高橋文哉
ファースト写真集『架け橋』
ようこそ、僕物語の世界へ
初めて撮影でお会いしてから、約一年。当時18歳だった彼は一気に大人の階段を駆け上がっていた。「無邪気さ」と「大人っぽさ」の絶妙なラインを揺れ泳ぐ瞬間にだけ纏うことの出来る色香、それを無意識のうちに手繰り寄せ、しっかりと自分の物にしているように見えた。「こうなりたい」という憧れの傍らで、「今は、まだここ」と現状把握をするリアリストな一面。俯瞰で己を見ることの出来るその研磨的な眼差しは彼の強い武器になるのだろう。スタートの鐘のもと、才能と期待が詰まった道を走り出した彼に聞いた、写真集の話―
ファースト写真集『架け橋』
『仮面ライダーゼロワン』で主演・飛電或人を演じ、連続ドラマ『先生を消す方程式。』に藤原刀矢役でレギュラー出演を果たした若手大注目俳優、高橋文哉のファースト写真集がついに完成。スノーボードに挑戦したり、本人念願の雪見風呂で撮影を敢行した冬。プールではしゃぎ、夕暮れの海では大人の表情を見せた夏。そして、“あの頃”を彷彿させる制服姿など…19歳、高橋文哉の等身大の姿を余すところなく収録。幼い頃の秘蔵写真とともに綴る、ここでしか読めないロングインタビューも掲載。10代最後の今しかないキラキラした瞬間がたくさん詰まった永久保存版の1冊。
18歳から19歳にかけて
2度撮影された今回の写真集。
ご自身の中で18歳、19歳と
変化はありましたか?
一つ歳を重ねたとともに、責任は今まで以上に感じるようになりました。18歳の1年間はほとんど『仮面ライダー』に費やしていたので、19歳になること、そして『仮面ライダー』が終わることも相まって「責任を感じないといけないな」と考えるようになったんです。そう考えると、全ての新たなスタートが19歳からだったな、と感じます。
次はいよいよ20代ですね。
20代の自分にメッセージはありますか?
カッコいい20代になっていて欲しい、かな。今の僕はまだいろいろな面で余裕がないので(笑)。中身に余裕のある20代になって欲しいと思います。そして、お芝居に対していつまでも真摯に向き合っていて欲しいです。
『先生を消す方程式。』では、
大先輩方との共演もありましたが
現場で学んだことは何かありますか?
田中さん(田中圭)が、クラスメイト16人全員の名前を本名で覚えてくださっていたんです。実際に田中さんに下の名前で呼んでいただけてすごく嬉しかったですし、やっぱり「すごい方だな」と思いました。「こんなに一瞬で人の心を動かせるんだ」と。さっきの話にも通ずるんですが、それって自分に余裕があるから出来ることじゃないですか。これから先、自分なりにきちんと自信をつけて、徐々に田中さんのような心配りを“習慣”として出来る男性になりたいと思いましたね。
「こんな人になりたい」の
「目標」を認識出来たんですね。
今回の『架け橋』は高橋さんの
「やりたい」が詰まった一冊ですが、
自分にとってどんな作品になりましたか?
当たり前ですけど、僕にしか作れない本当に特別な一冊が出来ました。家族に見せることが出来るのも嬉しいですし、何より「世に出る」という事実が嬉しい。18歳と19歳で2回に分けて撮影している分、ちょっとした表情の差などもお見せできるんじゃないかな。是非「写真集の中で成長していく高橋文哉」を楽しんでいただきたいです。そして、衣装やヘア、シチュエーションも全く違う物語調の一冊になっているので、そこにも注目していただきたいと思います。
ご自身でご覧になって、18歳と19歳は違いましたか?
全然違いますね。18歳の時の写真を見ると「めちゃくちゃ若い」と思っちゃう(笑)。雪見風呂などは18歳の時の写真で、夜の街や夕焼けの海などは19歳の時の写真。19歳の方が大人めなシチュエーションでの撮影が多かったというのもあるかもしれないんですが…。でもやっぱり、18歳の時の写真はすごい(笑)。爽やかすぎるくらいのフレッシュさが詰まってますね。
20代になった時に読むとまた楽しめそうですね。
タイトルの『架け橋』にちなんで、
高橋さんの人生で
「架け橋」となった出来事を教えてください。
架け橋(笑)!ん~、でも本当に今までの全部の出来事が「架け橋」ですかね。それこそ今の現場もそうですし、『仮面ライダー』の現場も、こうやって取材をしていただいている今も、全部に「今まで自分が知り得ることが出来なかったこと」が転がっているので。そういった意味では、全ての出来事が仕事と僕に架かる橋なんだと思います。絶対にいつも「へ~!」と思えることが毎日あるんです。それが仕事に活きることもあれば、プライベートに活きることもあるのがまた面白いな、と思います。
Message From 『架け橋』
写真とインタビューが並んでいるだけの写真集ではなく、18歳の僕と19歳の僕を物語調で見ていただける一冊が出来ました。撮影のバックグラウンドまで想像していただいて、そこに皆さんが考えた物語を加えながら読んでいただければいいな、と。「この写真集、何か違うぞ」という“新しい面”を楽しんでいただけたら、この本に関わってくださった皆さんも喜んでくれると思いますし、僕も嬉しいです。
高橋文哉 ファースト写真集『架け橋』
発売日:2020年12月26日(土)
価格:2,500円(税別) 仕様:A4判・並製・128ページ
ISBN :978-4-8470-8334-1
撮影:田尾沙織
高橋文哉
たかはし ふみや
2001年3月12日生まれ。
日々に漂う“学びの種”を見事なまでに吸収し、
核心を見失うことなく変幻自在に心を開展させる19歳。
高橋文哉 ファースト写真集『架け橋』
発売日:2020年12月26日(土)
価格:2,500円(税別) 仕様:A4判・並製・128ページ
ISBN :978-4-8470-8334-1
撮影:田尾沙織
※Item Credit
Jacket: ¥20.000
Pants:¥15.000
以上2点ともに(AMALA)
その他スタイリスト私物
(お問い合わせ先)
AMALA (090-7824-0328)
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ディレクション:半澤暁
ページデザイン:古里さおり
インタビュー・記事:満斗りょう