水沢林太郎
役の影響でコロコロ性格が変わる
ユーモラスで飄々としたキャラクターでありながら、どこかクールな一面も感じさせる。水沢さんというキャラクターを一言で説明するのは、非常に難しい。ご本人もその時々の役によって性格がコロコロ変わると言うほどだ。そこで今回は掴みどころのない彼のパーソナルな情報を、趣味や仕事、将来についていのインタビューから、深掘りしていきたいと思う。
自己分析するとどんな性格ですか?
役の影響で性格がコロコロ変わるんです。今は『恋に無駄口』のマヤの影響もあって明るくなっていますが、本当に暗い役の時は暗くなって、人と関わらない時期とかもあったりします。マヤの役でいると笑顔が増えて印象が良くなって(笑)。なので、この役から抜けたくないんです。長い時間、役のことを考えていると、何か心も寄っていきます。暗い役が続くと暗くなる。でも元々割と暗い性格で、家からあんまり出ないタイプだったんです。最近知り合った人にはそれを言うと、絶対嘘だろって言われますけど(笑)。
今ハマっていることは何ですか?
漫画集めです。本がもともと好きで。それこそ最近、『恋に無駄口』を買ったんですが、家に7巻が2冊あるんですよ(笑)。自分で買った分と、福山リョウコ先生がサインを書いて送ってくださった分。そのサイン本もとても嬉しかったんですが、クランクアップの時にさらに先生が色紙を書いてくださったんです。そこに僕が演じたマヤが「水沢、お疲れ!」って言ってるイラストが描かれていて。嬉しすぎて現場でちょっと泣きました。今は漫画を一緒に飾ってます(笑)。もともと、昔から何かしら集めたがる癖があるんです。メガネにしろ、本にしろ、服にしろ。小6の時はコンバースにハマっちゃって全色集めました。玄関にコンバースの虹ができました(笑)。ただ成長期だったから、サイズが合わなくなってしまって、全部履けなくなりましたけど(笑)。
コレクターなんですね!
漫画だと何を集めていますか?
自分の誕生日に『僕のヒーローアカデミア』を大人買いしました。1巻から33巻まで。それ以外も少女漫画の面白いものだったり、『東京喰種』を描いている石田スイ先生の最新作「超人X」も買ったりとか。あと今欲しいのが『魔法少女サイト』を書いていた佐藤健太郎先生の最新作『不死と罰』なんですよね。
めちゃくちゃ詳しいですね!
モデルと俳優を両方されていると
思うのですが、
両者に違いはありますか?
“見せ方が違う”と思っています。俳優は役を見せて、モデルはどっちかというと服を見せる世界。でもモデルで培った表現方法が芝居で生きていると感じる場面はあります。ただ僕はまだメンズノンノの専属モデルとして、誌面での見せ方しか知らないんです。モデルとしての見せ方も全く知らないし、TGCとかにも出演させて頂いてますが、正直あれでいいのか分からなくて。だからこそ、今は俳優とモデル、両方の正解を見つけていく楽しさも感じています。
俳優とモデル、将来像はありますか?
服は好きなので、そういうモデルの活動はちょっとずつでも続けていきたいと思っています。ただありがたいことにお芝居ができる場所にいるので、俳優としてしっかりと仕事をして、事務所にちゃんと貢献できるようになりたいなと思っていますね。
将来やってみたいことはありますか?
ないんですよね。バンジージャンプくらい(笑)。俳優としてどうしていきたいかが、まだ明確に見えていなくて。でも焦ってもいなくて、自分のペースで探していきたいなと思っています。そうやって、芸能界での“水沢林太郎”のイメージを作れたらいいなと。何かフィギュア作りみたいなイメージなんですよね。水沢林太郎というフィギュアはまだ大枠しかできていないので、死ぬまでには、しっかり綺麗に仕上げたいなと思っています。
水沢林太郎
みずさわ りんたろう
高身長でお顔が小さく、スタイル抜群。水沢さんの存在自体がおしゃれと感じてしまいました。強風の中で撮影しておりましたが、その強い風さえも味方にしてしまう水沢さん。インタビューでは漫画好きなことがとても伝わってきたり、ドラマの撮影秘話を動き付きで再現してくださったり、とても楽しいお時間となりました!
※Item credit
靴 ¥40480(TAKE FIVE MIKE / NO name! TEL 078-333-1341)
ブレスレット ¥26400(buff / buff TEL 0154-38-2600)
その他スタイリスト私物
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:金田紗世子
スタイリスト:本田匠
ディレクション:半澤暁
インタビュー:山根将悟
記事:山根将悟/近谷奈生