松本 仁
『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』
禽次郎に自分のよさを吹き込めるように意識していた
放送中の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』に出演中の松本 仁さん。いよいよクライマックスを迎え、盛り上がりを見せている本作について、約一年間、携わって感じたことや撮影時の思い出、最終回に向けての見どころなどを伺いました。また、先日開催されたカレンダーの発売イベントの感想も、率直に語ってくれました。
<あらすじ>
すべてのスーパー戦隊ロボが総力を投じた“ユニバース大戦”を制した唯一の勝者である巨神テガソードは、自身の力を世界へ指輪として分け与え、眠りについた。その指輪をすべて集めれば、どんな願いも叶うという。そんな指輪を手にしてしまったのは、はぐれアルバイター・遠野 吠(冬野心央)、元スーパーアイドル・百夜陸王(鈴木秀脩)、テガソード信奉者・暴神竜儀(神田聖司)、パリピ高校生・猛原 禽次郎(松本)、ハイクラス名探偵・一河角乃(志田こはく)の5人。ナンバーワンになれるのは、ただひとり。戦士となり、頂点を目指して競い合ってきた5人の頂上決戦の結末とは!?

2026年カレンダーが発売されたばかりですが、どのような思いで撮影に臨みましたか?
二十歳で出すカレンダーなので、ちょっと大人っぽさも入れたものにしたいなと思いました。一年間、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』の撮影をしていて同じ髪型だったので、いろんなスタイルで撮って、違った面を見せられたらと思い、ヘアスタイルも、カットごとに変えていただきました。
メガネをかけた姿はレアだったりしますか?
普段はメガネをかけないので、そういう意味では、たしかにレアかもしれないです。
特にお気に入りのカットを教えてください。
僕はかわいい系の役を演じることも多いのですが、11月と12月の写真は、前髪をあげてちょっと大人っぽい感じにしているんです。あと、二十歳の一年間、お世話になったゴジュウイーグルのグリーンを差し色として衣装に入れたんです。だから、すごく思い入れのあるカットになりました。
カレンダーを購入した方に、どんな場所に飾ってほしいですか?
最後のページにメッセージを書いたんですけど、「今日はがんばれないかもしれない」という日でも、このカレンダーを見てがんばれるようになればいいなと思うので、玄関がおすすめです!

ご自身の部屋にも飾る予定ですか?
自分の家に飾るのは恥ずかしいですけど、目の届くところには置こうかな。でも、友達が来たときとかは隠しちゃうかも(笑)。
カレンダーの発売イベントも開催されましたが、いかがでしたか?
自分だけのイベントは初めてだったので(取材時)、僕のファンの方々ってどんな方なんだろう?と楽しみな気持ちもありつつ、不安もあったんですけど。最終的には、すごく楽しかったです。
ファンの方からかけられて特にうれしかった言葉は?
「仁くんのおかげで人生が楽しくなった」と、何人もの方が言ってくださったのは、すごくうれしかったです。自分がそんなふうに誰かのためになってるんだ!?と思えました。
一年間続いた『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』もクライマックスを迎えていますが、今の率直な気持ちを聞かせてください。
最終回って、ちゃんとくるんだなって思いました。戦隊作品は、約50話とかなりの話数なので、最初はまだまだ終わらないだろうな、と思っていたんです。でも、第40話を超えたぐらいから、“あっ、もう終わっちゃうんだ”という寂しさも徐々に出てきました。

『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』で松本さん演じる猛原 禽次郎は、実はテガソードの恩恵で若返った87歳の老人という設定です。かなり想像力を使ったそうですが、演じるにあたり心がけていたことは?
常に心がけていたのは、自分をなくさないということ。87歳という年齢は、今の自分から遠すぎるし、87歳の方にお会いする機会もないので、想像することしかできなかったんです。とはいえ、役から自分らしさがなくならないようにすることも大事かなと思っていました。『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』は、現実ではあり得ないようなキャラクターが多いので、よく見ると、各々の人間性ありきのキャラクターになっているんです。みんなとお芝居をしていると、それがすごく伝わってきたので。僕自身も、禽次郎に自分のよさを吹き込めるようにということは、常に意識していました。
“自分のよさ”というのは、たとえばどういうところですか?
いい意味でも悪い意味でも、1つの言葉からいろんなことを想像することができるというか。自分がしたことに対して、相手の方はどう思っていたかな?とか、心配性なところがあるんですけど、言い方を変えれば、感受性が豊かということだから。そこをうまく利用したら、おもしろく見えるんじゃないかなって思っています。
感受性豊かというと、わりと感情の動きがあるタイプ?
そうですね。表には出さないですけど、いろんな人のことをよく見ていたりとか。1つの物事に対して深く考えるクセがあったりします。
では、ご自身が演じている役についても、自分なりに深く考えて。
はい。答えは1つだけじゃないから。いろんなシチュエーションを想像しながら、“このときはこういう気持ちにもなるかもしれない”と想像しながら演じていました。

台本にいろいろと書き込むほうですか?
書き込みます。あと、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』では、禽次郎から見たキャラクターの設定を、一人ひとりに対して自分なりに考えました。たとえば吠だったら、「手に負えないような暴れん坊なところもあるけど、そこがかわいらしくて、禽次郎にとっては孫みたいな存在」とか。
ゴジュウイーグルの正体・猛原譲二を演じる小林正樹さんとは、どんなお話をしましたか?
「難しいよね、この役」みたいな話はしました。第4話に、譲二がテガソードに願いを言うシーンがあるんです。「ワシはパーリーピーポーになる!」と宣言するのですが、小林さんが振り切った爆発的なお芝居をなさったんです。それを見て、小林さんとなら、すごくおもしろい禽次郎を作っていけると確信しましたし、禽次郎のキャラの根幹にもなりました。
『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』では同じ役を1年以上演じ、映画撮影も経験しました。ご自身が役者として進化したと感じる部分は?
とにかく試行錯誤の1年でした。映画の撮影も含めて“初めて”が多かったんですけど。完成した後に“あれ、ダメだったな”と思うことがあっても、一年間続くので、もう1回チャレンジできるというか。その反省を次に生かせるというのは、なかなかできないことなので、そういう意味では、挑戦する度胸がすごくついたと思います。自分の演じている役のことは、自分が一番わかっているからこそ挑戦できるというか。監督にも、いろいろと挑戦をさせてもらった一年でした。
わりと自由にやらせてもらえる現場だったのですね。
だいぶ自由でした。「いったん好きなように動いてみて」という感じだったので、そこで置きにいくお芝居をしてもしかたないなと思って。想像力を広げて、普段はやらないような動きをしてみたりしてみました。

ご自身も、幼少期には戦隊シリーズをご覧になっていたそうですが、出演する側になってみてわかった苦労などはありましたか?
変身シーンはCGなので、グリーンバックでお芝居することも多かったんです。でも、完成したものがどうなるかは、ホントに想像することしかできないので。最初は慣れなかったです。
最初にCGが合成されて完成したものを見たときは、どう思いましたか?
CGすげー!って(笑)。それと同時に、“うわっ、こういう風景になるんだったら、もっとこういうお芝居をすればよかった”とか、“こんなに大爆発が起こっているなら、もっと驚くべきだろう。想像力不足だった”とか。オンエアを観ての反省も、けっこうありました。
松本さん的ナンバーワンシーンを挙げるとしたら?
最終回に向けて、すごく盛り上がってくるので、そこも見どころではあるんですけど……でもやっぱり、ゴジュウジャー5人で初エンゲージをしたシーンです。戦隊モノというのは、やっぱり揃って変身するのが醍醐味だと思うので、あっ、自分が観ていた戦隊だ!ってなりました。今でもすごく印象に残っていますし、みんな緊張していたのを覚えています。
空き時間での思い出というと?
時々、お弁当じゃなくて、カレーとか温かいごはんを用意していただけることがあるんです。外での撮影で寒いなか、みんなでベンチコートを着てお味噌汁を飲んだのは、すごく思い出に残っています。

キャストのみなさんは、仲がよさそうですよね。
かなり仲がいいと思います。撮影の合間に、よくみんなでごはんに行っていましたし。SNSにはアップしていないですけど、実はプライベートでよく会っています。『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』の撮影期間中は、みんなの休みを把握していたので、誘いやすかったんです(笑)。
あらためて、ゴジュウジャーの撮影開始当初の気持ちと、そこから今、どのように変化したかを教えてください。
最初はもう、 “この役をどうやってやったらいいんだろう”って不安しかありませんでした。でも、お芝居に正解はないんだということが、この一年を通してわかったので。今は、常にチャレンジしながら、自分の演じる役を愛していこうと。固く考えず、怖がらずに役を広げていけるようになったと思います。
ゴジュウジャー色の強い一年だったかと思いますが、ご自身の2025年を漢字一文字で表すと?
試行錯誤の「試」ですかね。僕、禽次郎という役を演じるうえで、1回も満足したことがなくて。もっといける、もっとおもしろくできるって、高めていくことができた一年だったので、「試」です。
『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』最終回に向けての見どころを教えてください。
「センタイリング」が徐々にゴジュウジャーのもとへ集まっていますが、最終的には誰か1人の手にすべての指輪が集まることになります。仲間といえどライバルなので、ゴジュウジャー内のアツい戦いを見てほしいですし、一人ひとりの願いがどこに行きつくのかにも注目してほしいです。メンバー全員が絶対に譲れない願いを持っていて、誰も折れないんです。その強さを見ていると、すごくパワーをもらえると思います。

松本仁
まつもと じん
2005年2月14日生まれ。
一日イベントの後に取材でしたが、流石は20歳の松本さん。まだまだ溢れる元気でFASTの取材にも臨んでくださいました。インタビューでは、本当に20歳とは思えないぐらいに様々なことを考えてお芝居に挑まれていて、ゴジュウジャーを初め、色々な役を通して日々学びや気づきがあると言うのが伝わってきました。またカレンダーの撮影についての質問には等身大のハニカム表情でお話をいただき、まだまだ可愛らしさもある松本さんでした。後編では今後の目標、さらなる展望などお聞きしております!お楽しみに!
最近の出演作に、テレビドラマでは、テレビ朝日『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』(‘25)、『3年C組は不倫してます。』(‘24)、『君とゆきて咲く〜新選組青春録〜 』映画では、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』(‘25)がある。
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松本仁 カレンダー2026
発売中
ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー
毎週日曜9:30放送中
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:鈴木優華
スタイリスト:MASAYA(PLY)
インタビュー:林桃
記事:林桃/有松駿
