松本大輝
もっともっと演技のレベルを上げて、レッドカーペットを歩くのが目標
2018年、「第31回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」グランプリ受賞を機に芸能界入りした松本大輝さん。2019年に俳優デビュー後、NHK連続テレビ小説『エール』、映画『都会のトム&ソーヤ』など多ジャンルの作品に出演。2022年には特撮テレビドラマ『ウルトラマンデッカー』で主演を務めるなど、注目度急上昇中の松本さんに、これまでの役者人生を振り返ってもらいつつ、自身で感じる進化や今後の目標なども伺いました。

『ジョフウ~』のサブタイトルにちなんで、「松本大輝に○○が必要です」というものを教えてください。
うーん…………「松本大輝に魚が必要です」!!
僕、魚料理が大好きで(笑)。自分へのご褒美として、寿司を食べにいって息抜きしているんです。だから、僕に魚を与えてください(笑)。
自分へのご褒美は、どんなときに?
作品がクランクアップしたときとか。でも……普段から朝早く起きて築地まで寿司を食べにいったりするぐらい、魚が大好きなんです(笑)。
ちなみに、好きな寿司ネタは?
ウニ!

釣りはやらないのですか?
釣りは最近、全然できてないなー。東京に来てからはやってないです。地元にいたときは、よくやっていたんですけど……。
松本さんの地元は北海道ですから、お寿司のおいしさも格別でしょうね。
みなさん、そう言ってくださるんですが、北海道のお寿司も東京のお寿司もどちらも美味しいです(笑)東京にお気に入りの回転寿司屋さんがあって。すごくおいしいので、いつもそこへ行っています。
昨年、俳優デビュー5周年を迎えられましたが、振り返ってみるとどんな5年間でしたか?
とても恵まれていたなぁと思います。この仕事を始めたての頃に、“こんな大きな作品に、自分が出ていいの!?”と思うような作品にも出演させていただけて…。いろいろな作品に出演したことで、たくさんの出会いもありました。

具体的には?
事務所に入って初めて出演させていただいた作品が「臨床犯罪学者 火村英生の推理2019『狩人の悪夢』編」というドラマだったんです。主演の斎藤工さんや窪田正孝さんをはじめ、キャストが錚々たるメンバーで。ロケバスに乗ったら、“テレビで見ていた方々がたくさんいる!”みたいな(笑)。もうド緊張で、自分が何をしたらいいのかまったくわからない状態になってしまったんです。本番ではセリフを飛ばしまくるし、休憩時間になっても、水を飲んでいいのかもわからなくて。トラウマになるレベルでコテンパンにやられた現場でした。
撮影で、何度もテイクを重ねたりとか?
そうです。なんとかOKをもらえましたが、「もうちょっと場数を踏んだら、できるようになるよ」とアドバイスをいただきました(苦笑)。今思うと、初めての演技であんなに大きな作品に出演させていただいたのは、恵まれていたなと思います。
そこでの経験が今、生きていると感じますか?
お芝居とは直接関係ないんですけど……僕、昔は人見知りで、現場でもみなさんと全然話せなかったのが、いまは先輩方にも自分から積極的に話しかけにいけるようになりました。それは、大きな変化かもしれないです。

先輩方からいただいた言葉で、大事にしているものがあれば教えてください。
昨年ドラマ『ザ・トラベルナース』で岡田将生さんとご一緒したときに、「全部が貴重な現場だから、撮影をしっかり見ていたほうがいいよ」というアドバイスをいただきました。その言葉を胸に自分が出ていないシーンもすべて勉強するつもりで現場に臨むようになりました。
デビュー当時とくらべて、ご自身で進化を感じる部分は?
昔はもう、自分がセリフを言おう言おうとすることだけに必死だったんですが、いまは相手が伝えたいことをちゃんと受けとって、それに自分もしっかりと返せるようになったかな、と……。
“受けの芝居”というか。
そうですね。あのころは周りを見る余裕がなかったので、相手のお芝居を全然感じ取れてなかったなと……。最近は以前よりも少し余裕ができて、少しずつですが、できるようになってきたのかなと思います。

松本さんが最後にFASTにご登場くださったのが、2023年4月なのですが……。
さっき、そのときの記事を見て、なつかしい!となりました。髪も短いですね。
その際に、「俳優としてやりがいを感じる瞬間は?」という質問に「新しい作品にクランクインするとき」とお答えになっていました。
それは、今も変わらずですね。これから撮影が始まる!というときの緊張やワクワク感が好きです。
電車で台本を見ながら、小声で音読しているとも。
あっ、そのときも言っていましたか?

ということは、今もやっていらっしゃる?
はい(笑)。だから、よく周りの人に見られるんです。自分が思っているより声が出ているみたいで(笑)。
(笑)。やはり、台本は電車に乗っているときが覚えやすいのですか?
覚えやすいです。台本を覚えるのは、電車のなかが好きだなー。そのためにわざわざ電車に乗りにいくとかはないですが(笑)。家で静かに、というより、雑音があったほうが(セリフが)入るんです。
また、「俳優としてのモットー」として「謙虚に、かつ大胆に俳優人生を過ごしていきたい」とおっしゃっていました。
今は、それにプラスして「とにかく現場でいろいろなスタッフさんやキャストの方と話すこと」ですかね。作品がクランクインするたびに毎回改めて考えて、実行しています。
デビュー10周年に向けての目標を教えてください。
多くの方に観ていただけるような作品にたくさん出られるように、もっともっと演技のレベルを上げていきたいです。そして、ずっと言い続けているのですが、日本アカデミー賞のような場でレッドカーペットを歩くのが目標です。

松本大輝
まつもと ひろき
1999年3月29日生まれ。
撮影ではゆるっとした可愛らしい衣装でしたが、違和感なく着こなされていて、可愛いカットからかっこいいカットまでたくさんカメラに納めてくださいました。窓越しでは、雰囲気がガラリと変わり、まるで企業の取材のようなどっしりとしたオーラがありました。場所によって与える雰囲気を変えられてくれました。またご自身が今一番大切にしているスタッフさんとコミュニケーションをとるでは、取材時でも体現されていて、FASTのスタッフにも最後まで気さくに関わってくださいました。
これからもオフではゆるっとお茶目で、オンの時は一生懸命に仕事モードになる周りから愛されるキャラでたくさんのご活躍を応援しております。
お久しぶりのご出演ありがとうございました!
最近の出演作に、テレビドラマでは、毎日放送『ふったらどしゃぶり』(‘25)、テレビ朝日『ザ・トラベルナース』(‘24)、MBS『佐原先生と土岐くん』(‘23)、『ウルトラマンデッカー』(‘22)映画では、『遺書、公開。』(‘25)、などがある。

©「ジョフウ 〜女性に××××って必要ですか?〜」製作委員会
ドラマチューズ!「ジョフウ 〜女性に××××って必要ですか?〜」
2025年4月1日(火)スタート 毎週火曜 深夜24時30分〜25時00分
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<テレビ大阪>
2025年4月4日(金)スタート 毎週金曜 深夜1時30分〜2時00分
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ヤチナツ『真・女性に風俗って必要ですか?~女性用風俗店の裏方やったら人生いろいろ変わった件~』(新潮社バンチコミックス刊)
山崎紘菜、柳ゆり菜、久住小春、遊井亮子、井上雄太、別府由来、笠谷朗、白戸達也、松本大輝、藤林泰也、世古口凌、渋江譲二、橋本淳/山崎樹範 ほか
©「ジョフウ 〜女性に××××って必要ですか?〜」製作委員会
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
インタビュー:林桃
記事:林桃/有松駿