宮世琉弥
自分の武器を持って、求められていることに応えられるようになりたい
2019年に俳優デビュー後、ドラマや映画を中心に立て続けに数々の話題作に出演。今春には映画『恋わずらいのエリー』で映画初主演を果たし、大きな話題を呼びました。今回ドラマ初主演を務める『スノードロップの初恋』では、アーティストとしても活動する宮世自身の書き下ろし楽曲がオープニングテーマに決定するなど、ますます活躍の場を広げている宮世さんに、仕事に対する現在の思いを伺いました。
©カンテレ
本格的に演技の仕事を始めて約5年。当初とくらべて、お芝居への取り組み方は変わってきましたか?
そうですね。お芝居のしかたというのは人それぞれで、いろんなやり方があると思うので、いろいろな現場でそういうことを学ぶうちに、自分の武器をしっかりと持って、求められていることを大切にしながら、ちゃんと応えられるようになりたいなと思うようになりました。
ご自身の武器は、どんなところだと思いますか?
自覚はないんですけど、よく言われるのは目です。
何と言われるのですか?
目に魂がないとよく言われます(笑)。自分ではボーッとしているだけなのに、「宮世くん、機嫌悪い?」とか「眠いの?」と聞かれちゃうんです。でも逆にそこが、カメラに映ったときに「いいね」と言ってもらえる部分でもあるので、直したほうがいいのか、直さないほうがいいのか……といっても、そういう顔の構造なので、自分で直すことはできないんですけど(笑)。
でも、本作では死神の役ということで、長所として生かせるかもしれないですね!
そうですよね。普段から「ちょっと怖い」と言われがちな顔なので、いい味が出せるのではないかと思ってます。
お芝居への取り組み方というところでは、台本の読み方なども変わってきましたか?
基本的には変わっていなくて、1シーン目からバーっと読んでいきます。でも、自分がいないシーンは、流れをつかむためにひと通りは読みますが、何回も繰り返しては読まない、というのは決めています。
それは、何か理由があって?
あらすじは知っておきたいんですが、しっかりとそのシーンを覚えたくはないというか。知ってしまうと、その内容がカラダに刻まれてしまうので。その状態を、なるべくなくしたいんです。
新鮮な気持ちで臨みたい?
そうですね。例えば、伊勢和真(曽田陵介)と奈雪のシーンで起こっていることを、実際は朔弥は知らないので、よく知らないまま臨んだほうが、リアクションとかもリアルに近づくのかなと思います。
宮世さんは、アーティスト活動も並行して行っていますよね。表現するという点では共通しているかと思いますが、それぞれの活動が互いに影響を与えていると感じる部分はありますか?
役者からアーティストへの影響はすごくあります。気持ちの入れ方……歌詞に気持ちを入れたいときには、役者として気持ちを作る感覚がすごく似ています。物理的な面では、今回僕、オープニングテーマを担当させていただいているので。アーティストのお仕事と俳優業が、共存できてすごく嬉しいです。
今年の秋にやりたいことはありますか?
最近、景色を見るのがすごくいいなと思い始めたんです。旅行のときって、例えば海だったりとか、そういう遊べるスポットがあるところに決めがちじゃないですか。もちろんそれも楽しいんですけど、あえて静かに景色を眺めるだけの旅行もいいなと思い始めました。人生において、見てみたい景色がいっぱいあって、僕は洞窟とかも行ったことないので、洞窟の中に入ってみたいなとか。それこそ秋だったら、いわゆる紅葉スポットで(紅葉を)見たことがないので、ちゃんと見にいってみたいなと思います。
紅葉スポットだと、どこがよさそうですかね。
青森とかですかね?紅葉がすごくキレイなイメージがあります。岩手とかもそうですけど、森が多いんです。もちろん宮城も。東北のほうに行ってみたいなと思います。
宮世琉弥
みやせ りゅうび
2004年1月22日生まれ。
撮影時では圧倒なビジュアルでとてもクールにカッコよくカメラに表情を向けてくださり、宮世さんの良さと魅力が溢れる撮影となりました!撮影合間でもスタッフとも気さくに話してくださり、とても素敵なお人柄でした!お忙しくされている中で「まだまだ元気です!」と笑顔で言ってくださる宮世さんのタフさには驚かされっぱなしで、頭が上がらないスタッフでした。FASTの取材が終わりすぐさま第一声に「お疲れ様でした!」とこちらに伝えてくださる宮世さん。最後の最後まで優しさとカッコ可愛らしさが溢れる方でした。
これからも周りに対する礼儀、礼節を大切にしつつもやりたいことに真っ直ぐ挑戦される宮世さんのことを応援しております!
約2年ぶりの出演ありがとうございました!
最近の出演作に、ドラマでは、Netflixシリーズ『恋愛バトルロワイヤル』(‘24)、TBS『くるり~誰が私と恋をした?~』(‘24)、映画では、『恋わずらいのエリー』(‘24)などがある。アーティストとしては、2025年1月18、19日に国立代々木競技場第一体育館でLIVEイベントを2day開催予定。
©カンテレ
【放送枠】2024年10月1日(火)スタート 毎週火曜よる11 時~11時30分(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)
【タイトル】火ドラ★イレブン『スノードロップの初恋』
【出演】宮世琉弥 小野花梨 曽田陵介 岩瀬洋志 森田甘路 猫背 椿 杉本哲太
【脚本】まなべゆきこ 横尾千智
【音楽】佐藤航 はらかなこ
【演出】紙谷楓 北坊信一
【プロデューサー】萩原崇 田中耕司 芳川茜
【制作協力】共同テレビ
【制作】カンテレ
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:SUGA NAKATA(GLEAM)
スタイリスト:市川礼 安元悦理佳
インタビュー:林桃
記事:林桃/有松駿