佐野勇斗
火曜ドラマ「君の好きは無敵」
“好きなもの”をM!LKに置き換えて
明日から放送開始のドラマ「君の好きは無敵」(TBS系、毎週火曜22:00~)で、訳ありのキャラクターデザイナー・瀬尾深月を演じている佐野勇斗さん。演じる役や、共演する松本若菜さんとの現場でのエピソードなどをうかがいました。
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<あらすじ>
草壁杏奈(松本若菜)は、超大手の経営コンサル会社の第一線でバリバリ活躍する有能なコンサルタント。ところが、ある日突然「FIRE(早期リタイア)します!」と経済的自立を理由に颯爽と退職。悠々自適な暮らしを満喫するかと思いきや、本当のところは、そこまで生活に余裕はなく、気まぐれに隙間バイトをして暮らす日々。実は思うところがあり仕事を辞めた。そんな中、杏奈は小さなデザイン会社の領収書整理の隙間バイトをすることに。依頼主はキャラクターデザイナーをしているという瀬尾深月(佐野勇斗)。“かわいいもの”を生み出せるとは到底思えない超絶偏屈変人男で、できれば関わりたくないタイプ…。ところが、世間知らずの瀬尾が悪徳クライアントから法外に安い値段で仕事を引き受けているのを目撃した杏奈は、持ち前の正義感で瀬尾を救う……はずが、まさかの大失敗!! 償いとして彼のキャラクター作りを手伝うことになり…!?
佐野さんはメインでTBS系の火曜22時枠に出演するのは今作が初めてだそうですが、出演が決まった時の気持ちと、M!LKのメンバーからどんな反響があったかを教えてください。
僕はずっと“「火10」に出たい”というのを「叶えたいものリスト」の 1つに入れていたんです。ただ、自分の中ではそのチャンスが来るのはもうちょっと先かなとなんとなく思っていたので、今回のお話しをいただいて、しかも松本若菜さんと共演ということで、とても嬉しかったです。メンバーに伝えた瞬間に「やったな!」と言ってもらい、握手を交わしました(笑)。
瀬尾深月は「偏屈変人の訳ありキャラクターデザイナー」という役どころですが、瀬尾を演じるにあたり、どんな役作りをされたのでしょうか。
僕自身は瀬尾を「偏屈」という一言だけでは片付けられないと思っています。ただまっすぐに「好きなもの」を追求して、自分の中で筋を通してやっていることが、周りからするとちょっと偏屈だと思われたりするので、一番は「キャラクターが好き」という気持ちを大事に演じようと思いました。僕の中でずっと好きなのはやっぱりM!LKなので、「好き」なものの対象は置き換えやすかったです。あと、瀬尾は30歳という設定なのですが、子供っぽい発言をするときもあるので、そういう大人っぽくないところは少し意識しています。
本作の主人公・草壁杏奈を演じる松本若菜さんにはどんな印象がありましたか?
ドラマなどで若菜さんのご活躍を見させていただいていて、ずっと共演してみたいなと思っていたんです。そう強く思ったのがバラエティでご一緒した時で、僕はその時勝手に、ちょっとシンパシーを感じたというか「この方と共演したい!」と直感的に思ったんです。そう思った理由を言語化するのが難しいんですけど、若菜さんに初めてお会いした時に「以前、バラエティでお世話になりました」って言ったら全く覚えてなくて(笑)。ドラマの撮影が始まってからは、想像以上にとても真面目な方でした。その真面目で努力している姿を人には見せようとしない方でもあって。以前、バラエティでご一緒した時、若菜さんがものすごくちゃんとやられていて、その上でちょっとふざけるんですよね。そういうところもかっこいいなと思います。
お二人の掛け合いがこの作品の見どころでもあると思いますが、実際にお芝居で対峙してみて、いかがですか?
若菜さんはツッコミがめっちゃうまいんですよ! 僕が演じる瀬尾は、まっすぐが故に、若菜さん演じる草壁に対して「普通ならこう言うだろうな」っていうことを全く違う風に言ったりするんですけど、そこへのノリツッコミが本当に面白くて。特にこの前撮ったとあるシーンは結構刺さってしまって。僕は笑いのツボが浅い方ではないのですが、そのシーンはめちゃくちゃ面白かったです。草壁さんにも大事にしているものや過去の部分、まっすぐさがあるのですが、若菜さんだとそれを演じている感じがしないというか。本当に役に入っているんだなと感じます。
ノリツッコミというのは、台本に元々書いてあるものをそのまま言っているのに笑ってしまう、ということですか?
そうなんです。その台本に書いてあるものを、芸人さんのような間とテンションで言ってくるので、共演者の方のなかでもなかなか見たことないです。
さらに、今作では魅力的な共演者の方々がいらっしゃいますが、注目してほしい関係性や現場でのエピソードがあれば教えてください。
まだご一緒できていない方もいるのですが、藤井(隆)さんは今回初めてご一緒させていただきました。子供の頃からテレビで見ている方なんですけど、本当に物腰が柔らかくて、学ぶことも多いです。お芝居もめちゃくちゃ面白くて、そこもすごく魅力的だなと思います。それと、本郷奏多くんが演じる大三島匠は見ている人にとっては「嫌なヤツ」と思うような悪い人のポジションなのですが、同じ事務所の先輩でもありますし、僕が20歳の頃に共演した時の昔話や、奏多くんがハマっているポーカーの話などで盛り上がりました。
今作はキャラクタービジネスがテーマですが、このドラマを通じて驚いたことや発見したことは何かありますか?
僕もずっと好きなキャラクターがいるのですが、僕の日常の中では当たり前にいるし、それこそこの仕事にも少し影響している部分もあるのですが、それを作り出した人がこの世にいるんだなって当たり前のことですけど改めて認識できたというか、そういうことを考えましたね。
では、ドラマを楽しみにしている視聴者の方へメッセージをお願いします。
今って、自分の気持ちに正直になれないというか、どこか自分で自分の気持ちに蓋をしてしまって、限界を決めてしまう人はたぶん自分も含めて多いと思うんです。そこを僕が演じる瀬尾自身は貫いていて、自分が「かわいい」や「好きだ」って思うものを、人生を生きる上でのエネルギーにしている人なんです。なので、皆さんも自分の「好き」や「推しがかわいいからがんばるぞ」という気持ちに素直に生きてみようかなと、このドラマをみて少しでも思ってもらえたら嬉しいです。
佐野勇斗
さの はやと
1998年3月23日生まれ。
最近の出演作に、テレビドラマでは、テレビ朝日系『おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-』(‘26)、日本テレビ系『ESCAPE それは誘拐のはずだった』(‘25)、NHK『ひとりでしにたい』(‘25)、映画では、劇場版 『トリリオンゲーム』(‘25)、劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』(‘25)、『六人の嘘つきな大学生』(‘24)などがある。俳優のほかM!LKのメンバーとしても活動している。
テレビでおなじみの明るく親しみやすい雰囲気はそのままに、インタビューでは、瀬尾というキャラクターへの深い理解と、作品に真摯に向き合う姿勢がひしひしと伝わってきました。M!LKに対する「好き」という気持ちを役作りに重ねるエピソードも印象的で、グループ愛が本当に強い方なのだと実感できたひとときでもありました。後編では、さらに佐野さん自身やグループ活動についてインタビューをしています。お楽しみに。
©TBSスパークル / TBS
火曜ドラマ『君の好きは無敵』
TBS系 2026年7月14日(火)スタート
毎週火曜 22:00~22:57
【出演】
松本若菜 佐野勇斗
小野花梨 金田哲(はんにゃ.)中村隼人
白本彩奈 島崎和歌子 藤井隆
髙嶋政伸 本郷奏多 白石加代子
【スタッフ】
製作:TBSスパークル / TBS
脚本:宮本武史
プロデューサー:岩崎愛奈
協力プロデューサー:小髙夏実
演出:竹村謙太郎 / 府川亮介 / 渡部篤史 / 尾本克宏 ほか
編成:吉藤芽衣
取材協力:株式会社サンリオ
【配信情報】
TBS FREE / TVer(ティーバー)
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:望月光(LEIMAY)
スタイリスト:伊藤省吾(sitor)
インタビュー:根津香菜子
記事:根津香菜子/相澤花菜