戸塚純貴×坂元愛登
「刺激をもらうのは僕の方」17歳差の初共演で生まれた信頼関係
舞台「二階堂朝陽は助けに来る」の稽古を控えた戸塚純貴さんと坂元愛登さん。取材が進むにつれ、初共演とは思えないほど自然な掛け合いを見せる二人の距離感が印象的でした。インタビュー後編では、お互いの第一印象や、舞台での歌とダンスへの挑戦、そして作品のテーマにも重なる”ヒーロー”という存在について語っていただきました。
今回が初共演ですが、お互いの第一印象はいかがですか?
坂元愛登(以下、坂元):僕は以前から戸塚さんの作品を拝見していました。
戸塚純貴(以下、戸塚):え、本当に? うれしい(笑)。僕の出演作は見ていないですって言われるかなと思っていたから。
坂元:もちろん! いろいろ見ていましたよ!
戸塚:そんな風に言われると、なんだか照れますね(笑)。
坂元:そういえば、以前、僕が出演したドラマ『ちはやふる』で、ちょっと自由人でテンションの高い役を演じる機会があったんです。その時にエゴサーチをしてみたら、そのコメディーっぽい役の演技が「戸塚さんっぽい」と言ってくださる方が何人かいて。恐縮ではあったんですけど、それがすごくうれしかったです。
戸塚さんは実際にお会いしてみて、坂元さんにどんな印象を持ちましたか?
戸塚:どこか昔の自分を見ているような感覚があります。僕はマナティ(坂元さん)が出ていたドラマ『不適切にもほどがある!』を見ていたんですけど、その頃から本当にしっかりしているなと思っていて。今回実際にお会いしても、17歳とは思えないくらい落ち着いているし、お芝居への向き合い方がすごく真っすぐなんですよ。こんな17歳いるんだって思いました(笑)。僕から「逸材」って言うとおこがましいですけど、こういう17歳にはあまり出会ったことがなくて。だから、自分の17歳を思い返すと恥ずかしくなります(笑)。それに、学生生活を送りながらお芝居にもこんなにひたむきに向き合っているその姿勢は、本当に尊敬します。きっと僕の方が学ばせてもらうことも多いんじゃないかなと思っています。
坂元:ありがとうございます(照)。
ちなみに、戸塚さんは先ほどから坂元さんのことを「マナティ」と呼んでいますが、いつからそう呼ぶようになったのですか?
戸塚:もうずっと前からですね(含み笑い)。結構長いこと「マナティ」って呼んでいます。
坂元さんは、ほかの人にも「マナティ」と呼ばれることはありますか?
坂元:いえ、もう戸塚さん専用です!(笑)
では、この作品で特に楽しみにしていること、あるいは挑戦したいことは何ですか?
戸塚:みんなで歌ったり踊ったりする時間ですね。ダンスは牧島(輝)くんが引っ張ってくれると思うので(笑)、僕はその流れについていきたいなと思っています。
坂元:正直、歌もダンスもあまり得意ではないです(笑)。でも、人一倍練習するしかないと思っています。まだ心のどこかに「恥ずかしい」という気持ちもあるんですけど、それをどこかで捨てられたら、きっと楽しめるんじゃないかなって。舞台は皆さんと一緒につくるものなので、自分から飛び込んでいきたいです。
本作の主人公・二階堂は、どんな時も何をおいても必ず助けにやってくる「ヒーロー」のような人ですが、お二人にとっての「ヒーロー」を教えてください。
坂元:……僕から言ってもいいですか?僕にとってのヒーローは、戸塚さんです!
戸塚:えっ(笑)ホントに⁉
坂元:今日の取材でもずっと隣にいてくださって、本当に安心感があるんです。さきほどの写真撮影のときも、不思議と会話をしていなくても通じ合えているような感覚があって。なんだかすごく心地いいんですよね。
戸塚:眠くなってきたってことだね(笑)。いや、でもうれしいです。僕にとってのヒーローは『忍者戦隊カクレンジャー』ですね。子どもの頃、本当に夢中になって見ていましたし、真似ばかりしていました。「こういう人になりたい」って純粋に思える存在だったんです。今振り返ると、その頃に憧れていたものを、今も役者として追いかけている気がします。子どもの頃に“かっこいい”と思った気持ちは、ずっと大事にしたいですね。
戸塚純貴
とづか じゅんき
1992年7月22日生まれ。
最近の出演作に、テレビドラマでは、フジテレビ『ブラックトリック〜裁きを操る弁護人〜』(‘26)、テレビ東京『婚活バトルフィールド37』(‘26)、日本テレビ『良いこと悪いこと』(‘25)、映画では、『SAKAMOTO DAYS』(‘26)、『秒速5センチメートル』(‘25)などがある。また、10月からは日本テレビ『俺たちの箱根駅伝』、フジテレビ『波うららかに、めおと日和』、12月25日公開の映画『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』、2027年の舞台『The Four of Us』への出演も控える。
坂元愛登
さかもと まなと
2009年 2月9日生まれ。
最近の出演作に、テレビ朝日『名探偵のままでいて』(‘26)、テレビ東京『ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-』(‘26)、ABCテレビ『エラー』(‘26)、TBS『新年早々 不適切にもほどがある!〜真面目な話、しちゃダメですか?〜』(‘26)、日本テレビ『ちはやふる-めぐり-』(‘25)、映画では、『平場の月』(‘25)、『罪と悪』(‘24)などがある。
まるで長い付き合いの先輩後輩のような空気が終始流れていた今回の取材。坂元さんが迷わず「僕にとってのヒーローは戸塚さんです」と口にされたときは、周りにいたスタッフ一同、本当に温かい気持ちになりました。稽古を重ねたお二人が、舞台の上でどんな世界をつくり上げるのか。今から楽しみでなりません!FASTへの初登場、お二人ともありがとうございました!
■タイトル: 『二階堂朝陽は助けに来る』
■作・演出: 細川 徹
■出演: 千葉雄大、戸塚純貴、牧島 輝、坂元愛登、
篠原悠伸、日高由起刀、大水洋介(ラバーガール)、皆川猿時
■企画製作: モチロン/テレビ朝日
■公演日程:
<東京公演>10月17日(土)〜11月1日(日)EX シアター六本木
<大阪公演> 11月7日(土)〜9日(月)COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
<富山公演> 11月14日(土)〜15日(日)富山県民会館
※Item Credit
【戸塚】ジャケット¥83,600、シャツ¥27,500、パンツ¥55,000(エーエムダブルビー https://www.instagram.com/amwb_official/)
【坂元】ジャケット¥85,800、パンツ¥49,500(共にクルニ フラッグシップ ストア)シャツ¥4,950(リメール ストア)
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:大和田一美
スタイリスト:
【戸塚】森大海(AGENCE HIRATA)【坂元】井田正明
インタビュー:根津香菜子
記事:根津香菜子/相澤花菜
00年11月30日生まれ。