【西垣匠】『みなと商事コインランドリー２』シーズン１からパワーアップしたキュンキュンと、より深い人間ドラマが見どころです

FEATURE

2023年7月5日

西垣匠

『みなと商事コインランドリー２』

シーズン１からパワーアップしたキュンキュンと

より深い人間ドラマが見どころです

2022年にテレビ東京系「ドラマParavi」枠にて放送され、“みなしょー旋風”を巻き起こしたドラマの続編『みなと商事コインランドリー２』が同局系「ドラマNEXT」枠にて放送決定。湊への愛がまっすぐのイケメン大学生・シン（香月慎太郎）役を演じる西垣匠さんに、シーズン２の見どころを伺いました！

©缶爪さわ・椿ゆず／KADOKAWA／「みなと商事コインランドリー２」製作委員会

＜あらすじ＞

アラサーのコインランドリー店主・湊晃(草川拓弥)と、イケメン大学生・シン。年の差を乗り越え、晴れて恋人同士になった2人だが、湊は相変わらずシンのペースにのせられっぱなしで…。ちょっぴりホットな真夏のラブストーリー！ 2022年に放送された『みなと商事コインランドリー』の続編となる今作では、原作マンガでもまだ明かされていない恋人同士となった2人のその後の物語が展開。

続編決定を聞いた時の感想を教えてください。

とても楽しみな気持ちでした。薄々、やるのかなという風には以前から感じてはいたのですが、実際に続編が決定したことを聞いて素直に嬉しかったです。シーズン２はオリジナルストーリーになることも決まっていたので、シーズン１を観ていない人も楽しめる作品になると思いますし、どのようにパワーアップしていくのか、どういうお話になるのかということも含めてドキドキワクワクした気持ちです。でも、ちゃんと戻れるかなという怖さも実は少しありました。

というのは、

香月慎太郎という役に戻れるのかという？

そうですね。シーズン１から１年ほど経っての撮影というのもあって、その間に他の作品など別のお仕事もさせていただいていたので、どうやって戻るんだろうという不安が少しあったんです。

そんななか再びシンを演じるにあたって、

どのような意気込みでしょうか？

シーズン１の自分を振り返ったとき、やっぱりまだまだ芝居の面でよくなかったなというか、もうちょっとここはこうできたんじゃないかなとか、そういう反省する部分がたくさんあったんです。なのでそこはリベンジじゃないですけど、今の自分には何ができるんだろうと、新鮮な気持ちで臨んでいます。

続編だけど、

自分にとっては新しい挑戦でもある？

はい。やっぱり１年経って自分がどう成長し、どう変わったのかということがわかる現場でもあると思います。高校生のシンが持っていた“強さ”みたいなものをもう1回出せるかと言われたらそうじゃないかもしれないですが、逆にこの1年間で僕が勉強できたことやインプットできたこともそれ相応にあると思うんです。そんな今の自分だからこそできることを頑張って発揮できるようにしたいと思っています。

前作とは役へのアプローチの仕方が

少し変わっている？

そうですね。シーズン１の当時気づけなかったこともあると思うので、新しい視点を持って、今になって思うシンという人物像を取り入れていければいいなと思っています。シーズン１と今回とで物語は繋がってはいるのですが、シンもどんどん成長していくし、新しい一面も見えてくると思います。

©缶爪さわ・椿ゆず／KADOKAWA／「みなと商事コインランドリー２」製作委員会

シーズン２における香月慎太郎は

どのようなキャラクターに

なってくるのでしょうか？

シーズン2で最初に登場する時は大学一年生の18歳なんですけど、10歳以上も年上の湊晃が好きな真っ直ぐな人です。良くも悪くも真っ直ぐというか、思ったことを全部口に出してしまいますし、ぶきっちょですね（笑）。勉強もスポーツも料理もできるし、なんでもできるんですけど、自分の恋愛のことになると急にモヤモヤというか、もどかしくなって上手く立ち回れないというか。ここは目をつむるべきだよね、ということに関しても「なんでそんなことするの」って言ってしまったり。初恋だからしょうがないこともあるんですけど、簡単に言うとこじらせてるんです（笑）。

シーズン１で巻き起こった

“みなしょー旋風”について、

ご自身で振り返ってみていかがでしょうか？

本当にありがたいことに、たくさんの方に観ていただけたなという印象ですね。InstagramなどのSNSのフォロワー数も増えて嬉しかったです。

あまり実感はない？

僕は普段あまり街で気づかれるタイプでもないですし、なんというか、むしろここで調子に乗ったらおしまいだ、という意識のほうが大きかったです。思いっきりバットを振ったらホームランに当たった打率2割の選手くらいの感覚でいます（笑）。

謙虚というか、

しっかりされていらっしゃいますね。

だから本当にラッキーパンチというか、役がハマったのと作品に恵まれたというだけで、僕自身はまだまだだなというふうに感じています。でもそれがあったからこそ、シーズン2へのモチベーションになったかなとも思いますし、本当にありがたいことです。

周りの反響はいかがでしたか？

友達もたくさんの人が観てくれて、なかには原作が好きな人もいてすごく喜んでくれました。この作品のおかげでファンの方が増えたのは、感謝の気持ちでいっぱいです。

今回の撮影で

印象に残っているシーンを教えてください。

シーズン2にはシーズン1のオマージュが動きやセリフなどにたくさん含まれているんです。それが１話にもあって、例えば僕の登場のシーンも場所が全く同じところですし、「湊がノートに帳簿をつけていたら僕がやってくる」という構図や、あとは腕をつかんで告白するシーンがあるんですけど、それもオマージュになっていて……。シーズン１を観てくださった人に楽しんでいただけるような演出もあったりするんです。

それは見どころですね！

それからシーズン1と比べるとより人間ドラマになっているなと感じています。現実世界でもそうだと思いますが、付き合う前よりも付き合ってからの方が悩みの種は多くなるものですし、どんどん物理的にも精神的にも2人の距離が近くなっていく分、見えなくなってくるものもあるというか。

視野が狭くなってくる？

今まで許せていたものが許せなくなったり、自分の気持ちと相手の気持ちが同じじゃないのかな、みたいな不安も出てきたりだとか……。多くの人が必ず1回は経験したことがあるようなリアルな悩みに直面していくのが、シーズン2なんです。

よりリアルな人間ドラマも楽しめる、と。

はい。もちろんものすごくキュンキュンできるところもたくさんあります！でもだからこそ、そういうメッセージ性みたいなものも視聴者の方に刺さるんじゃないかなと思うので、そこもぜひしっかり観ていただきたいです。でもやっぱり皆さんが見たいイチャイチャシーンも、やっぱり二人は付き合っていますし、存分に含まれています。そういうところも全部楽しんでいただけたらいいなと思っています！

西垣匠

にしがき　しょう

最初に行われたチェキの撮影中、「レパートリーがないんですよね」と言いつつペンのインクがついてしまったという指を見せてにっこり微笑み、あざとさを爆発させていた西垣さん。写真撮影が始まると様々な表情を見せてくださり、可愛いからかっこいいまで自分の魅せ方をよく理解している方だなと感じました。チェキのサインとメッセージを非常に丁寧に書いてくださる姿に、スタッフは最後まで心を掴まれっぱなしでした。

1999年5月26日生まれ。

最近の出演作に、ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日君と』(‘23)、『私がヒモを飼うなんて』(‘23)、『ハマる男に蹴りたい女』(‘23)、『とりあえずカンパイしませんか？』(‘23)、映画『わたしの幸せな結婚』(’23)などがある。

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