日穏
俳優業を経験して、自分の表現を見てくださる方への想いが変わった
BMSG主催のオーディション「THE LAST PIECE」をきっかけに、ダンス&ボーカルグループ・STARGLOWのメンバーとしてデビューを果たした日穏さん。初の映画出演で初主演を務めた2025年10月公開の映画『代々木ジョニーの憂鬱な放課後』では、持ち前の表現力を活かした演技で高い評価を受けました。今回、映画『死神バーバー』でも桜井日奈子さんと共に主演を務める彼に、アーティスト業と俳優業の両立についてのほか、STARGLOWメンバーへの想いなども語っていただきました。
映画『死神バーバー』の劇中で、美帆が「美容院で髪を切られているときは、本音を話してしまう」と話す場面がありましたよね。
たしかに美容室にいるときって、普段は絶対に話さないようなことも話している気がします。ふっかーい話とか、謎にしちゃいますね。いつも髪を切ってもらっている美容師さんが、話していてすごくおもしろい方ということもあって、いろんな話をします。
美容室「冥供愛富(メイクアップ)」は、亡くなった人間が死神の美容師にお色直しをしてもらう美容室です。もしも日穏さんが美容室を開くとしたら、どんなサービスを行いたいですか?
えーっ、なんだろう!?……あっ、小さい頃に何度か行ったことがあるんですけど、車型のイスに座って、目の前にある画面でDVDを観ながら髪を切ってもらえる美容室があったんですよ。ショッピングモールとかに入っていた気がするんですけど。そういうサービスって、子どもにとってはすごく思い出に残ると思うので、自分が美容室を開くことがあったらやってみたいですね。
本作に携わったことで、お芝居への向き合い方が変わったところはありますか?
演技への関心がより深くなりましたし、学んだことがたくさんあるので、今後もし俳優のお仕事をいただけることがあれば、活かしていけたらいいなと思います。あとは、撮影時期が「THE LAST PIECE」最終審査の直前だったんです。オーディションでいろんな感情になった後に、この作品の撮影でまたいろんな感情になったので、身体的にもメンタル的にも鍛えられたと思います。
日穏さんはSTARGLOWのメンバーとしてアーティスト活動を行いながら、俳優活動も行っています。それにより、たとえば表現力などの部分で、影響を与え合っていると感じる部分はありますか?
まさに表現力の面では、自分の表現を見てくださる方に対する想いという部分で、すごく考え方が変わった気がします。もちろん今までも、自分を俯瞰して、見てくださっている方に対して届けるという気持ちではあったんですけど。それだけじゃなくて、俯瞰しつつ、自分自身で……なんて説明すればいいんだろうな……並行して自分の姿を見られるようになりました。
自分のことを主観的にも見られるようになった?
あっ、そうですそうです!自分自身のことを中からも見られるし、外からも見られるようになりました。
それは、アーティスト活動をしていることが影響しているのですか?
アーティストとして活動しているときは、自分がどう映っているかを気にしないといけない。でも、それと同時に自分の表現もおろそかにできないしっていう。(「THE LAST PIECE」の)オーディション期間中だったこともあり、そういうことを考える時間がすごく多かったんです。そのパフォーマンスにおける考え方が、今回の俳優業に生きたかなと思います。
俳優業などの個人活動を経てSTARGLOWとしての現場に行くと、ホームに帰ってきたような安心感もある?
そうですね。でも、どちらにもそれぞれのよさがあるというか。僕は自分1人で過ごすのも好きですし、5人で過ごすのも好きなので、今みたいに1人での現場も楽しいですけど、また5人で会ったときは”あっ、この雰囲気ねー”ってホッとしたりとか。そんな感じでやっていますね、いつも。
STARGLOWのメンバーは、日穏さんの役者としての活躍に対して、どのような言葉をかけてくれますか?
応援してくれています。この作品の撮影中はオーディションの最中だったので、「大変だね、がんばってね」と言ってくれました。でも、ほかのメンバーも(俳優業を)やりたいと言っているので、みんなにもどんどんいろんな作品に出てほしいし、いつか一緒の作品に出てみたい気持ちもあります。
メンバーには、本作を観てほしいですか?
えっ、どうだろう? ちょっと恥ずかしいですね。
ご覧になったとしたら、どんな反応をしてくれそう?
「日穏、あのシーン、こうだったじゃん」みたいにイジられると思います(笑)。
本作では、「亡くなる人間が、会いたい人に会える最後のチャンスを与える」という設定があります。もしも自分がその立場になったら、即決できる自信はありますか?
そうですね……きっと、その状況になったら決められると思いますけど……。母に会って感謝を伝えますかね。
日穏/KANON
かのん
2006年4月3日生まれ、福岡県出身。
5人組ダンス&ボーカルグループ「STARGLOW」のメンバー。俳優としては、ドラマ『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』(2025年)でRUI・TAIKIと一緒にトリプル主演し、映画『代々木ジョニーの憂鬱な放課後』(2025年)で映画初出演にして主演を務めた。STARGLOWとしては、7月22日(水)に3rdシングル『Drivin’ My Life』のリリースが決定している。
本当に漢らしく、逞しくかっこよさの溢れる撮影となりました。これからも何かを任せたくなるような安心感と信頼感を一瞬で感じさせる力と、言葉の中に優しさと敬意をしっかりと持たれて大切にされる日穏さんのご活躍を応援しております。初登場ありがとうございました。
©『死神バーバー』製作委員会
映画『死神ハーバー』6月26日(金)公開
出演:桜井日奈子 日穏
岡部 大 平井亜門 猪塚健太
工藤 遥 宇野祥平 / 美保 純
©『死神ハーバー』製作委員会
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:井澤 明日花 (MASTER LIGHTS)
スタイリスト:佐久間 歩夢
インタビュー:林桃
記事:林桃/有松駿・相澤花菜