初から今日まで印象の変わらない唯一の人でした。最初っから本当に良い人だったから、最初はマジで疑ってました(笑)。距離の詰め方が異常なんですよ!
FAST:どんな詰め方なんですか?
桜田:本当に良い人というか、裏表がなさそうなんです。HIROSHIくんは最初っから表全開できたので、逆に詐欺師のような怖さがあったんですよ。「こんな良い人いる?」って(笑)。そしたらマジでずっと変わらなかったので「あ、本当に良い人なんだ」と。
HIROSHI:人が好きなんですよね。2人とも本当に違う世界の違う人たちだったんで、「何か自分でキッカケ作っていかないと絶対に踏みこめへんな」と思ったんです。「どうせ一緒にやるんやったらお友達になって帰ろう」って。
桜田:コミュ力高い。マジですごかった!
HIROSHI:そんなことないっす(笑)。僕は最初の扉を開けただけ。自分では「そんなにいけてたかな?」と思っているんですけど…。いざ扉を開けてみたら、通くんはすごい話し上手で会話の中心になってくれるし、神谷くんはずっと笑って場の空気を楽しくしてくれるし。
神谷:いや、扉も何もなかったですよ(笑)!普通、本読みの時ってガチガチのはずなのに、さっと入ってきてすごい近い距離で話しかけてくれて。
桜田:俺のイメージもそう。
HIROSHI:そんな風に言ってくれてありがとうございます(笑)。
シェアハウスのお話ですが、
共同生活の撮影はいかがでしたか?
桜田:ほぼシェアハウスしてたようなもんだよね。
HIROSHI:僕、ちょっと悔いが残っていることがあって。さっきも言ったように通くんが話の中心になってくれて場が盛り上がっていたんですけど、そこに僕が関西人的な気持ちで言ったボケが結構ウケなくて…。でもその時に神谷くんだけずっと笑ってくれていて。「ウケてる、良かった!」と思ったら僕がスベッているの対して笑ってて(笑)。その後すごい悩んで、マネージャーに相談してました。
桜田:いやいや、HIROSHIくんはめっちゃ面白かったですよ(笑)。俺、個人的に好きなエピソードがあって、大前提としてHIROSHIくんは本当に良い人だし現場でちゃんと芝居もやっていて、演技も初めてなのにセリフもいつもちゃんと入っている状態なんです。で、そんな中での休みの日は別に何をしてもいいじゃないですか。いつもHIROSHIくんはみんなを盛り上げるために楽屋でも積極的に話をしてくれていたんですけど、本当に唯一、一日だけ休憩中一切起きない日があって(笑)。普段ならギターを楽屋で弾いて、楽しそうなHIROSHIくんがマジでずっと横になっている日があったんですよ。「どうしたんだろう」と思っていたら、どうやらその前日に配信ライブをやられていたみたいで、そしてその後にメンバーで打ち上げがあったらしく(笑)。それまではバンドマンの雰囲気を見せずに「良いお兄ちゃん」だったのに、その一日だけゴリゴリにバンドマンで(笑)。
HIROSHI:やっぱりライブの次の日はちょっと出ちゃう(笑)。
桜田:個人的に面白かったです。完璧な優しいお兄ちゃんだったのに、その日だけは120%でバンドマンだったんですよ(笑)。
HIROSHI:打ち上げまでが本編ですから(笑)。
桜田:素晴らしい、バンドマンの鏡です(笑)。
FAST:神谷さんもその事件は覚えていますか?
神谷:あれだけはめちゃめちゃ覚えています(笑)。
HIROSHI:そこからどんどんとポンコツになっていきました(笑)。
Message From 『3Bの恋人』
By Dori Sakurada
この作品の見どころは、姿カタチも性格も全く違う3Bの3人が、三者三様ではるちゃんという1人の女性に恋をしていくところ。はるちゃん役の馬場ふみかさんもすごく明るく現場を盛り上げてくださって、俺ら3人、とても助けられました。はるちゃんと馬場さんのキャラクターが合っているからこそ、カメラマンさんの抑えるはるちゃんの表情が等身大でカッコよく見えたり、キュートに見えたりすると思うので、はるちゃんを自分に投影しながら楽しんで観ていただけるんじゃないかな、と思います。「3B」は世の中的にはあまり良い印象ではない言葉ですが、この作品の「3B」は優しくて自分の考えをしっかりと持っている3人なので、視聴者の方の恋愛の参考にもきっとなるはずです。「こういった男が少なくとも世の中に3人はいるんだ」というところも含めて楽しんで観ていただきたいですね。ヨシに関しては、最初は「こいつチャラいんじゃないか」と思ってしまうようなドキドキするシーンもあり…。ただ、いろんなことを経験した大人なヨシの恋愛の進め方や、そんな経験豊富なヨシが自分のルールを捨てながら、はるちゃんに対してなりふり構わず向かっていく姿には、是非注目していただきたいです。
By Kenta Kamiya
通さんも仰ってたように、「世の中的に付き合ってはいけないベスト3」と言われている3人の三者三様の物語が丁寧に描かれている作品です。「なぜ付き合っちゃいけないのか」、「果たして3Bは本当に悪いものなのか」といった部分まで考えることのできる作品になっています。ユウに関してはバンドマンという職業でありながら、はるちゃんに対して「言葉を伝えられないもどかしさ」や、それが故の「すれ違いのもどかしさ」が描かれているので、「果たしてユウの気持ちが伝わるのか」といった部分に是非、注目していただきたいです。作品を観て笑ったり感動したり、いろいろな感情を味わいながら観ていただけたら僕もすごく嬉しいです。
By HIROSHI
この作品の大枠と魅力に関しては2人が言ってくれた通りです。とにかく、それぞれのキャラクターの魅力を存分に味わっていただきたいですね。登場人物それぞれの色がありますし、セリフの中に思わずハッとさせられるようなものも散りばめられているので、この作品がきっと皆さんの背中を押してくれると思います。そしてヒロインのはるちゃん自身も、日常と非日常の境目のようなシェアハウス生活を過ごしていく作品。その生活のまだら模様の彩りを楽しんでいただきたいです。
ドラマL『3Bの恋人』
ABCテレビ:2021年1月10日(日)スタート
毎週日曜よる11時25分~
テレビ朝日:2021年1月9日(土)スタート
毎週土曜深夜2時30分=
※ほか地域でも放送。
地上波放送後TVer、Gyao!で見逃し配信あり
出演:馬場ふみか 神谷健太(THE RAMPAGE)
HIROSHI(FIVE NEW OLD)
八木アリサ みひろ 田村健太郎 永尾まりや
前山剛久 井上苑子 白川和子 /桜田通 ほか
主題歌:『Hallelujah』 FIVE NEW OLD
(etichetta/ワーナーミュージック・ジャパン)
桜田通(さくらだ どおり)PROFILE
1991年12月7日生まれ。
甘いマスクと絶妙な相槌で女性を翻弄する、女遊びが激しいバーテンダー・ヨシを演じる29歳。
神谷健太(かみや けんた)PROFILE
1995年5月27日生まれ。
THE RAMPAGEのメンバー。
人気急上昇中のバンド「Beyond Brooklyn」のボーカルで、音楽以外何も出来ないヒモ体質系バンドマンのユウを演じる25歳。
HIROSHI(ひろし)PROFILE
12月9日生まれ。
FIVE NEW OLDのボーカル/ギター。
素直で裏表がないものの、すぐに女の子にDMを送ってしまう甘えたがりな美容師・慎太郎を演じる。
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ディレクション:半澤暁
インタビュー・記事:満斗りょう
ページデザイン:笹和紗