中川大志
経験していないことはまだたくさんあるので、
目標は一生変わらない
放送前から話題沸騰の月9ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)に出演している中川大志さん。インタビュー後編では、ドラマのテーマにちなみ「もし1日変われるとしたら」に対する中川さんの答えや、極めてみたい料理、今後の目標などプライベートなお話もたっぷり伺いました。
今回初めての
「月9作品」への出演ということで、
特別な感覚はありますか?
「月9」だからといって特に構えることもないですし、どの枠でもこちらの心構えは変わりません。僕は子供の頃からテレビっ子で、漫画やアニメよりドラマを観ていることの方が多かったんです。なので、月9作品も含めていろいろ観てきましたし、恋愛ものやお仕事ものなど、大好きな作品はいっぱいあります。
聖夜を舞台にした作品ですが、
ご自身のクリスマスの思い出は?
子供の頃は、パーティーっていうほどでもないですけど、家族とクリスマスっぽいメニューを食べていましたね。大人になるとクリスマスらしいことってあまりしなくなりますが、街がクリスマスムードになるじゃないですか。お店に行ったらクリスマスフェアやクリスマスっぽいメニューになっていたり、街ではクリスマスソングが流れて、イルミネーションに彩られていたりして。なので、自分が何かしようとしなくても気分が味わえるし、そういう雰囲気はすごく好きです。
理想のクリスマスの過ごし方はありますか?
これといって理想はないのですが、海外のクリスマスには憧れますね。鉄板ですけど、ドイツのクリスマスマーケットとか、フィンランドのサンタ村もいいですよね。あとは、ニューヨークもいいなぁ。クリスマスのニューヨークを舞台にした作品は結構ありますけど、やっぱりそういう世界観を見ると「いいなぁ」って思います。
「人はたった1日で変わることができる」
というドラマのテーマにちなみ、
もし1日変わることができたら
どのように過ごしてみたいですか?
誰か「人」と入れ替わるのは、知りたくないことも見えてしまいそうで怖いから、自分が飼っている犬ですかね。今、5歳と2歳の犬を飼っていて、それぞれの性格や「こういう時は絶対この行動するな」とか「今はこういうテンションだろうな」っていうのは分かっているつもりではいるんですけど、「いつも何を考えているんだろうな」「今ってどういう気持ちなのかな」というのは想像することしかできないので、散歩しているいつもの道がどういう風に見えているのかとかも知りたいです。
普段、ワンちゃんたちと
どんな風に過ごしているのですか。
家で一緒にテレビを見たり、散歩に行ったりしています。うちの犬は人懐っこくて、甘えん坊なところがあるんです。旅行に行くときも、まず犬も一緒に行けるところを探すんですよ。やっぱりワンちゃんがいると、ワンちゃん基準の生活になってきますね。
前回FASTにご登場いただいたのは、昨年1月。
その際「お料理を少しずつ初めたので、
もう少しレパートリーが増やせるように
なりたい」と仰っていましたが、
その後腕前の方はいかがですか?
料理は今もちょこちょこやっていますよ。レパートリーと言えるかは分からないですが、Instagramで見て「お、これ作ってみたいな」というメニューを作ってみることもありますし、人から食材を頂くことも多いので、それで何か作ってみようかなということも結構あって、その時々で色々チャレンジしています。
極めてみたいメニューはありますか?
最近、パスタの可能性ってすごいなと思っているんですよ。元々パスタが大好きなのですが、味つけも和でもいいし、もちろん洋でもいいし、食材も大体のものが合うので、色々なものをパスタにしてみるのがすごく楽しいんです。僕はなめ茸が好きで、結構人から頂くこともあるので、なめ茸でパスタを作ってみたんですけど美味しくて「これもパスタに合うのか!」って思いました。他にも色々チャレンジしてみたいですね。
俳優としての今後の目標を
「初めてのことを沢山やって、
自分をどんどんアップデートしていきたい」
と仰っていましたが、
まだやっていない「初めてのこと」が
何かあれば教えてください。
昨年は「アクターズ・ショート・フィルム3」で『いつまで』という作品の監督業も経験させてもらいましたが、それも僕にとってはすごく新しいチャレンジで発見もありました。経験していないことはまだまだたくさんあるので、きっとその目標は一生変わらないと思います。あと、これはずっと言っていることですが、海外の作品に出演してみたいという思いは変わらずあります。
海外進出に向けて、
どんな準備をされていますか?
もちろん語学の勉強はしていますが、今はプラットフォームもたくさんできているし、エンターテインメントの世界でも繋がりがすごく多いので、仕事に限らずプライベートも含めて、日本以外の国の知りたいことや見てみたいこと、行ってみたいところはたくさんあります。海外作品に出られるようなきっかけって、割と急に来ることがあるんです。それだと準備やスケジュールなどが間に合わないこともあるので、お話が来てからでは遅いんですよね。なので、いつどんな声がかかってもいいように、準備をしておくことが大切だと思っています。
中川大志
なかがわ たいし
インタビューでは、目をじっと見てお話しされる姿が印象的だった中川さん。どんな質問も答えが見つかるまでじっくりと考えてくださり、誠実な方なのだなと感じました。終盤でパスタの可能性についての話になるととても楽しそうで、ドラマやお仕事について話す真剣なまなざしとのギャップが最高でした!
1998年6月14日生まれ。
最近の出演作に、Netflix 『御手洗家、炎上する』(‘23)、TBS日曜劇場「オールドルーキー」(‘22)、NHK 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(‘22)、映画『スクロール』 (‘23)、『ブラックナイトパレード』(‘22)などがある。「アクターズ・ショート・フィルム3」では『いつまで』(‘23)で初の監督に挑戦。11月12日より放送・配信の「連続ドラマW OZU 〜小津安二郎が描いた物語〜」では最終話『青春の夢いまいづこ』に主演。2024年5月に映画『碁盤斬り』の公開を控えている。
©フジテレビ
『ONE DAY ~聖夜のから騒ぎ~』
毎週月曜 よる9:00~9:54
フジテレビ系にて放送中
※Item Credit
ニットシャツ ¥40,700/Blanc YM、
パンツ¥28,600/RYUともに(TEENY RANCH)
その他、スタイリスト私物
・TEENY RANCH
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-24-4里美ビル2F 03-6812-9641
※Team Credit
カメラマン:田中丸善治
スタイリスト:徳永貴士
ヘアメイク:堤紗也香
インタビュー:根津香菜子
記事:根津香菜子/緒方百恵