大西利空
自分のペースで気持ちをラクにして、楽しく仕事をしたい
生後5カ月のときに俳優活動をスタートさせ、映画『3月のライオン』『キングダム』、大河ドラマ『どうする家康』、ドラマ『ちはやふる-めぐり-』など多数の人気作品に出演。さわやかなルックスとたしかな演技力で注目度急上昇中の大西利空さん。役者という仕事への思いや今後の目標のほか、パーソナルな質問にも真摯に答えてくれました。

過去のインタビュー記事で、「人との付き合いにおいて、大事なのは価値観の一致」と発言しているのをお見かけしたのですが、大西さんにとってどういう価値観が重要ですか?
趣味!あとは、なんだろう?しゃべっていない時間があっても気まずくならないとか。あっ、金銭感覚も大事です。あとは、自分を強く持っていること。自分がどういう人間かわかっている人が、一緒にいて一番いやすいかな。
2年半前にFASTにご登場くださった際に、「映画『水は海に向かって流れる』がターニングポイントの一つになった」とおっしゃっていました。その後、転機と感じられる出来事がありましたら教えてください。
そのときに話したことはいまだに心に残っているので、あの作品での経験を超えるくらいの大きな出来事はないかもしれないです。あの作品をやるまではつねに気を張っていたんですけど、今は気持ちをラクに持ってやれていますし。
『水は海に向かって流れる』までは気を張っていた?
気を張っていました。たぶん、2年半前のインタビューでは、「泣くシーンで泣けなくて~」みたいなお話をしたと思うんですけど。それまでは、“泣くシーンだから”とか“大事なシーンだから”とか、張り詰めている感じが出ていたのが、あの撮影を機にすごくフワッとできるようになって。気持ちの切り替えがラクにできるようになったのは助かっているし、今でもあのときの経験をすごく大事にしてます。

また、「俳優を続けたいと自然と思っていた」とお答えになっているインタビュー記事も拝読しましたが、「この仕事を一生続けていきたい」と思った瞬間というのは、特になかったのでしょうか?
でもやっぱり、いろんな人と話している瞬間とか、いろんなことを経験できる……それこそ、いろんな役柄を演じることでいろんな人になれる瞬間とかに、この仕事を続けたいと思います。大西利空はけっこう自我が強くて、自分というものが崩れないので、あんまり違う人柄にはならないんです。だからこそ、俳優としていろんな役柄を演じられるのはすごく楽しいです。それは、普通はできないことじゃないですか。そういう特別なことができるという意味でも、(俳優を)続けたいと思います。
そういったインタビューなどを拝読すると、大西さんには無敵感があるというか……。
いやいや!そんなことないです。
でも一方で、ご自身のことを優柔不断とおっしゃっていたりして。
けっこう優柔不断です。

たとえば、どういう点において?
「ごはん、なにを食べる?」で悩むとか。「デリバリー、なにを頼む?」ですごく悩むとか。“今はこれを食べたい気分”というときは早く決められるんですけど、そうじゃないときに選ぶとなると、もうヤバいです。とんでもなく時間がかかっちゃう。
かといって、ほかの人に決めてもらうのはイヤ?
いや、全然大丈夫です。むしろ、すごく助かります。
そこの自我は強くないのですね。
そこは強くないです。ただ、いったん“これを食べたい!”となったら、たぶん、うるさいですけど(笑)。

(笑)たまにはそういう日もあると。
そういう日もあります。ホントにたまにですけど。
そして、最近のインタビュー記事では、「二十歳まであと1年。できることを増やしていかなければ」とおっしゃっていましたが、できることは増えましたか?
ゴルフはうまくなったかな。あとは、なにかあるかな……?
自動車免許を取得したいというお話もされていたような。
あっ、もうすぐ教習所に通い始めるんです!もう~、待ちに待ったという感じで。なので、二十歳になるまでには免許も取れます!

あと半年もないですが、大丈夫ですか!?
たしかに。でも、がんばります!!
芸能界で長く活躍されている大西さんですが、お仕事をする際に大事にしていることを教えてください。
大事にしていること……うーん、難しいな。なんだろう?……楽しくやることかな。つまらなくなったらやめちゃうと思うので。自分のペースで、気持ちをラクにして。趣味の時間とかもとりつつ、ちゃんと寝つつ食べつつ、しっかりと楽しむということです。
2026年には、俳優デビューから20周年を迎えます。
そうですね。早い!

そこから、さらに20年後の40歳のときにはどんな役者になっていたいかを伺おうかと思ったのですが、今の発言からすると、役者の仕事をしていない可能性もあるということでしょうか。
いや、それはないと思います。この仕事がつまらなくなることはないので。無理をしない限り。といっても、けっこう体力があるので、いくらでもできるし(笑)。こうやって話していてもわかると思いますけど、僕は自由気ままなので、リラックスしながら楽しく続けられると思います。
40歳のときに、こんな役者になっていたい、という理想像がもしあれば。
今のような気持ちの整理のしかたをしつつ、40歳になっても初心を忘れずに……童心を忘れずにという表現のほうが正しいのかな。僕、撮影現場での空き時間はいつもお茶場にいて、お菓子をずっと食べているんですけど(笑)、そういう童心をちゃんと忘れずにいたいです。
差し入れで、特にテンションが上がるのは?
甘いものとか?でも、ホントにお菓子が大好きなので、お菓子ならなんでもうれしいです。でも、高級焼肉店のお弁当が一番うれしいかもしれない(笑)。

大西利空
おおにし りく
撮影も2年ぶりでしたが、表情がすっかり大人になられていて、かわいいよりも男らしいが似合う顔つきになっていたことに、カメラマンもスタッフも驚きの連続でした。撮影中もカメラマンともすぐに打ち解けていて、すごく楽しそうに撮影に臨んでくださった大西さんでした。FAST全体の取材が終わり次の撮影に行かないといけない大西さんでしたが、行く前に深々とお辞儀をしてご挨拶をしてくださって、最後まで丁寧な姿勢に逞しさを感じました。これからもお芝居に対して向き合いつつ、興味のあることに対して一直線に走り出す大西さんらしさを持ってたくさんの場所でのご活躍を応援しております。2年ぶりのご登場ありがとうございました。
2006年5月16日、東京都生まれ。19歳。生後5か月で芸能界入り。
主な出演作に映画「るろうに剣心 最終章 The Final」(21年)、「水は海に向かって流れる」、NHK大河ドラマ「どうする家康」、フジテレビ系月9ドラマ「真夏のシンデレラ」(いずれも23年)、TBS日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」、テレビ朝日系ドラマ「スカイキャッスル」(ともに24年)、日本テレビ系「ちはやふる ―めぐり―」(25年)などがある。

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【番組情報】
日本テレビ系全国ネット 火曜プラチナイト
ドラマDEEP『黒崎さんの一途な愛がとまらない』
毎週火曜 24時24分~24時54分放送
TVer・Hulu 毎話放送後配信開始
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※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:Emiy(Three Gateee LLC.)
インタビュー:林桃
記事:林桃/有松駿
