草川拓弥
「お調子者」なだけじゃない
「愛くるしい後輩」を生み出した
誠実な考察の背景とは―
木ドラ25
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』
<あらすじ>
「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」―そんな、まことしやかに囁かれている都市伝説が現実になってしまった!!童貞のまま30歳を迎えた安達(赤楚衛二)が手に入れた魔法…。それは「触れた人の心が読める」という地味なものだった。何の役にも立たないこの力を持て余していた安達だったが、ひょんなことから社内随一のイケメンで営業部のエースの同期・黒沢(町田啓太)の心を読んでしまう。すると黒沢の心の中は、なんと安達への恋心でいっぱいだった!予想だにしなかった同期、しかも同性からの好意を信じられずにいたが、触れるたびに聞こえてくる黒沢の“好意ダダ漏れの心の声”に戸惑いっぱなしの安達。しかし、好意がばれているとは知る由もない黒沢は、地道にアピールし続ける。果たして爽やかイケメンから拗らせ童貞への、直向きで一途な想いは成就するのか!?心の声が聞こえるからこその、胸キュン展開は必見!
<六角祐太>
文具会社「豊川」勤務。安達と黒沢の後輩で営業部のお調子者。同じ部署のエースである黒沢のことを尊敬している。
六角祐太 × 草川拓弥
六角はキャラクター説明では「おちゃらけているお調子者キャラ」になっているんですが、実際は意外と熱いハートの持ち主なんです。気も遣えるし、友達思いだし。ただ、気遣い屋なのに空気を読めないところもあって(笑)。不思議な子ではあるけれどドラマ全編を通して愛くるしいキャラクターなんじゃないかと思います。
原作でもそうなんですが、
六角は無意識に安達と黒沢の後押しをしていますよね?
そうなんですよね。しかも本人はそれが分かっていないんですよ。そこが可愛いな、と(笑)。
先ほども仰っていたように
「お調子者」と説明されていますが、
どのように意識して演じられていましたか?
細かい部分だと「会社に行く時のバッグの持ち方」などを原作からヒントをもらって活かしていました。僕自身、六角みたいな役どころを演じさせていただくことが多いのですが、それもあってか、すんなりと役に入ることができました。特に六角に関しては共感できる部分もあったので。
どのへんに共感を?
後半の方になるんですが、昔一緒にダンスをやっていた湊(ゆうたろう)のことを思って怒るシーンがあるんですよ。そういった彼の「仲間想いな部分」は自分で言うのもなんですけど共感できました。僕も自分だけでなく、周りの環境や人との関係性を大切にしたいと思っていますし、人に気を遣えるような人間になりたいと思っているので。そういった意味では僕が「こうありたい」と思う面を六角が持っていたんだと思います。
漫画のドラマ化ということで、
原作との差別化を考えられたりはしましたか?
ドラマ自体が原作を忠実に再現していたので、それに合わせて忠実に演じていたかな。とは言え、六角っていい働きをしているものの、実は原作にはそんなに登場してるわけではないんです。そのため自由度が割とあったんですよ。「差別化」というわけではなく、監督とお話させていただいて「こうしよう」「ああしよう」と相談して作っていたかな。
六角のような後輩がいたら怒れないですよね(笑)。
撮影現場でのエピソードを教えてください。
撮影現場はキャストとスタッフ、全員が本当に仲良くて常に和気あいあいと話していました。ロケ場所の都合上一人ひとりの楽屋が設けられていなかったので、ソーシャルディスタンスをしっかり守りながら待ち時間などをキャストのみなさんと一緒に過ごしたんですが、それが逆に良かったというか。やっぱり一緒にいると自然と話しますしね。すごくコミュニケーションがしやすかったです。僕、人見知りなので初めての現場に入る時って気を張ってしまうんですけど、赤楚くんはじめ、町田くんも気さくに話しかけてくださって。とても居心地の良い環境でした。
いろいろな記事で
赤楚さんと町田さんの可愛いエピソードが
渋滞していますが
草川さんから見てお2人はいかがでしたか?
恋愛ドラマや映画で「本当にその人のことを好きになる」って聞いたこともあって。それってある意味すごく正しいことだったりもすると言うか…、僕自身は相手の「良いところを見つける」のは素敵なことだと思っているんですけど、今回の現場では特に町田くんがそういったものを意識されているのかな、とは勝手ながら思っていました。例えば、赤楚くんの髪にゴミがついていると一番に気づいて取ってあげていたり。「あれ?黒沢と安達なのかな?」って(笑)。町田くんの視野の広さと気遣いを感じましたね。
Highlight of 六角祐太
さっきも言った通り、僕自身過去にも六角のような役どころを演じてきたのですが、今回は演じる上で彼の「お調子者」の部分には意外と重きを置いていなくて。それよりも監督と打ち合わせしながら彼の「愛くるしい部分」に重きを置くようにしていました。六角は安達と黒沢のことをすごくリスペクトしている本当に愛くるしい子なんです。さらに僕が今まで演じてきた役どころ以上に喜怒哀楽が垣間見える部分が彼にはあるので、是非そこにも注目して観ていただきたいです。
草川拓弥
くさかわ たくや
1994年11月24日生まれ。
「現状」を客観視する静かな審美眼を持つ傍ら、
放埒な情熱を連れて誠実に道を踏みしめてゆく26歳。
木ドラ25『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』
出演:赤楚衛二 浅香航大 ゆうたろう 草川拓弥(超特急) 佐藤玲 鈴之助/町田啓太
テレビ東京ほか:毎週木曜深夜1時~1時30分
BSテレ東/BSテレ東4K:毎週火曜深夜0時~0時30分
TV放送終了後より「TSUTAYAプレミアム」にて独占配信開始!
※他社見逃し配信を除く
詳細は公式HPにて
※item Credit
衣装協力
・LAD MUSICIAN(LAD MUSICIAN HARAJUKU 03-3470-6760)
・Paraboot(パラブーツ青山店 03-5766-6688)
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
スタイリスト:東正晃
ディレクション:町山博彦
インタビュー・記事:満斗りょう