永田崇人×中谷優心
Takato Nagata × Yushin Nakatani
first acoustic liveに向けて奏でるのは
2人の心地好いハーモニー
nagatani
first acoustic live「お茶漬けの回」
俳優・永田崇人とアーティスト・中谷優心のシンガーソングユニット。nagatani誕生のきっかけは、永田崇人のファンイベント「タカトーク」に、中谷優心が映像出演したこと。二人で何かやろうという思いから、株式会社キューブに所属する若手俳優陣のサポーターズクラブ C.I.A.(Cube Infinity Artists)が毎年年末に開催するイベント、「SUPER LIVE」でユニットとしてのパフォーマンスを披露し、中谷優心が作曲・永田崇人が作詞を担当したオリジナル曲『寝不足』を配信限定リリース。2020年12月29日(火)30日(水)にfirst acoustic live「お茶漬けの回」の開催が決定。
『nagatani』初のワンマンライブ
First acoustic live「お茶漬けの回」を行うことになった
経緯はなんだったんですか?
永田:キューブに所属している俳優が集まって行うC.I.A.というサポーターズクラブがあるんですが、その中で優心とデュエットを組んで作曲して歌を歌ったんですよ。自分で言うのも何なんですが、その時にすごく良い反応を頂いて。で「ライブしようよ」と言われて25回断ったんですが、26回目でOKしました(笑)。
中谷:僕は一回目でOKしたんですけどね。
FAST:待つのが長かったですね(笑)。
永田:本当に「ライブ」だけのイベントってしたことがないので、僕にとってもチャレンジだし楽しみです。
作詞・作曲もお2人で行われていますが
どんな風に作っているんですか?
中谷:僕、ソロ活動の時は作詞も作曲もしているんですが、『nagatani』の作曲に関しては「ソロ活動ではこの曲は作らないだろうな」ということは意識しつつ、作詞は崇人くんに任せています。『nagatani』のイメージで歌詞を書いてくれるので、僕には想像ができないような曲になるんですよ。僕が「こういった詞で、こんなイメージの曲で…」と作った曲を崇人くんに渡すと僕のイメージとは全然違う歌詞がついてきて、その上すごい良い曲になって戻ってくるんです。それが『nagatani』の活動の楽しいところ。一人の時とは全然違うんですよね。
永田:でも『寝不足』に関しては一緒に書いたよね。
中谷:流れはね。あと、段々最初より今の方が声の質が合ってきて。
永田:そうだよね。優心はさっき「サポートの心持ちでやろうと思う」って言ってくれてたんですけど、俺は『nagatani』でいうと優心がメインで歌って俺がハモっている時のほうが好きなんです。自分で聴いていても気持ちいいですし「あ、良いハーモニー奏でてるな」って(笑)。
FAST:今も作っていらっしゃる曲が…?
中谷:あります!舞台中に新幹線で移動しながら作った曲が。
永田:書いた詞をどうしてもその場で聴いて確かめたくなっちゃって、優心に「一回トイレで歌ってきて」って頼んだよね(笑)。
中谷:最悪ですよ。新幹線のトイレって自分が座っている席よりもはるかにうるさいじゃないですか。「ゴーッ」と風の音が響く中で歌った音源を「いいじゃん」っていうから「ホンマかいな」と思って(笑)。
永田:一回目、すごいささやき声みたいな声で歌ってきて(笑)。「優心、もう一回歌ってきて」ってね。
中谷:もう最悪ですよ(笑)。今、一番くらいまで出来上がったんですけどいい感じです。どうです?他にはどんな曲作ってみたいですか?
永田:どんな曲か…。俺ね自分で「こういう曲を作りたい」っていうのは別にないんだよね。今回の曲も『寝不足』もそうだけど、メロディーと優心が持ってきたキーワードをとにかく掘り下げていきたいな、と思ってて。僕、理系なのですごく論理思考なんですよ。だからすごい変にこだわっちゃうんです。
中谷:うん。歌詞を考えている時、すーごい長いですね(笑)。朝6時まで2人で書いていた時もありました。
FAST:何時から?
中谷:前の日の22時とか(笑)。僕はもう「寝かしてくれ…」と思ってるんですけど、崇人くん、歌詞を書いている時すごい楽しそうなんです。
永田:言葉を選ぶのは好きなんです。でも、もうちょっとちゃんとやります(笑)。
中谷:やってますよ充分。『nagatani』が出た時に「俳優さんが歌っている」というよりは「アーティストグループだと思われたい」という想いがあって。崇人くんは“アーティスト”もする人、“俳優”もする人。僕が隣にいることで2人で出た時に「『nagatani』というアーティストに見えたらいいな」と思っています。はい、良いこと言ったでしょ?
永田:あはは、(スタッフさんたちに)笑われてるよ(笑)。
リリース曲の『寝不足』
最初に入っている「雨音」が印象的ですよね。
永田:あれは編曲ですね。
中谷:初めて聴いた時、僕もびっくりしました。
永田:多分、雨の音だよね?
中谷:そう。リリースされている『寝不足』ってアコースティックギターの音が強いんですけど、編曲前はエレキギターでアコースティックの音を弾いている曲だったんです。エレキをやめてもらってアコースティックバージョンにして、それに加えて最初が「雨の音」で始まるのが斬新だな、と編曲後に聴いた時に驚きました。「すごいいいな」と。
FAST:その「雨音」の経緯をお聞きしたかったんです。
永田:か、レコーディングの時にたまたま雨が降っていたか…
中谷:あの日はだいぶ小雨だったと思うけどな~(笑)。
永田:僕、スイッチ入らないと歌詞が書けないので、そのスイッチを簡単に入れられるようになりたいですね。
中谷:僕はファーストシングルとして『寝不足』を配信させてもらって皆さんに嬉しい評判をたくさん頂けたので、やっぱりセカンドシングルを出したいです。1年の間にもう一曲は。会社で「『nagatani』来てます!」と言ってもらえるようになるのが目標です。
Message for 『お茶漬けの回』
From Takato Nagata
2020年いろんなことがありましたけど、1年の締めくくりに「皆さんに楽しんでいただきたいな」という気持ちで僕らも歌わせてもらうので「楽しもう」という気持ちで来ていただければと思います。2020年、笑顔で終えましょう。
From Yushin Nakatani
今回初ワンマンライブということで、さっきも言ったようにイベントというよりは「アーティストがライブをやるんだ」という見え方ができるといいなと思います。あとは12月29日、30日のライブなので実家に帰る予定をずらして来てくださる方や実家に帰れなくて来てくださる方もいらっしゃると思うんです。こんなご時世に来てくださる方たちに「来てよかったな」と思っていただけるライブにしたいと思います。僕らが楽しんでいたら、きっと皆さんも楽しんでくれると思うのでお互いに楽しみましょう!
永田崇人(ながた たかと)PROFILE
By 中谷優心
1993年8月27日生まれ。
「崇人くんは主役をする人」
中谷:今、崇人くんと初めて一緒の現場でお仕事させてもらっているんですけど、ここにきてイメージが変わりました。崇人くんって基本的にずっとふざけている人だと思っていたんですよ(笑)。でも今回の現場で「すごい引っ張ってくれる人なんだ」と思って。「やっぱりすごいな、主役をする人だな」と思いました。傍から見ていて「キラキラしているな」と。
FAST:今までと見え方が変わったんですね。
中谷:変わりましたね。今回のライブも『nagatani』のライブではあるんですが、崇人くんにはキラキラしてもらって僕はギターを弾きながらサポートの心持ちでやろうかな、と思っています。
永田:前置きすごい長かったけど、そろそろ俺の良いところ言ってくれる(笑)?
中谷:終わりです(笑)。あ、一つ言うとすれば、崇人くんは人と人との間の空気を絶妙に取り持ってくれる人。例えばぶつかりそうになっている2人がいたとしたら、それを察して滑らかにしてくれるような。全体の空気を良い感じにするのが超絶に上手いんです。
永田:すごい褒めてくれる(笑)。
中谷:どうですか?あ、あと身長が低いのが…
永田:おい!ちくしょー(笑)。
中谷優心(なかたに ゆうしん)PROFILE
By 永田崇人
1995年8月1日生まれ。
「“優心”という名前通りの優しい人」
永田:もう本当に体たらくな生活を続けている…(笑)。でもやっぱり歌が本当に上手いですね。羨ましいくらい。
中谷:本当に思ってる(笑)?
永田:いや、もっと良いところあるんだけどね、ありすぎて(笑)。
中谷:なるほどね。
永田:あとは優しいです。名前が「優しい心」と書いて「優心」というんですが、本当にそのままの人で。でもすごくマイペースなんですよ。上下関係など気を付けているんですけど気づいたら先輩とため口で話していたり…(笑)。それがまた憎めない。そういった天然なところも持っている人です。
nagatani first acoustic live「お茶漬けの回」
2020年12月29日(火)19:00公演
2020年12月30日(水)13:00公演/17:00公演
@CBGKシブゲキ!
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:眞弓秀明
スタイリスト:東正晃(Der GLANZ)
ディレクション:半澤暁
インタビュー・記事:満斗りょう
ページデザイン:笹和紗