醍醐虎汰朗
小さい頃に始めた格闘技の経験が、アクションシーンに活きています
9月11日から公開の映画『マッチモンド』で、ケンカは最弱ながら仲間だけは決して裏切らない主人公・都蔵ミキオを演じた醍醐虎汰朗さん。インタビュー後編では、アクション作品に活かされているという格闘技の経験やオフの日の過ごし方、本作の設定にちなんで「今マッチングしたいもの」などについて語っていただきました。作品とあわせて、醍醐さんの飾らない素顔にぜひご注目ください!
アクションとの関連でいうと、醍醐さんは幼少期から空手やボクシングなどの格闘技をされていたそうですが、始められたきっかけは何ですか?
母に勧められて始めたんですが、正直に言うと、小学1年生だった当時はあまりやりたくなかったんです(笑)。それまで格闘技の世界に触れたことがなかったので、最初は泣きながら頑張って通っていましたね。
空手やボクシングは、アクション作品ではどのように活かされていると感じますか?
「殴り方がわからない」という感覚は、僕はあまりないんです。体の使い方の基礎が、格闘技を習っていたおかげで小さい頃から自然と身についていたので、この部分はアクション作品で活かされているなと感じます。今となっては本当にありがたい習い事をさせてもらっていたんだなと思いますね。
今でも格闘技をやられるのですか?
今は全然やっていなくて。実は少し前に、久しぶりに始めてみようと思ってキックボクシングのジムに通ったのですが、理想的な強度ではできなくて、物足りなさを感じてやめちゃいました。
ケガなどしてしまうと怖いですもんね。
はい、俳優という仕事柄、怪我のリスクを考えるとスパーリングのような実践的なものは、がっつりできないんですよ……。
激しいアクションシーンがあったときの、心と体のリカバリー方法やオフの過ごし方があれば教えてください。
割と体を動かすのが得意なほうなので、アクションに関しては淡々と頑張るだけ、という感じで、普通のお芝居よりも気を張らずにできます。撮影が終わった後はサウナに行って、体の疲れを取るくらいですね。
頭を使って考えさせられるような作品や役のほうが逆にしんどい、ということですか?
そうですね、その方がしんどいです(笑)。
そういうときも、サウナでリラックスを?
そういうときはサウナよりも、お酒を飲んで、友達とワイワイして気持ちを上げますね。重ためなシーンが多い作品のときは、そういった日常の楽しさを思い出して頑張っています。
いいですね! 少し話は変わりますが、本作のマッチングアプリにちなんで、醍醐さんが今、「マッチングしたい」と思うものはありますか?
おー、面白いですね。マッチングしたいもの、ですか……。あ!筋トレの補助をしてくれる人とマッチングしたいです。最近筋トレにハマっているのですが、今通っているのがパーソナルではなくて。「あと一回頑張りたいな」というとき、友達と予定を合わせて合同でトレーニングをするのではなくて、サポートしてほしいその瞬間だけ、マッチングして補助してもらえたら、すごく便利だなと思います。
筋トレサポーターとマッチング、いいですね。筋トレはメンタルも大事だとよく聞きますが……。
そうですね、体以上にメンタルが鍛えられると思います。日々自分の限界と戦うことで、「昨日より今日のほうが成長している」と実感できるんです。普段の生活では昨日の自分と比べることってあまりないですが、筋トレは記録が残るので、強制的に自分の成長と向き合える。大人になると、目に見える成長を感じられる環境って意外と少なくて、何となく毎日を過ごしてしまいがちなので、そういう意味でも筋トレはすごくいいなと思っています。
ミキオもまひろもタイプは違いますが、かっこいいですよね。では、醍醐さんが思う「かっこいい人」は、どのような人ですか?
佇まいなど、どっしりと構えている人は、やっぱりかっこいいなと思います。強く当たるとかではなくて、余裕がある感じですね。一本太い線が通って見える人は、いつ見てもかっこいいです。
具体的に憧れている方はいらっしゃいますか?
わかりやすく言うと、小栗旬さんのようなどっしりとされている雰囲気を持っている方に憧れます。普段生活しているなかでも時々、「この人はたぶん考え方がすごく大人で、ちゃんとしているんだろうな」っていう方もいます。佇まいだけでそういうのが伝わってくるのはすごいなと思います。
さて、「喧嘩は、何か譲れないもののためにするものだ」というまひろのセリフは印象的です。「譲れないもの」は醍醐さんご自身にもありますか?
最近はそういうのがなくなってきて、いろいろ譲れるようになってきました。
きっかけは何かあったのでしょうか?
年齢ですかね(笑)。少し前までは「こうじゃないと嫌だ」とか、どちらかと言えば自己中心的なほうだったのですが、最近は「いいよ」のほうが多くなってきましたね。たとえば、友達と「何食べる?」みたいな話になったとき、僕は「ラーメンがいいな」と思っていても、周りが焼肉の流れだったら「いいね」って、合わせられるようになりました。
今までなら、「ラーメンがいい」と言っていたのですか?
はい。もう子供みたいに「俺、ラーメンがいい!」と主張していました(笑)。
では最後に、映画を観てくださる方へのメッセージと、見どころポイントを教えてください。
“マッチングアプリ”と“喧嘩”って聞くと、意外な組み合わせだなと思われる方も多いかもしれません。でも現代にはマッチングアプリ自体身近にありますし、何よりこの作品は、テンポが良くて疾走感があるので、ストーリーがスッと頭に入ってくると思います。 アクションに関しても、本当に当てているから痛そうで、派手なんです。俳優部みんなが技を作りながら頑張って作ったアクションシーンなので、そこはぜひ一番に注目して観ていただけたら嬉しいです!
醍醐虎汰朗
だいご こたろう
2000年9月1日生まれ。
最近の出演作に、ドラマでは、NHK「雪煙チェイス」(‘26)、MBS「ifの世界で恋がはじまる」(‘25)、Netflix「今際の国のアリス シーズン3」(‘25)、映画では、『ロマンティック・キラー』(‘25)、『恋に至る病』(‘25)、舞台では『千と千尋の神隠し』(‘22~‘26)などがある。
暑い中、屋外での撮影でしたが、こちらの要望にも快く応えてポーズを決めてくださり爽やかすぎる醍醐さんをカメラに収めることができました。虫が近くに飛んできて思わず逃げちゃうお茶目な(?)姿もありつつ……。撮影場所への移動中もこちらの質問に色々と答えてくださるなど、終始和気あいあいとした取材になりました。映画『マッチモンド』の迫力あるアクションを、ぜひ劇場で体感してください!醍醐さん、約5年ぶりのFASTへのご登場ありがとうございました。
© 2026マッチモンド製作委員会/堀内祥吾・少年画報社
■タイトル: 『マッチモンド』
■出演: 醍醐虎汰朗 勝木将慶
川﨑帆々花 辻陸 長田拓郎 渡辺大貴 上野凱 キャッチャー中澤
木村魁希 安部生吹 木下暖日 中山翔貴 平埜生成
月野有菜 西村怜音 小野二千翔 塩崎翔太 三辻拓海
赤名竜乃介 キマーニ 山浦功太郎 砂村零大
前田公輝 山口祥行
■原作:堀内祥吾『マッチモンド』(少年画報社「ヤングキング」刊)
■監督:倉橋龍介
■脚本:阪元裕吾
■アクション監督:川本直弘
■音楽:遠藤浩二
■制作プロダクション: 楽映社
■制作協力:TOKYO CALLING
■配給協力:ティ・ジョイ
■配給・宣伝:ライツキューブ
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:小原梨奈
スタイリスト:MASAYA
インタビュー・記事:相澤花菜