＝佐野勇斗 × 曽野舜太 編＝

アルバム『HOME MADE CHU!?』は
M!LKのコアな部分がフォーカスされていますよね。
それぞれに込めた想いを教えてください。

曽野（以下、曽）：僕は、こういった状況の中で「少しでもファンの皆さんを笑顔にできるように」という想いを込めました。今回のアルバムを作る前にオンラインライブを結構やらせていただいていたので、その集大成になればいいな、という気持ちもありつつ。「僕らにしかできないことって何だろう？」と考えて、各々の幼少期の写真や、自分たちで作ったプロフィール帳をアルバムの中に入れたりして、M!LKにしか作れないこだわりの詰まった『HOME』を表現しました。

佐野（以下、佐）：今、舜ちゃんが言ったことが完璧すぎて複唱が9割になってしまうんですが、僕もやっぱり自粛中に「何かできることはないかな？」と考えていて。その時にアルバムの話が出てきたんです。みんなで集まることは出来なかったのでオンライン会議で話し合い、より深くメンバーが携わったアルバムを作ることを考えました。太智（塩﨑太智）や柔太朗（山中柔太朗）がMVを作ったりと、メンバーの新たな才能が発揮されたアルバムになったと思います。他のアルバムにももちろん想いがこもっているんですが、今回のアルバムにはより強い愛着が湧きましたね。

メンバー同士でも新たな一面を

見ることが出来たり？

曽：そうですね。MVを作った太智くんと柔くんの新たな一面には本当に驚きました。2人が監督としてイチから絵コンテを描いてMVを作成しているところを見て「こんな一面もあるんだ！」と。現場でもみんなを引っ張ってくれたり、仕切りながら「はい！こう撮ろう！」と言って盛り上げてくれたり、そんな2人を見て素直に「かっこいいな」と思いましたね。改めて尊敬できる一面を見つけてしまいました。

F：これからいろんなことが出来そうで楽しみですね！

曽：本当に！今回のアルバムで夢が広がりました。M!LKは何でも出来ちゃう人が多くて。勇斗くんもね、作詞作曲したりしてね？

佐：ちょっと待って、してるけど1回だけだしアルバムに入ってないから(笑)！やめなさい(笑)。僕は昔から太智のことを知っているんですけど、監督をやっている姿を見て本当に驚きましたね。僕自身いろいろとお芝居の現場を経験させていただいているんですが、その中でもお手本のような監督でした。撮られているメンバー側の気持ちを盛り上げるために、まずは自分がテンションを上げて僕らを引っ張っていってくれるんですよ。太智って何かクリエイティブな才能があるとは思っていたんですけど、まさかこんなところで発揮されるとは思っていなくて。これからもM!LKのプロデュースや演出をやってほしいと思いましたし、太智のそういった道が見えて僕は結構嬉しかったです。

ファンの方たちにもその驚きが浸透しそうですね。
今回はとても可愛い5人の写真がありますが…
幼少期バージョンのジャケット写真を

見て感想をいただいてもいいですか？

曽：勇斗くんは何だろうな…お餅のアイスみたい(笑)。

佐：いやいや「一体なんでこの写真を選んだの？」って話なんですよ！

F：この写真はどういった経緯で選ばれたんですか？

佐：アルバムを作る時にマネージャーさんに「小さい時の写真を家から持ってきてください」と言われて、僕も実家の母から送ってもらって提出したんです。それでマネージャーさんたちが選んで…服が可愛いから、とかそういう理由だとは思うんですけど、なんか僕すごい変な顔してる…(笑)。どう？今と違う？

曽：やっぱりこう見てみるとさ、勇斗くんやっぱり大きいね(笑)。僕の肩幅と違う…。

佐：ちょっと待て待て待て。俺、昔すごい華奢だったのよ！

曽：うそ(笑)！？

佐：本当に！言ってなかったっけ？中学生の時とか列の一番前で前ならえしてたもん。中学3年生から高校生くらいの時期に身長が伸びたの。

曽：え～想像がつかないよ。でもなんかすごい可愛らしいよね。みんなから愛されてそう！

佐：舜ちゃんは…もし急にパッとこの写真を見せられて「誰だと思う？」って聞かれても分かんないかも(笑)。太智とか他のメンバーは面影があるから分かると思うんだけど、俺、舜ちゃんは意外と分かんなそう。幼稚園の舜太くんね…やっぱりこの頃から細いですね。顔がシャープ！

お2人とも可愛いです。
今回のアルバムはチャレンジ的な楽曲も

収録されていますが、
どんなアルバムが出来上がったとおもいますか？

曽：さっきも言ったんですが、オンラインライブをたくさんやらせていただいた、その集大成のようなアルバムになったと思っています。今回のアルバムって前作から半年しか経ってない中でのリリースなんですよ。レコーディングやアルバムに関する取材もいつもであれば発売日ギリギリなんですけど、今回は発売の一か月くらい前にはそれが進んでいて（取材は8月下旬）。曲の振り入れもすでに全部終わっているし、いつもよりパフォーマンス的な余裕と自信を持って出せる一作品になったんじゃないかな。

佐：僕は…結構自信があります！どの収録曲も良いんですけど、中でも表題曲の『HOME』がめちゃくちゃ良くて。ドラマの主題歌にもなっている曲なんですが、ドラマのプロデューサーの方にも「本当に良いです。ありがとうございます。」と言っていただけて。

曽：ね。ドラマの最後に『HOME』の曲を入れた時に最終回みたいな盛り上がりになったみたいで「感動的になった。マッチしてる！」と言っていただけたんです。すごい嬉しかったですね。

佐：結構明るい曲調でポップに歌ってはいるんですけど、歌詞を見るとすごい深いことを言っているんです。是非、しっかりと歌詞も読んでほしいですね。「人生って何？幸せな人生って何だろう？」と考えるキッカケになってくれると思います。

F：きっと全部の歌詞が好きだと思うんですが、特に好きな歌詞はありますか？

佐：僕は「休みながらでも良いんだよ プラン通り行かない事ばかりだね 明日の事 明日出来る幸せ 噛み締めて毎日を僕らのペースで 生きようか」ってところ…いや、やっぱり全部！全部好きです(笑)！

曽：僕は「見た目ばかり気にしないで レシピ通り作れなくても良い」かな。ここめちゃくちゃ好きなんです。「別に見た目が大事なんじゃないんだよ、自分らしく自分の味を作ればいいんだよ」って意味だと思っていて。すごく響きますね。

佐：あ、僕一個いいですか？「カッコ悪くても 目立たなくても 脇役でも 笑われても 誰かの役に立ってるはずだよ 道端の花のように」って歌詞なんですけど、とんでもなく良い歌詞だと思いました。いや～素敵！

曽：ここ響くよね。しかもここの歌詞って、歌う時にそれぞれメンバーが順番に歌っていくんですよ。で、最後みんなで「道端の花のように」を歌うっていう…パフォーマンスの時にすごく盛り上がる場所なんです！