池田匡志×堀 夏喜
どう考えたって非の打ち所がない
2021年に俳優デビュー後、2023年に出演したスーパー戦隊シリーズ『王様戦隊キングオージャー』で一気に注目を集め、映画に舞台と引っ張りだこの池田匡志さん。FANTASTICSのパフォーマーとして人気を博すほか、ドラマ『きみは面倒な婚約者 プラチナ編』ではW主演を務めるなど、多方面で活躍中の堀 夏喜さん。後編では、二人がW主演を務めるドラマ『雨上がりの僕らについて』にちなんだ質問を投げかけてみました。撮影現場の雰囲気のよさが伝わってくる対談です。

胸キュンシーンなど至近距離での撮影も多かったかと思いますが、相手の美のポイントを教えてください。
堀:いや、どう考えたって、(池田は)非の打ち所がないですよね。
池田:いやいやいやいやいやいや!そんなことはない。
堀:顔のパーツの美しさといい、肌のキレイさといい。
池田:いやいやいやいや!それはもう、そっくりそのままお返ししますよ。
堀:この至近距離で見ても、まったく粗さがないです。
池田:ちょっと、やめて(笑)!
堀:肌も、きめの細かさしかない。
池田:そんなことないよ!でも、うれしいです。
池田さんから見た堀さんは?
池田:やっぱり、スタイルがいいですよね。鍛え上げられた筋肉も美しいですけど、手の指の長さとか筋とか。
堀:ちょっと男らしい系の?
池田:そう!ぜひ注目して見ていただきたいです。この筋!
堀:漢字一文字で「筋」でお願いします(笑)。
池田:カラダの大きさもカッコいいなと、男の僕から見ても思います。
堀:フフッ。あっ、そうだ!あと、池田くんはお芝居をしているときに声を変えているのがスゴいなと思いました。ずっと、声を高くしてたよね?
池田:うんうん。
堀:カメラが止まると通常の池田氏に戻って、またカメラが回ると奏になっていくという、そのオンオフを僕は見ていたので。
池田:自分では、常にスイッチを入れているつもりではあるんですけど。もともと地声が低いので、朝が早かったり、喉が疲れてきたりすると(声が)低くなっちゃうんです。自信があるように聞こえてしまうというか。演じる時は普段よりも柔らかく話すことを心がけました。

奏は「ネガティブピュアボーイ」、真城は「押しが強めの天然男子」ですが、同様に、お互いのキャラクターをひと言で説明していただけますか。
池田:「○○ボーイ」みたいなことですよね? 堀くんは、えっと~、高身長……。
堀:うん。
池田:ストイックボーイ。
堀:おー。
池田:「高身長ストイックダンスボーイ」かな。
どのへんがストイックなのでしょうか。
池田:もう、トレーニングと食事の管理がホントに細かすぎて。でも、そこまでするのが自分にとっての正解なんだもんね?
堀:うん、そうだね。
池田:それを徹底できているのがスゴいなって、尊敬します。
堀:池田くんは、「好奇心旺盛ボーイ」ですね。とにかく何にでも興味を示してくれるし、会話の種を拾うのがうまいというか。
池田:そうかな~?
堀:今日も、「ちょっと髪伸びた?」と声をかけてくれたりとか。ホントにちょっとしたことなんですけど、そういうのを拾うのがうまいなと思います。
池田:それ、いいこと?
堀:もちろん、もちろん!
池田:ありがとう(笑)。でも、確かに好奇心高めかもしれないです。

クランクイン前のインタビュー記事を拝読したら、お互いを「池ちゃん」「ほっくん」と呼びたいと……。
池田:あっ、そうそう!
堀:「池ちゃん」て1回も呼んでないかも。
池田:呼んでない!「ほっくん」は、たっまーに呼んでるよね。
堀:ほんっとに、たまにね。
池田:あとは「堀ちゃん」と呼ぶこともあったかな。でも、基本的には役名で呼び合っていたから、僕は「まっしー」って。
堀:そうだね。「奏」って呼んでた。それがもう定着しちゃって。
池田:でも、それはいいことですよね。ドラマの撮影中は。あっ、「奏」といえば!NGシーンが印象に残ってるんだよね。
堀:えっ、なになになに!?NGシーン?
池田:「奏」って、言いにくいじゃん。めっちゃいいシーンで……。
堀:あー!!喫茶店のシーンだ!
池田:そう!
堀:僕が「かなで」って言うのが苦手なんですよ。
池田:発音的に言いにくいんだよね。
堀:そう、グダッと流れやすいんです。それで、めっちゃいい場面なのに、最後の最後に「奏」と言うときに思いっきり噛んじゃって。笑い飛ばしちゃえばいいのに、僕はずっとマジで悔しがっていたという(笑)。
池田:あれがかわいすぎて!NGにしないで、そのまま放送してほしいくらい。
堀:あれは、第8話かな?
池田:ぜひ、“このシーンかな?”と思いながら観てください(笑)。
堀:もしかしたら、メイキングで観られるかも!?
せっかくの機会なので、お互いに聞いてみたいことを質問し合ってみませんか。
池田:ヤバい、くだらないことしか思いつかない……。
堀:えっ、でも、なんでもいいんですよね?
池田:じゃあ、1回、思いついたことを言ってみてもいいですか?あのさ、洗面所のタオルあるじゃん。
堀:うん。
池田:何日に何回替える?
堀:あー。
池田:そういうことしか思いつかなくて。ダメだなー。もっと、「あの撮影のときの~」とか聞けたらいいのに……。
堀:たぶんね、週に……。
池田:あっ、答えてくれるんだ(笑)?
堀:週2ぐらいかな。毎日は替えない。
池田:そうなんだ。僕は2日に1回替えます。
堀:ちゃんと周期があるんだね。
池田:うん。もし1回しか使ってなくても替えちゃう……こんな話、楽屋でしろよって感じですよね(笑)。
堀:いや、こういうことでいいんですよね?

もちろんです!
堀:じゃあ~、1週間休みがあったら何をするか、聞きたいです。
池田:うっわー!1週間かぁ……旅行したい!
堀:どこに?
池田:海外!
堀:海外の?
池田:僕ね、人生で1回はスイスに行ってみたくて。
堀:へー!なんでなんで?
池田:スイスの大草原というか、絶景がすごく好きで。
「アルプスの少女ハイジ」のイメージ?
池田:そうです、ハイジのイメージ。
堀:あーっ、アルプスね!
池田:あと、オーロラを見てみたい。じゃあ、逆に1週間休みがあったら何をしたい?
堀:フランスに行きたい!
池田:おー!ヨーロッパだったら、一緒に行こう!
堀:そうだね。途中まで一緒に行って、乗り換えのときに分かれればいいもんね。
池田:えっ、別行動なの!?
堀:あっ、一緒に回るの?じゃあ、1週間じゃたりないって。
池田:たりないか。
堀:どうせなら、ヨーロッパ1周とかしたいな。
池田:そうだね。オランダとかも行ってみたいし。でも、ヨーロッパでも筋トレするんでしょ?
堀:いや、もういい、もういい!もう休ませて(笑)。

まだ、プライベートで出かけたりはしていない?
堀:まだ、ないです。
池田:できてないね。でも、このドラマの撮影中はほぼ毎日、二人で焼肉の話をしてましたよ。
堀:そうそう、「腹減ったね」「今、焼肉だったら何を食べたい?」「ハラミ!」って。
池田・堀:「だよなー!」
堀:みたいな(笑)。
奏と真城は初デートで水族館に行きますが、お二人は……。
池田・堀:焼肉!
池田:焼肉って、“結構、焼く派なんだー”とか、性格が出るんだよね。
堀:そうそうそう!“焼いてる間、ちょいちょい(肉に)触るな”とかね(笑)。
池田:わかる(笑)!なので、まずは焼肉デートをしたいです。
堀:俺はトングを離さないタイプなんで。焼肉奉行系でやってます(笑)。

撮影では雨っぽさのあるエメラルドと自然体な緑をバックに撮影させていただきました。撮影が始まると池田さんが堀さんに「楽しもう!」っと明るく声をかけていて、いいコンビなんだなと最初から感じました。
前編では2ショットでしたが、後編はなんと同じ場所で別々で撮影させていただきました。待ち時間にもお二人ともスタッフとも気さくに接してくださり、取材全体和やかな雰囲気の中で進めることができました。
これからもキレイな顔立と男らしくも、時々お茶目で、お芝居に対して真面目な池田さんと、身長、スタイルが抜群で、クールな雰囲気もありつつも、気さくでサラッと笑いを誘う堀さんのご活躍を応援しております。
お二人とも初登場ありがとうございました。
池田匡志
いけだ まさし
1999年12月13日生まれ。
最近の出演作に、NHK総合『ワタシってサバサバしてるから2 』(‘25)、テレビ東京『今夜は…純烈』(‘25)、『ROOM〜史上最悪の一期一会』(‘24)、映画では、『闇金ドッグスX』(‘24)、『爆上戦隊ブンブンジャーVSキングオージャー』(’25)、がある。

堀夏喜
ほり なつき
1997年8月6日生まれ。
最近の出演作に、テレビ朝日『きみは面倒な婚約者 プラチナ編』(‘25)、CBC『スパイの人事部』(‘24)、MBS『サブスク不倫』(‘23)、映画では、『女神降臨 After プロポーズ編』(‘25)、『女子大小路の名探偵』(‘23)などがある。

©らくたしょうこ・一迅社/「雨上がりの僕らについて」製作委員会
ドラマNEXT「雨上がりの僕らについて」
毎週水曜24:30~テレ東系にて放送中
池田さん
スタイリスト:徳永貴士(SOT)
ヘアメイク:MISU(SANJU)
堀さん
スタイリスト:中瀬 拓外
ヘアメイク:福田翠(Luana)
カメラマン:鈴木寿教
インタビュー:林桃
記事:林桃/有松駿