本島純政
母が自分にとっての一番のヒーローであり、
ファンの存在が頑張れる原動力
今期の仮面ライダーシリーズ『仮面ライダーガッチャード』にて、主人公の一ノ瀬宝太郎を演じる本島純政さん。そんな本島さんの魅力を探るべく、ご自身の人となりや俳優としての自分、プライベートについてお聞きしました。また、情報解禁されたばかりの映画『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ』 についても語っていただきました!
<『仮面ライダーガッチャード』>
令和仮面ライダー5作目となる本作品では「錬金術師」がテーマ。その秘術によって生み出された、この世の万物を模した101体の人工生命体「ケミー」を、仮面ライダーガッチャ―ドである高校生の主人公・一ノ瀬宝太郎が回収するために戦いを繰り広げていく。
『仮面ライダーガッチャード』にて
本島さんが演じる一ノ瀬宝太郎は
明るい性格とのことですが、
ご自身と比べた時に共通点などはありますか?
明るいところは少し似ている部分があるのかなと思います。僕が主演が決まったときに不安になっている場合じゃないと気持ちを切り替えることができたみたいに、一ノ瀬宝太郎も、突然仮面ライダーになって未知の領域に踏み込み不安もあったと思いますが、でもそれよりも「楽しんじゃえ」という気持ちに切り替えられる性格なので。僕自身も今、撮影をすごく楽しんでいますし、そういうところは共通しているのかなと思います。
小さな頃からそういう性格だったのでしょうか?
どうなんだろう……。でも小さい頃は今みたいに目標という目標がなかったので、そこまで何かと真剣に向き合ったことがなかったかもしれません。昔からギターが趣味で、小学三年生の時に母にやりたいって言って買ってもらったんのですが、それは諦めずに続けられました。
ちなみにギターの腕前はどのくらい?
基本的になんでも弾けるかもしれません(笑)。
それはすごい……。
一ノ瀬宝太郎の創作料理が印象的ですが、
本島さんは普段から料理はされますか?
結構するほうだと思います。お好み焼きとかフライパンで作ったりしますよ。あとは現場にはサラダチキンを持っていくようにしています。鶏むね肉をネギの青い部分と一緒に茹でると、お肉の臭みが消えていいんですよね。料理は元々するほうでしたが、宝太郎を演じるようになってからその機会が増えましね。
健康面はやはり不安ですよね……。
忙しい中、お休みの日は
どのようにお過ごしですか?
本当はふらっと旅行に行きたいんですけど、そんな体力は残っていなくて、基本的に家にいますね。小さいころはアメリカとか行ったことがあるんですが、改めてアメリカとか定番の海外の旅行先にも行きたいですし、国内海外問わずに全く行ったこともない場所にも行ってみたいです。
行ったことのない場所?
はい。有名でも有名じゃない場所でも良いので、知らないところに行って自分で発掘したいですね。マイナーな島とか。有名だから行くというのも楽しいと思いますが、自分が知らない未知の場所に行ってその場所の雰囲気を楽しみたいというか、そこで新しい感性も磨かれるんじゃないかなって思うんです。常に新しい発見をしていくことも役者として大事なことだと思っているので、そんなことができるような旅行をしてみたいです。
なるほど。
宝太郎は作中で“自分だけの何か”を
探していますが、本島さんは
俳優以外の道で何か夢はありましたか?
それが特になかったんですよね。小学生の頃に作文で「総理大臣になりたい」と書いたことはありましたが、今思うとなんでなのか全く分かりません(笑)。偉くなりたかったのかな(笑)。
その頃は戦隊シリーズを
ご覧になっていたのでしょうか?
仮面ライダーシリーズは実は今までそれほど観ていなくて、小さい頃はスーパー戦隊シリーズのほうが観ることが多かったです。でもすごくヒーローに対する憧れは昔からありました。
本島さんにとってのヒーローは
お母さんだと伺いました。
はい。不安になってしまったりときはいつも母が背中を押してくれて、それこそオーディションの時もそうでした。他にも僕が撮影を終えて帰宅した時に、「お風呂沸いてるよ」とかいろんな気遣いをしてくれるのがすごくありがたくて、母がいなかったら頑張れていないと常々思います。これは当たり前のことではないと思うし、母も仕事や家事で疲れているはずなのにこうして支えてくれているので、いつか恩返しできたらいいなと思っています。
俳優を志し始めた時も、お母さんが支えに?
そうですね。俳優を目指すという意思が自分の中で固まった時もすぐに母に伝えました。その時も特に反発されることはなく、「頑張れ」と背中を押してくれました。
俳優を目指したきっかけは
何だったのでしょうか?
元々映像作品が好きだったというのが理由ですね。昔から映像作品を観ては喜怒哀楽してきて、僕も喜ばせる側になれたら嬉しいなと思ったんです。中学生の頃はただ単に映画が好きだったのですが、高校生になって進路希望の紙を渡された時、俳優の道が真っ先に頭に浮かびました。
そして現在
目覚ましい活躍をされている本島さんですが、
頑張ることができる理由や
原動力となっているものは何ですか?
ファンの方々からの応援ですね。SNSでいただける「観てます」とか「頑張ってください」などのメッセージもそうですし、僕の中で励みになっています。それから仮面ライダーを演じさせていただいて、小さい子が変身ポーズの真似をしてくれたりするのを見ると、もっと頑張って良い作品にしたいなと思います。そういったファンの皆さんからの声が、僕が頑張る活力になっていると思います。
最後に、
映画『仮面ライダー THE WINTER MOVIE
ガッチャード&ギーツ』の公開が
発表されました。
映画の見どころを教えてください。
今回、仮面ライダーガッチャードと仮面ライダーギーツの映画の公開が決まって、僕自身もとってもわくわくしています! 宝太郎と浮世英寿は真逆のキャラクターなので、2人がどう出会って、そしてどんな化学反応が生まれるか注目してもらいたいです。 見どころとしては、劇場版ならではの大迫力アクションシーンは勿論のこと、笑いあり、涙ありの盛り沢山な内容になっていて 一瞬も目が話せない作品になっていると思います! 今はまだここまでしか話せないですが……(笑)公開をお楽しみに!
本島純政
もとじま じゅんせい
撮影は本島さんの元気なあいさつからスタート。椅子をカッコよく使いこなし、無邪気な笑顔から18歳とは思えない色気のある表情まで様々な顔を見せてくださいました。撮影が終わると、見守っていたスタッフ全員とモニターをチェック。写真を見て「僕、撮影に慣れてきましたね!」と嬉しそうにお話しされていました。FAST初登場、ありがとうございました!
2005年1月5日生まれ。
2023年3月にアミューズに所属。過去の出演作に、ドラマ『ハヤブサ消防団』(‘23)、『4月の東京は…』(‘23)、『3年VR組』(‘23)、Paraviオリジナル 人生ドラマ劇場『クロちゃんずラブ~やっぱり、愛だしん~』(‘23)などがある。
SUPER HANDSOME COLLECTION
「HERE WE AHHHHH!」出演決定
発売日:2023年12月20日(水)
予約開始日:2023年10月24日(火)18時〜
『仮面ライダーガッチャード』
毎週日曜午前9時よりテレビ朝日系にて放送中
原作:石ノ森章太郎
脚本:長谷川圭一 内田裕基 ほか
音楽:高木 洋
アクション監督:福沢博文
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)
監督:田﨑竜太 ほか
出演:本島純政 松本麗世 藤林泰也 安倍乙 富園力也 熊木陸斗 沖田絃乃 宮原華音 坂巻有紗 加部亜門 南野陽子 石丸幹二
©️石森プロ•テレビ朝日•ADK EM•東映
映画『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ』
2023年12月22日(金) 公開決定
※Team Credit
カメラマン:田中丸善治
ヘアメイク:木内真奈美
スタイリスト:石橋修一
インタビュー:小枝指優樹
記事:小枝指優樹/緒方百恵