中島颯太
いろんな役柄を演じることができて楽しいなと心から思う
2017年、FANTASTICSにボーカルとして加入。アーティスト活動と並行して、俳優活動のほか、トーク力を活かしたバラエティー番組やCMへの出演など、活躍の場を広げている中島颯太さん。2024年に出演したドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』ではゲイの青年役を細やかに演じて注目を集め、2025年は4本の映画作品に出演するなど、俳優としてもますますの活躍が期待される中島さんに、今、感じているお芝居の楽しさや難しさのほか、映画『ロマンティック・キラー』にちなんだお話なども伺いました。

『ロマンティック・キラー』の公式H.P.で「この作品は“ドキドキ”と“キュンキュン”と“おもしろさ”で世界観に没頭できる瞬間があるのが見どころ」とコメントされていますが、特におすすめのキュンキュンシーンは?
同級生の3人(香月 司、速水純太、小金井 聖)それぞれがちょっと強く言い寄ったときの、杏子の心が揺らいでいる表情は……その後にぶっ飛ばしはするんですけど、キュンポイントです。1回、“あれっ?私、好きかも”と思うんですけど、“いやいや、ダメダメ!”となる表情が、明るいだけじゃなく、杏子の後ろにあるラブをちゃんと作ってくれているお芝居だなと思って、キュンキュンしました。
撮影中のキュンキュンしたエピソードがあったら教えてください。
なんだろうな……あっ、柾哉くんです。本読みが終わったばかりで、まだそこまで話したことのない時期に、バーッと近づいてきて、「めっちゃ聖だね」と言ってくれたんです。もう、“なに、この人!?これはみんな、好きになっちゃうよ”と思いました。「めっちゃおもしろい。俺、聖好きだよ」と、まっすぐにホメてくれたので、「それ、もう純太ですよ」と伝えました。あれはキュンとしました。
杏子と同級生3人は、ラブ以外に、初めてできた友達のような関係という印象を受けますが、ご自身も男女の友情を感じたことはありますか?
学生の頃は、ほとんどみんな友達でした。特定のグループだけとかじゃなく、クラスの全員と仲がよかったし、違うクラスにも勝手に入っていました(笑)。
それはスゴい!誰とでも仲よくなるコツはあるのですか?
僕、人が好きなんです。誰に対しても興味津々で、人と関わりたいので、どんどん話しかけちゃうんです。相手の人も、こっちがとことん明るくいったら返してくれます。クラス替えから2、3日で、クラス全員と話した年もありました。先生からもそこを評価されて、「○○さんに、これを聞いてほしいんだけど」という感じで先生と友達の間に入ることもあり、仲介役になっていました。

中島さんのいるクラスは、学園祭なども盛り上がったのではないですか?
進んで真ん中にいました。文化祭のときに、“歌うま選手権”みたいなものが開催されていたので、それに出演して全校生徒の前で「僕はアーティストになります!」と宣言したこともあります。
では、その夢が叶って。
叶っていますね。
FANTASTICSのメンバーには、本作を観てほしいですか?
観てほしいですね。大樹くんも出ているし、ほかにも知っている人が……僕と大樹くんより先に出てくるので、そこで笑ってほしいです。
リアクションが一番大きそうなのは?
うーん、(木村)慧人かな。出演者に知っている方や共演している人が多いから、笑ってくれそうです。慧人と(八木)勇征くんが、ものすごく笑ってくれそうなイメージがあります。

2025年は、出演映画が4本公開されるなど、役者としての活動も目立つ1年でした。俳優デビューした当初とくらべて、お芝居への向き合い方は変わってきましたか?
そうですね。いろんな役柄を演じさせていただけたので、それぞれの向き合い方がありますが、楽しいなとホントに心から思います。いろんな役を演じられることもそうですし、セリフを言えること自体も楽しかったです。共演者の方の演技を肌で感じて、“なるほど!”と、すごく刺激になります。今回は同世代の、しかもアーティスト活動をしているグループのみなさんと共演できたので、また新しい刺激を受けました。
お芝居の楽しさは、どういったところに感じるのですか?
常に楽しいです。難しい部分もありますけど、だからこそ相手の方とのお芝居がハマったときや、何回かうまくいかなかったところがうまくいったときの達成感、長ゼリフを感情を込めて言えたときなど、一つひとつにいろんなおもしろさがあると思うんです。あとは、作品ごとに毎回、新しいコミュニティというかチームが生まれるのがすごく好きです。撮影期間が終わってほしくないなと思うことが多いです。
逆に、難しさはどういったところに感じますか?
難しさは……正解がないので難しいなと思います。監督によっても違うし、同じ監督でも、場面によって正解、不正解が変わるんです。目標とするものに近づけるのではなく、その場で生み出されたものをよりよくするけど、はたしてそれが正解なのか……という世界だなと思います。自分で思っているだけじゃなく、観ている方にも監督にも届けないといけないし、作品としても形にしないといけない。それぞれの思うおもしろさを生み出すのって、すごく難しいです。その難しさを、常に感じながら挑戦しています。
お芝居の現場で共演者や監督などからいただいた言葉で、いつも胸に留めているものはありますか?
いっぱいありますけど……僕がまだ役者としての経験があまりないときに、“おっパン”(ドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』)でご一緒した原田泰造さんが、「(中島の演技が)すごくナチュラルでやりやすいんだよね」と言ってくださったのは、すごく覚えています。泰造さん自身が、誰よりも自然ですし、おもしろいこともマジメなこともできる方なので、それを肌で感じ、楽しみながら演じていたら、泰造さんが「めっちゃ楽しいよね」と言ってくださったのが、すごくうれしかったです!

それは励みになりますね。
はい!とても励みになりました。
『ロマンティック・キラー』の杏子の3大欲求はゲーム、チョコレート、ネコですが、中島さんの3大欲求は?
人、お笑い、音楽です。「人」は、僕、人が好きすぎて、人の多いところにいるとテンションが上がるんです。もう昔から人が好きだと言っているんですけど、周りの人からは変わっているねと言われます。お祭りとかテーマパークとかも、人が多いから行っているようなものです。
たしかに、それはめずらしいかもしれないですね。
ワイワイ賑わっている感じがすごく好きです。散歩しながら、いろんな人を見るのが好きなんです。
人間観察をしていたりもするのでしょうか。
そうですね。

それが、役者の仕事を始めてから役立っている部分はありますか?
あるかもしれません。“人ってこう動くんだな”とか、自然と見ていると思います。あとは、初対面の人とかにも、この人はどういうことが好きなんだろう?とか、すごく興味が湧くし、話すことも好きなので、仕事の現場でもいろんな人と話します。
「お笑い」に関しては、中島さんがお笑い好きというのは有名ですが。
めっちゃオタクです。劇場にもライブを観にいきますし、お笑いのYouTubeを観たりラジオを聞いたりもします。芸人さんとごはんにいって、お話を聞いたりすることも多いです。
『ロマンティック・キラー』にはオズワルドの伊藤さんも出演されていますが、お話ししましたか?
お話ししました!めっちゃ楽しかったです。数日前に、「とろサーモンの久保田(かずのぶ)さんのYouTubeに(伊藤が)出ている動画を観ました」と言ったら、「あんな下品なやつ、見んでええわ」と言われました(笑)。
3大欲求のお話に戻ると、「音楽」については言わずもがなですが。
いろんなジャンルの音楽を聴くのが好きで、レコードも好きなので、レコードショップに行ってはディグったりしています。

最近、よく聴いている音楽はありますか?
最近は60年代、70年代のファンクがすごく好きで、よく聴いています。
今年もまもなく終わるということで、中島颯太的「2025年流行語大賞」を考えていただけたらと。
なるほど……今、いろいろと考えた結果、「なーしてんねん」ですね。
それは、どういったときによく使ったのですか?
僕、出身が大阪でボケ担当だと思っていたのですが、東京に出てきてからツッコミになっちゃったんです。グループでも関西出身は僕だけなので、メンバーの行動によくツッコミをするようになって、この言葉で返すことが多くなりました。『ロマンティック・キラー』の撮影中は、恭平ともひたすらそんな話をしていました。お互いに関西弁でボケてツッコんでを繰り返していました。まだ(『ロマキラ』の)プロモーションもたくさんあるので、きっと、今年は最後の最後までツッコんでいるだろうなと思います(笑)。
高橋さんは、ちょっと天然なところがありますもんね。
もう、それはいっぱい(笑)。さらに、柾哉くんも天然だし。萌歌ちゃんも、自分でポンコツと言っていますけど、天然なところがありますし。ツッコむのが大変です(笑)。

『ロマンティック・キラー』の現場でも、中島さんがツッコミ役?
僕はもう、“ツッコミ・キラー”ですね。完全に(笑)。

中島颯太
なかじま そうた
FANTASTICSのボーカル。
1999年8月18日生まれ。
インタビューの部屋と撮影の部屋は別々だったため、初めに撮影の部屋に入られた時に、ライティングにすぐに反応をしてくださり、「おしゃれですね!」と言ってくださった中島さん。撮影中も最近の出来事をスタッフとも話してくださり、本当に物腰が柔らかく、気さくな一面をたくさん見せてくださいました。もちろん写真はとってもカッコよく撮ってくださいました。これからも、周りに対して足並みを合わせる優しさと溢れんばかりの爽やかな表情でたくさんの場面でのご活躍を応援しております。初登場ありがとうございました!
最近の出演作に、テレビドラマでは、東海テレビ・フジテレビ系『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』(‘24)、配信ドラマの『御曹司はお忍び清掃員 REVENGE SHOW』(‘25)、『君を駆ける』(‘25)などがあり、映画では、『映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』(‘25)、『顔だけじゃ好きになりません』(‘25)などがある。

©2025年「ロマンティック・キラー」製作委員会©百世渡/集英社
タイトル:『ロマンティック・キラー』
公開日:2025年12月12日(金)公開
原作:「ロマンティック・キラー」 百世渡 (集英社「ジャンプコミックス」刊)
監督:英勉
脚本:山岡潤平
出演:上白石萌歌 高橋恭平 木村柾哉 中島颯太
髙橋ひかる(ハシゴ髙) 伊藤俊介 上坂樹里 森香澄 本多力 藤堂日向 津田健次郎(声)
白濱亜嵐 宮田俊哉/倉悠貴 醍醐虎汰朗 犬飼貴丈 西垣匠 ゆうたろう
内藤秀一郎 豊田裕大 高杉真宙/矢本悠馬
藤原丈一郎 佐藤大樹 / 與那城奨 竹財輝之助
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:島田聖香(Luana)
スタイリスト:中瀬拓外
インタビュー:林桃
記事:林桃/有松駿
