塩野瑛久×ゆうたろう
Akihisa Shiono × Yutaro
プライベートでも仲良しの二人が
繰り広げる
ちょっと不思議なクロストーク
『絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男』や『来世ではちゃんとします』での共演をきっかけに、今では親友と呼べる関係の塩野さんとゆうたろうさん。今回はそんなお二人にお越しいただき、出会いのきっかけから初対面の印象、お互いの気になるところまで、ざっくばらんにお話していただきました。個性的な雰囲気を持ち合わせるお二人なだけに、なんてことないトークからでも独特の世界観が垣間見えました。
知り合ったのはいつ頃ですか?
塩野瑛久(以下、塩野):最初は、『来世ではちゃんとします』の現場で、メイク室であいさつした時です。
ゆうたろう:そのあと『絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男』でまた出会いました。
塩野:そうそう。そこで改めて「あ、あの時に」って感じから、メイクしながらお話するようになりました。お互いの共通点だったり、好きなアーティストが一緒だったりとかで、どんどん仲良くなっていた感じですね。
ゆうたろう:お互いに好きなアーティストが女王蜂さんなんですが、以前、塩野くんがミュージックビデオに出演していて、嫉妬しました(笑)。そこから仲良くなって、つい先日まで現場が一緒でした。定期的に会ったり、仕事で一緒になることが結構あります。
塩野:ゆうたろうくんの誕生日の配信を一緒にしたり、僕がNARSさんから仕事のご依頼をいただいた時に、こういうコンセプトならゆうたろうくんに合うかなと思って声をかけさせてもらったり。
初対面の時のお互いの印象はどうでしたか?
ゆうたろう:最初、怖かったです(笑)。というのも、来世ちゃんでの塩野くんのAくんのキャラクターがオラオラでドSだったし、『HiGH&LOW』のビジュアルもあって(笑)。僕はちょっと近寄れないなというイメージはありました。
塩野:え(笑)。でも僕も逆に怖かった。声を聞いた時に、見た目に反して毒がありそうだと思いました。そこに関しては間違ってなかったですけどね(笑)。勝手なイメージで話が通じなさそうだなって思ってた(笑)。
ゆうたろう:お互いに第一印象が悪かった(笑)。でも、よく言われるんですよね。僕もイメージ持たれるキャラクターなので、意外と可愛くないねとか落ち着いてるねとか。
塩野:積極的にSNSで発信しているので、感覚が新しすぎて、僕ついていけるのかな?って不安もありましたね(笑)。そして、絶対BLの撮影初日がまさかのキスシーン(笑)。
ゆうたろう:いきなり心の距離より先に体の距離が近づいた。しかも超寒い中で(笑)。
塩野:ほんと寒くて、震えながらやっていたので、カッコつけようもなくお互い、素でしたね(笑)。
そこから交流を重ねて、
今お互いにどんな印象を
お持ちですか?
ゆうたろう:塩野くんはめちゃくちゃ“誠実”という言葉が似合う人だなと思います。
塩野:ありがとうございます(笑)。
ゆうたろう:僕は遠回りをするのが好きで色々試した結果、今というタイプなんですが、塩野くんは仕事でもプライベートでも、真面目で一直線。色んなことに向き合っているんですよね。とてもストイックで、仕事終わりにジムに行ったり、ワンちゃんのトリミングに行ったり。
塩野:ゆうたろうくんが遠回りをするのが好きというイメージはあんまないかな。ゆうたろうくんもしっかり芯があるということをすごく感じる。将来設計とかもしっかいしていて、絶対に人に流されないタイプなんですよね。
お互いに似ていると思ったりしますか?
ゆうたろう:これまでの人生の背景というかバックボーンが似ているんですよね。話していくうちに僕と似ているのかな?と感じるところがありました。
塩野:お互いに高校生を経験していなかったり(笑)。
ゆうたろう:そこもビックリだし、お互い芸能に染まっていないというか。どちらかというと塩野くんの友達は俳優、女優ってイメージだったんですけが、そんなことなかった。僕も芸能界に友達はあまりいないので、そういうところも似ているのかなと思ってます。
塩野:そうそう。だから誰が仲良い?って聞かれると困っちゃうんですよ(笑)。
お互いを動物に例えると何になりますか?
ゆうたろう:塩野くんは「サイ」ですかね。僕、サイ好きなんです。
塩野:なんで(笑)。
ゆうたろう:サイって大きいし、普段はめちゃくちゃ温厚で優しいんですが、実は怒ると危険な生物なんです。走ると60キロくらい出るんですよ。塩野くんも怒らせたら怖いみたいなそういうスイッチがありそう(笑)。アクションしてる時の目つきとか、いつもと違うんです。普段はマイペースなんですが、そのギャップでサイですね。
塩野:まさかサイとは(笑)。僕は動物にそこまで詳しくないから完全に見た目から入るけど、ゆうたろうくんはリスよ。
ゆうたろう:小動物ね、よく言われます(笑)。
塩野:性格は猫みたい。見た目リスで、中身猫。
せっかくの機会なので、
お互いに気になっていることを
聞いたみるというのはどうでしょうか?
塩野:割と普段から聞いてるんですよ(笑)。
ゆうたろう:そうそう(笑)。あ、でもオタクの部分が気になる!アニメをたくさん見ているイメージなんだけど、いつ見ているのか、どうやって見ているアニメを決めてるのかとか。
塩野:家にいる間は大体アニメを見ています。アニメは30分くらいで終わるから、続きが気になったら見るし、疲れたらパッと終われるのが良いところ。とても見やすい。映画を1本見よう、よりも気軽に始めやすい。まずそれが一つと、あとは作画を見るのが好き。
ゆうたろう:前もそこのオタクって言ってましたね(笑)。
塩野:アニメのキャラクターの細かい動きとか見ちゃうんですよ。最近だと、『クレヨンしんちゃん』の過去の映画ってなんであんなに面白いんだろうと振り返って、有名な人が携わっていることとかをを調べたり。歴史あるアニメの中でも作品によって監督が違って、それぞれのこだわり要素をみると、同じ『クレヨンしんちゃん』でも、全く違う作品ができているのはこういう理由なのかとか、そういうのを調べるのが好きです。
ゆうたろう:この前、現場でも熱弁してましたね(笑)。
塩野:ゆうたろうくんは最近、どこで服を買ってる?
ゆうたろう:僕はもう固まってきちゃってて、原宿、青山、表参道。
塩野:ネットショッピングはしないの?
ゆうたろう:しないんですよね。自粛中、ネットでしか買えなくてやったんですけど、結局素材とかシルエットは実際に手に取らないと分からない。特に古着は一個一個全然違うので、店に行って買うようにしています。ネットは楽なんですけどね。あ、最近は高円寺も行ったな。
塩野:高円寺、行ったことないな。
ゆうたろう:高円寺はボロ屋を改造したお洒落な店がたくさんあって、面白いですよ。原宿は流行に向けてって感じなんですけど、高円寺は店主が好きなものをこだわって置いているというイメージです。
塩野:休みの日、服を買う以外は何しているの?
ゆうたろう:映画見に行ったりしますね。基本は一人です。映画を誘うのが苦手なんですよね。誘った時に相手の気分が違ったら嫌ですし。基本的に自分からは遊びとかは一切誘わないんです。けど、誘われたらどこでも行くようにしてます。
塩野:僕も自分から全然声かけない。誘われたら割と行くのに誘われない。一人です(笑)。
FAST:誘ってもこないのかな?ってイメージを持たれているのかもしれませんね。
塩野:僕の場合はかなりあると思いますね(笑)。
ゆうたろう:絶対あると思う(笑)。だから僕は、誘われたらいつでもどこでも行きますよって言うようにしています。
塩野:でも僕、それ言って実際行けなかったら罪悪感がすごいから、言わないようにしてる(笑)。そこ考えちゃうんだよな。
二人の時はどんな話をしているんですか?
塩野:なんだろうね。最近は何について喋っていたか覚えてないほどナチュラルに話していますね。あ、この間は好きなタイプの話したね。
ゆうたろう:絶対BLの現場でヘアメイクさんと犬飼くんと一緒にね(笑)。好きなアニメキャラクターの話になって、犬飼くんが女の子のキャラクターをいっぱいあげて、割とタイプが分かりやすかった。そこから現実だったらどんな人が好き?って話になりましたね。男子高校生の放課後みたいな、たわいもない話をしていました。あとは誰が一番モテるんだって話も。そしたら塩野くんは自分って言うんですよ(笑)。
塩野:(笑)。
絶対BLといえば、
続編が決まりましたね!
ゆうたろう:作中でいちゃいちゃしているシーンがSNSですごい回っていたりと反響がすごかったので、続編はやるのかなと思ってはいました。でもこんなに早いスパンでできるとは思っていなかったです。
塩野:ゆうたろうくんから、僕たちのキスシーンがSNSで拡散されて、知らない間に1億回再生されていると聞いて。 ただ、僕らのSNSにはなんの影響もなかったです(笑)。
続編でもそういったシーンは
出てくるんでしょうか?
塩野:出ますね(笑)。
ゆうたろう:しかも監督の悪ノリが凄くて、パワーアップしてます。最初は「キスのギリギリで止めます」と言われて始まったのに、ギリギリまでいっても全然カットがかからなくて。もうキスするしかないじゃんってキスしたら、カットがかかるという(笑)。
塩野:僕らもまだ映像は見てないから、どんなシーンになっていることやら(笑)。でも、恋愛のベタ中のベタな行動をしているので、そこを期待して見てくれたらなと思います。
『来世ではちゃんとします』の続編が
年始に放送されるのもびっくりしました。
ゆうたろう:放送日が1月1日なので、どうなるんだろう(笑)。これも反響いただいた結果なんで、ありがたいです。
塩野:年明けてまだみんな起きている時なのにいきなり衝撃的なシーンから始まるんですよね (笑)。年明けの瞬間ってみんな何するか決めてるけど、過ぎた後って何も決まってないことが多いと思うから、そのタイミングで放送なので、いいパンチになるかと(笑)。
ゆうたろう:攻めた1時間になると思います(笑)。今回も新しい展開もありつつ、来世ちゃんらしい内容になっています。台本を文字だけ読むと、Aくんは完全にヤバいやつ(笑)。塩野くんがやることで、いい感じにまとまりますよね。
塩野:まとまってんのかな(笑)。Aくんの撮影では小道具がいっぱい出てくるので、そこで毎回内容を察してます。
ゆうたろう:今回は凪ちゃんもすごい格好させられるみたいです。以前、劇中では出てこないけど、スピンオフで、緊縛の先生に縛ってもらって、宙吊りしてもらいました。僕は解かれる瞬間が一番気持ちよかったですね(笑)。
塩野:気持ちいいんだ(笑)。 でもあれは、プロの御業だった(笑)。反響よければ今後、Aくんが凪ちゃんを縛るっていうのもできたりするかもしれませんね(笑)。とにかく、放送を楽しみにお待ちいただきたいです。
今回、スタッフの熱望で実現したこの対談。お二人はとても尊い。距離感も最高。対談時も撮影時もとても楽しそうに会話されていました!カメラマンのお互いの服触ってみてという指示にゆうたろうさんは塩野さんのある部分のファスナーをいじいじ(笑)とても微笑ましいお二人でした!取材当日の夜、ゆうたろうさんのラジオに塩野さんがゲスト出演されるということで、FASTまで宣伝していただきありがとうございました!来世ちゃん、絶対BLも楽しみにしています!
『来世ではちゃんとします お正月初夢SP』
テレビ東京系 2022年1月1日 (土) 0時50分 放送
原作:いつまちゃん「来世ではちゃんとします」(集英社)
https://www.tv-tokyo.co.jp/raisechan_sp/
「絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男シーズン2」
CSテレ朝 2022年3月放送予定
原作:紺吉「絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男」(祥伝社)
https://www.tv-asahi.co.jp/ch/recommend/bl2/
※Item credit
塩野瑛久
jacket : アワーレガシー ¥33,000
necklace : オール ブルース × アワー レガシー 参考商品 / ともにエドストローム オフィス
overall : ¥113,300
tops : ¥17,600
shoes : YOHJI YAMAMOTO ¥55,000 / すべて ヨウジヤマモト プレスルーム
お問い合わせ先
ヨウジヤマモト プレスルーム
03-5463-1500
EDSTRÖM OFFICE
03-6427-5901
ゆうたろう
全て私服
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
インタビュー・記事:山根将悟/近谷奈生
塩野瑛久
ヘアメイク:米持冬花(JYUNESU)
スタイリスト:平松正啓
ゆうたろう
ヘアメイク:ゆうたろう、花房みなみ
スタイリング:ゆうたろう