2号車カイ『Never Mine』
『Never Mine』 from KAI
この曲は曲の質感と歌詞の質感が違う曲。曲はしっとりとしていて静かに乗れるタイプの曲調なのに、歌詞はマットで割と乾いた世界観なんです。そこのギャップは今までの超特急の大人っぽくてセクシーな曲とは違う気がします。『We Can Do It!』や『Body Rock』は曲調もカッコよくて歌詞もしっとりとした質感だったんですよ。それこそお互いに「愛し合っている」みたいな。でもこの曲に関しては、もう関係性が終わってしまっているんですよね。
だから『Never Mine』なんですね。
そうですね。世界観として乾ききってしまっているんです。曲のウェット感と歌詞のマット感、そのコントラストが面白いな、と思いますね。歌詞に注目して聴くと切ないけれど曲はガッツリ乗れると言うか。どちらの聴き方でも聴いてみてほしいです。
カイさんのティザー映像は
どういったイメージで作られたんですか?
ティザーは歌詞の世界観や各々の担当を踏襲して監督とチームの方々が作ってくれました。僕の場合は起きてヘッドフォンして音楽を聴いて、でカセットを変えてコーヒーを飲んでまた寝る…という(笑)。他のメンバーは割と「動き」があるんですけど、僕はソファーから全く動かなかったです(笑)。
歌詞の「乾ききった世界」の
イメージなんですかね?
「他者のいない世界」というイメージは乗っかっているかもしれないですね。だからこそ無気力というか、コテコテにやりすぎないように考えて撮影に挑んでいました。監督が割としっかりと世界観を作りこむ方なので、僕はあえて作りこみ過ぎないように意識しましたね。
ティザー映像は全て同じ監督さんなんですか?
そうです。同じ監督が全員分撮ってくださって。がっつりセットも違いますし、メンバーの差があるので観ていて面白いと思います。是非、比較しながら観てほしいです。
2号車:カイPROFILE
1994年9月27日生まれ。
そっと手を添える真直な優しさを抱き、昂然とした青海のように波打つ26歳。