杉野遥亮×齋藤潤
「もし気になる人ができたら聞いてみたいことは……」
現在公開中の映画「ストロベリームーン 余命半年の恋」に出演している杉野遥亮さんと齋藤潤さん。インタビュー後編では、お互いの印象や今後共演したらどんな役がいいか、また、一番好きな食べ物についても教えていただきました。お二人の会話の雰囲気もぜひお楽しみください♪

お二人は今回「日向」という同じ人物の高校生時代と13年後を演じていますが、お互いのキャスティングを聞いた時の率直な感想はいかがでしたか?
齋藤潤(以下、齋藤):杉野さんにはまだお伝えしていなかったんですが、、杉野さんが出演されていたドラマ『ユニコーンに乗って』に僕も少しだけ出演させてもらったことがあって、その時に一度お会いしていたんです。
杉野遥亮(以下、杉野):そうだったんだ!
齋藤:あの時はただ見ているだけだったので、今回「日向」という同一人物を一緒にできると知った時はすごく嬉しかったですし、頑張らないといけないなと思いました。
杉野:僕は齋藤くんのことは映画「カラオケ行こ!」で知りました。あの役って、確かオーディションだったんだよね?それをニュースで見たりして「こういう人がいるんだ」と思っていました。僕も結構「塩顔」って言われることが多いので、顔の系統が似ているなと思ったんです。
齋藤:杉野さんに同じ系統って言われると嬉しいです!今回は同じ撮影のシーンがなかったので、今日のインタビューをきっかけにもっと僕のことを知っていただきたいし、僕も杉野さんのことをたくさん知っていきたいです。

俳優としての杉野さんの印象を教えてください。
齋藤:常に淡々とされているという印象があるのですが、そうなるにはちゃんと自分を生きているからこそで、素直に生きることによってこんなにもストレートに伝わるんだということを学びました。僕もそんな風にできたらいいなと思います。
前回ご登場いただいた際「共演させていただいた先輩方から言っていただいたことは、どれも自分に取り入れたいなと思っています」と仰っていましたが、杉野さんから学んだことや取り入れたいなと思ったところを教えてください。
齋藤:色々な取材を一緒に受けさせていただいている中で、杉野さんが考えていることが少しが見えてきた気がするので、これからももっと知っていきたいですし、杉野さんのお芝居に対する姿勢や、純粋なところを僕も大切にしたいなと思いました。

入学式の日、萌が日向に「どういう人か知りたい」と「日向くんの夢は何ですか?」と聞くシーンがありましたが、お二人が「この人のことを知りたい」と思ったら、どんなことを聞いてみたいですか?
杉野:僕は「いいなぁ」と思っても、自分から話しかけたり、何かを仕掛けたりはできないです。こう見えて現場ではあまりしゃべらないし、なかなか自分から話しかけられないので、仮にそういうことがあったとしたら、好きな食べ物を聞くかな。
僕らの仕事は「作品を作る」ことなので、例えばものづくりの現場でディスカッションする中で自然と話すようになって、気づいたら仲が良かった、みたいな方が自分はいいかなと思っています。その人のことが何となく分かってきて「一緒にご飯に行きたい」って思ったら、好きな食べ物の話を振ってみるかもしれないです。
齋藤:僕もお仕事のことを聞くかもしれません。その人がどう感じているのか、物事をどういう風に受け取って、それを自分でどう落とし込んでいるのか、相手の心象風景に立って考えてみることが多いかもしれないです。相手が何を考えているのかは、やっぱり分からないことなので、少しずつ知っていくと楽しいなと思うので「この人のことを知りたい」と思ったら、何を考えているのかな?ということを最初に考えます。

現在、高校三年生でもある齋藤さんに、今のうちにやっておいたほうがいいことやアドバイスはありますか?
杉野:僕が高校生の頃は、何が楽しいのかよく分からないまま毎日が過ぎていって「青春」っていう青春をちゃんと味わえないまま大人になったので、自分の好きなことは何かを見つけていくことじゃないかな。それは大人も子供も変わらないです。もちろん勉強が好きな方はそれを一生懸命やればいいと思うし、何か好きなことに熱中している人や、それを追いかけている人はいいなと思います。
齋藤:僕も一日一日を大切に過ごせているかどうか振り返ってみると、そうではない日もたくさんあるので、その瞬間を少しずつ減らして素敵な高校生活のラストを迎えられるよう、またそこから新たなスタートラインに立つ準備を心がけたいなと思っています。
では齋藤さんから、先輩俳優である杉野さんに聞いてみたいことはありますか?
齋藤:結構、その質問をされることが多いのですが、まだ杉野さんの好きな食べ物を聞いていなかったです!一番好きな食べ物は何ですか?
杉野:すき焼き(即答)。すき焼きって、大体誰かと食べるじゃない?それで気づいたら好きになっていたんだよね。やっぱり鍋って、みんなで食べないと美味しくないし、すき焼きはお弁当もあるじゃないですか。あのタレの味がかかったご飯と、半熟卵がまたいいんです。
齋藤:なんかちょっと沼です。
杉野:えっ、沼って何?どういう意味?
齋藤:すみません!僕が言葉足らずでした。「好き」が募ってハマってしまうのを「沼」って言うんです。
杉野:そういう意味で使うんだ、教えてくれてありがとう。このチームのみんなも「沼」って使っていたの?
齋藤:いえ、誰も言っていなかったし、僕も今日初めて言ったかもしれないです。
杉野:そうなんだ(笑)。じゃあ齋藤くんは食べ物で何が一番好き?
齋藤:僕はうなぎが好きです。
杉野:うなぎかぁ。僕は以前、うなぎの骨が喉に刺さってから食べられなくなったんだよね。2日間くらい取れなかったんだけど、そんなことで病院に行くのも恥ずかしいから、買ってきたピンセットを使って自分で抜いたんだよ。
齋藤:そんなトラウマを思い返してしまって、ごめんなさい……。
杉野:いや、なんか話したくなっちゃったから、逆に聞いてくれてよかった。

残念ながら、今作での共演シーンはありませんでしたが、もし次にお二人で共演するときはどんな役や作品がいいですか?
齋藤:コメディ作品で、兄弟役をやりたいです!僕、杉野さんが出られていたドラマ「直ちゃんは小学三年生」も好きで観ていたんです。ああいったコメディはまだ自分がやったことのないジャンルなので、挑戦してみたいなって。
杉野:観ていてくれたんだ、ありがとう。コメディって演じていても楽しいし、面白いよね。僕もそんなにコメディ作品の経験があるわけではないし、難しくもあるけど、やっぱりやっていて楽しかったし、僕も明るい作品は好きです。さっきも別の取材の方に「似ている」って言われたから、兄弟もいいかも。さすがに息子はないもんね(笑)。
杉野さんから見て、齋藤さんに「やってほしい、似合いそうだな」と思う役はありますか?
杉野:心を閉ざした青年が、何かに触れてどんどん自分を解放させていくようなストーリーとかかな。
齋藤:お~、嬉しいです。いつかお願いします!(笑)。

撮影では、カメラマンのイメージを見事にお二人で表現してくださる、杉野さんと齋藤さん。手の大きさを重ねると、周りもびっくりの手のサイズの差があったり、お二人では飾らない楽しそうなお二人をたくさん撮影させていただきました。1人ずつの撮影では、一段と男らしくなられた齋藤さんと、大人の色気が溢れ出る杉野さんですごく素敵に撮影をさせていただきました。これからも、物事を一歩引いて考え、一つのことをいろいろな視点で捉えつつも、お茶目で周りを和ませる杉野さんと、礼儀正しく、謙虚な部分とピュアで純粋な二面性を持つ齋藤さんのご活躍を応援しております。お二人とも約一年ぶりのご登場ありがとうございました!
杉野遥亮
すぎの ようすけ
1995年9月18日生まれ。
最近の出演作に、テレビ朝日『しあわせな結婚』 (‘25)、NHK『永遠についての証明』(‘25)、フジテレビ『オクラ〜迷宮入り事件捜査〜』(‘24)、関西テレビ・フジテレビ『マウンテンドクター』(‘24)、映画では、『東京リベンジャーズ』シリーズ(‘23)、『バイオレンスアクション』(‘22)、『やがて海へと届く』(‘22)、などがある。2025年11月から舞台『シッダールタ』も控えている。

齋藤潤
さいとう じゅん
2007年6月11日生まれ。
最近の出演作に、日本テレビ『ちはやふる-めぐり-』(‘25)、NHK時代劇『あきない世傳 金と銀2』(‘25)、TBS『9ボーダー』(‘24)、映画では、『366日』(‘25)、『室井慎次』二部作(‘24)、『カラオケ行こ!』(‘24)、があり、2026年1月1日公開予定の『迷宮のしおり』も控えている。

©2025「ストロベリームーン」製作委員会
【作品情報】
原作:芥川なお「ストロベリームーン」(すばる舎)
脚本:岡田惠和
監督:酒井麻衣
音楽:富貴晴美
出演:當真あみ 齋藤 潤 / 杉野遥亮 中条あやみ
池端杏慈 黒崎煌代 吉澤要人
伊藤健太郎 泉澤祐希 池津祥子 橋本じゅん
田中麗奈 ユースケ・サンタマリア
配給:松竹
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
*衣装ブランド
杉野さん
靴¥106,700/アデュー(バウ インク)
◉ショップリスト
◯ バウ インク
Tel:070-9199-0913
ADD:〒150-0011東京都渋谷区東2-20-13シャトレー渋谷409
※Team Credit
齋藤さん
スタイリスト:岩田友裕
ヘアメイク:JANE(KIND)
杉野さん
スタイリスト:井田正明
ヘアメイク:佐藤友勝(Rond)
カメラマン:鈴木寿教
インタビュー:根津香菜子
記事:根津香菜子/有松駿
