【福士蒼汰】Ｕ-NEXT『NoMAD Workout -FUKUトレ in NY-』”想定できないこと”がむしろクリエイティブな魅力になった、挑戦的なモキュメンタリー作品

FEATURE

2023年5月5日

福士蒼汰

Ｕ-NEXT

『NoMAD Workout -FUKUトレ in NY-』

”想定できないこと”が

むしろクリエイティブな魅力になった、

挑戦的なモキュメンタリー作品

サラリーマンを辞め、トレーニング配信一本で生きていく決意をした男、FUKU。ニューヨークが舞台となる本作品において主演を務める福士蒼汰さんに、モキュメンタリ―作品ならではのエピソードや見どころを語ってもらった。

©︎U-NEXT

＜『NoMAD Workout』とは？＞

―「これからは自分の意志で好きなことだけをやって生きていく」。サラリーマンを辞めて自由を手にし、トレーニング配信者としてニューヨークで生活することを決めた29歳のFUKUが、さまざまな人々との出会いやニューヨークでの暮らしの中で“答え”を見つけていく。ドラマだけど、ドラマチックな展開はない、リアルな姿を描いたモキュメンタリ―作品。トレーニングパートは週２回、３カ月(全25回)の視聴を終えると身体のあちこちの筋肉が使えるようになる設計となっており、トレーニングを始めたい人にもオススメ。

福士さんが演じるFUKUという人物について

教えてください。

FUKUはサラリーマンを辞めた29歳で、トレーニングの配信者として生活していくと決意した男です。そんな自由を手に入れたFUKUが、どんな答えを見つけていくのかというのも見どころになっていると思います。FUKUという名前もこのドキュメンタリーライクに進んでいく作品において、観ていただいた皆さんに存在をより身近に感じてもらえるように監督がつけてくれました。僕としても、FUKUなのか、僕本人なのか、境界線をはっきりさせすぎないように演じることを意識しました。台本があると思えない、リアルに感じられる作品になったかと思います。

トレーナーという役についてはいかがでしたか？

新鮮でしたし、楽しかったです。今回は横手さん(※編集部注：横手貞一朗氏<Positive Link Studio>)がトレーニング監修として入ってくださりました。横手さんに教えていただいたトレーニングやメソッド、考え方などを吸収して撮影に挑みました。

役作りで大変だった点はありますか？

僕は普段からトレーニングをしていたおかげで、身体作りという意味では基礎はできていたと思います。でも、撮影ではさまざまなトレーニングを行って普段動かさない筋肉を使ったので、筋肉痛になっちゃいました（笑）。

©︎U-NEXT

中でも気になったトレーニングはありましたか？

特に印象的だったのは、メカノレセプターというセンサーを復活させるトレーニングです。メカノレセプターは足の裏にあって、人間はこのセンサーで体のバランス感覚を捉えています。その感度を鍛えて足の裏を正しく使うことによって、姿勢がよくなったり、胸が開けたりする、というトレーニングが僕にとっては興味深くて新鮮でした。これも簡単なストレッチでできますし、今回の作品でもかなり序盤で出てくるので必見です！

どういった人にこの作品を観てほしいですか？

この作品で扱うトレーニングは、運動が苦手な女性でも始められるような優しいワークアウトなんです。だから、トレーニングをしたいとは思っているけど激しい運動は苦手という方や、食事制限は難しいという方にもオススメです。後半にはキツいトレーニングもありますが（笑）。でもほとんどは、作品を視聴しながら横になりながらでもできるような内容になっていると思うので、挑戦しやすいと思います！

今回の作品は

モキュメンタリーという特殊な形ですが、

その点についてはいかがですか？

今回は台本はありながらもドキュメンタリーライクに進んでいく作品なので、現場で流動的に内容が変わっていくことも多く、大変でしたが非常に楽しかったです。監督もフレキシブルに動いてくださって、「じゃあ、こことここはつなげようか」というような判断がその場その場で行われていったのも印象的でした。演出がきちんと入って、ドラマ仕立てになっている部分が、ドキュメンタリーではなくモキュメンタリーなのだと感じていただけるポイントだと思います。

アドリブが増えたりもしたのですか？

もちろん決められたセリフはあったのですが、その場で起きた感情を大事にしながら、アレンジも加えられたと思います。僕にとっては新しいチャレンジだったので想定できない部分もたくさんありました。でも“想定できないこと”は自分にとってはストレスではなくて……。現場で何かが起こったらその場で解決していき、結果として作品が良いものになることが大切であり、寧ろそういうクリエイティビティが魅力的な作品になったと感じています。

作品の見どころを教えてください。

ドラマパートでは街並みや現地でのリアルな日常など、ニューヨークの今を知ることができる面白いものになっていると思います。ドラマチックな展開こそ実はないのですが、感動したり笑えたりできる場面もたくさんありますし、FUKUがいろいろな状況に陥ることになっていく展開も楽しんでいただければ嬉しいです。そしてトレーニングパートは、FUKUがトレーニング配信者として明るく視聴者を引っ張っていくので、それを観ながら挑戦していただけたらと思います。トレーニングの習慣や興味がない人でも、この作品を観ているだけで気が付けばトレーニングが身についていた、という結果になっていたらうれしいです。