奥智哉×杢代和人
お互いの凹凸を補い合うような関係性
現在放送中のドラマ「君は夏のなか」(テレ東系・毎週水曜深夜24時30分〜)で共演している奥智哉さんと杢代和人さん。インタビュー後編では、出会った時の印象やお互いに尊敬するところ、二人で行きたい場所や、してみたい聖地巡礼などを伺いました。前編に続き、お二人の微笑ましいやりとりをぜひお楽しみください!
お二人は本作が3度目の共演とのことですが、出会った時の印象を教えてください。
奥智哉(以下、奥):初めてもっくんと会ったのは19歳の時だったかな?最初は自分と全く違うタイプの人だと思っていました。でもたぶん同じクラスにいたら、タイプは違えど、一緒にいそうだなと思います。今回「君は夏のなか」でがっつり共演して、出会った頃は知らなかった一面がちょっと見えてきたりもしています。
杢代和人(以下、杢代):僕も同じで最初に会った時は、同い年だけど、考え方や雰囲気が自分とは真逆だなと思いました。これだけ自然体で素直で、まっすぐな目をしている人は近くにあまりいなかったので、そういう印象が最初は強かったです。でも知り合って2、3年経ち、今回改めて共演してみて、基本的なところは変わらないけれど、大人として、役者としての責任感がすごく増している印象を受けました。
お互い、どういうところが真逆だなと思いますか?
杢代:僕は超こだわり人間で、洋服やスキンケアのルーティンとかもしっかりある方で、趣味も多いんです。最近だとドライブやカメラも好きなので、休日は絶対に出かけてショッピングなどをするんですけど、彼はもう無趣味!かつ、休みの日は何もせずに家でずっと寝ているんですよ。
奥:えぇ、寝ていますね(笑)。
杢代:あと、僕はSNS がわりと好きなので、自分の写真をあげて「いいね」やコメントをもらうことが好きで好きでたまらないんです!でも智哉は「そこまで気にしてなかったなぁ……。」っていう感じで、僕からしたら「いいねもらいたくないの?」って思うんです。
今の杢代さんのお話でかなり分かりましたが(笑)、奥さんはどこが違うなと思いますか?
奥:SNS のこともそうですし、セルフプロデュース力や自分をどう相手に見せるかみたいなところもプロ意識が高くて素晴らしいなと思います。そういうところは本当に尊敬していて、教えてほしいくらい。
杢代:いや、絶対そんなわけない!ここで言っているだけ。本当に教えてほしかったら、もうすでに聞いてるはずだもん。
でも、奥さんが先ほど仰っていた「タイプは真逆だけど同じクラスだったらきっと一緒にいる」っていいですね。
杢代:そうですね。僕も、自分にないものを智哉からもらっているなと思うので、二人の凹凸が合わさるというか、お互いで補っている感覚はありますね。
さて、渉と千晴は映画という共通の趣味がありますが、二人の共通点は何かありますか?
杢代:同い年ということと……。あと何かあるかな?
奥:あ、雪駄!
杢代:雪駄って誰がわかんねん(笑)。ちょっと補足しますと、智哉は雪駄が好きでほぼ毎日履いているんです。最近僕が誕生日を迎えまして、その時に雪駄をプレゼントしてくれたので、今は雪駄も共通点の一つです。
奥:もっくんにも、これから毎日雪駄を履いてもらって。ね?(といって、杢代さんの足元を見る)
杢代:ごめんなさい、今日は履いてこなかったです。明日から履きます!
では、お互いのどんなところに刺激をうけますか?尊敬するところやお好きなところなど、存分に褒め合ってください!
奥:アイドルと俳優を両立しているところです。どちらも妥協せず全力で向き合っていて、仕事への意識と姿勢が素晴らしいなと常々思っていますし、本当に尊敬します。
杢代:僕は嘘をつかないところですね。嘘をつかず人に誠実な方というのはやっぱり信頼できるし、それが智哉にはあると感じています。現場でスタッフさん全員の名前を覚えていたりするところも尊敬しているし、芝居に対する姿勢は同い年ながら僕ももっと見習わないといけないと思うところもあるので、いい刺激をもらっています。
プライベートでは二人でどこか行ったことはありますか?
杢代:この前、撮影終わりに初めて二人でラーメン屋に行きました。
それはどちらから「行こうよ」と声をかけたんですか?
奥:僕からです。「今日行けるんじゃない?」と思ってご飯に誘ったんですけど、僕がその時お財布を持ってなくて……。もっくんに奢ってもらいました(苦笑)。
杢代:その後、ちゃんと返してくれましたよ! だいぶ遅めだったけどね(笑)。
もし今後お二人でどこか遊びに行くとしたら、どんなところに行って何をしたいですか?
杢代:僕たちは京都での撮影が最初の共演なので、「京都に行きたいよね」ってずっと話をしていたよね?
奥:そうだね。
杢代:撮影中、お互い行きつけになったお店があって。智哉おすすめの喫茶店や銭湯とかもあるらしいので、紹介してほしいなと思います。逆に僕が個人的にずっと行っていたお店もあるから、そこに連れて行ってあげたいです!
「君は夏のなか」では相手を想う気持ちが描かれていますが、お二人が人間関係を築くうえで大事にしていることを教えてください。
奥:相手を信頼することが一番大事かなと思います。僕ももっくんをすごく信頼しているので、それは画にも映るんじゃないかなと思うし、その気持ちが渉と千晴の関係性をより濃くしていって、結果的に自然といい表情ができるんじゃないかなと思っています。それに、相手に自分のことを信じて欲しい、人と関係性を深めたいなと思った時は、まず自分が相手を信じることが大事だと思いますね。そうすればきっと何かが少しずつ変わって、いい方向に進んでいくんじゃないかな。
杢代:僕が人間関係で大切にしていることは、深く入りすぎず、入らなすぎずということです。人生においていろんなことが起きて今の人格が形成されているので、そこを妨げるようなところまで深く入り込みすぎない、相手に対してものすごく影響を与えられる人間になろうと思いすぎないようにしています。僕は初めから親しくしすぎて、どんどん関係性を深くしていくことはあまりしない方がいいのかなと思うので、距離感は大切にしていますね。それぞれに自分のプライベートや心のスペースがあるので、そこの線引きはしっかりしています。
渉と千晴は、夏休みに“聖地巡礼”をしたことを機に、ひと夏の特別な時間を過ごしていくという展開ですが、お二人が今後“聖地巡礼”したい場所はありますか?
奥:「ジョジョの奇妙な冒険」の第5部の舞台がイタリアなので、ずっと行きたいなと思っています。聖地巡礼することの楽しさって、やっぱりその作品の登場人物やキャラクターたちと同じものを味わえることだと思うんです。漫画と同じ景色に自分も入ったり、同じ画角、同じポーズで写真を撮ったりすることも楽しそうだなと思います。
杢代:僕は今年に入って、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」を一気見したのですが、自分史上、上位に好きな分類に入るぐらい面白くて!ドラマに出てくる研究所が実際にあるそうなのでそこに行ってみたいし、「ストレンジャー・シングス」の舞台になったところは回ってみたいです。
これまで俳優のお仕事をされてきて、今どんなところにお芝居の楽しさを感じますか。
奥:「今うまく噛み合っているな」と感じる瞬間や、お互いの表情や仕草を意識しながら探り合っている中で生まれたものができた時は、お芝居をしていてよかったなと思います。あとは、自分が相手の感情を動かせた時や、逆に相手によって自分の感情が動いた時も、同じように思います。
杢代:僕も同じくですね。台本を読んだ時に想像していたものを超えた時というのは、やっぱり俳優の楽しさの一つかなと思いますし、作品が放送されて視聴者の皆様の反響をいただけることは、やりがいを感じていますし、生きがいになっています。それに、さっき智哉も言ってくれたけど、一つ一つのセリフとか間が噛み合っていい一瞬を作れた時は、俳優をしていて楽しいなと思います。
それは実際に現場での化学反応がどう生まれるか、といった勝負でもありますよね。
杢代:そうですね、やっぱり前半では新しい役ということもあって、緊張感もありつつでしたけど、今は少しずつ慣れてきて、僕も「噛み合ったな」「今、いいシーンになったんじゃないかな」と思うことが増えてきたので、放送が楽しみです!
奥智哉
おく ともや
2004年7月18日生まれ。
最近の出演作に、ドラマでは、Hulu『時計館の殺人』(‘26)、NHK『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(‘25)、フジテレビ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(‘25)、映画では、『映画ラストマン-FIRST LOVE-』(‘25)、『ラーゲリより愛を込めて』(‘22)などがある。また、9月18日公開の映画『八つ墓村』、10月スタートの日本テレビ系ドラマ『俺たちの箱根駅伝』への出演も控える。
杢代和人
もくだい かずと
2004年5月20日生まれ。
ダンスボーカルユニット「原因は自分にある。」のメンバー。最近の出演作に、ドラマでは、TBS『GIFT』(‘26)、Netflix『九条の大罪』(‘26)、テレビ東京『物産展の女〜高崎編〜』(‘26)、テレビ朝日『ぜんぶ、あなたのためだから』(‘26)、映画では、『【推しの子】-The Final Act-』(‘24)などがある。また、10月スタートの日本テレビ系ドラマ『俺たちの箱根駅伝』への出演も控える。
雪駄のプレゼントや財布を忘れてラーメンを奢ってもらったお話など、プライベートな素顔が垣間見えるたびに、現場もほっこりした空気に包まれました。撮影では、カメラに向き合うおふたりのスイッチが入った表情がかっこよく、絵になるシーンの連続。「君は夏のなか」が持つ淡くて儚い夏の空気感を、画面越しにしっかりと届けてくれるお二人のご活躍をこれからも応援しております!
Ⓒ古⽮渚・⼀迅社/「
<放送情報>
ドラマNEXT「君は夏のなか」
テレ東系にて 毎週水曜 深夜24:30~25:00 放送中
U-NEXTでは毎週水曜21時より独占先行配信
※Item Credit
【奥】シャツ¥37,400、パンツ¥42,900、INNAT (インアット https://innat.jp/)、スカーフ¥2,800、VINTAGE 、(ティモシーランド@timothyland_vintageandused (Instagram))、その他スタイリスト私物
※Team Credit
カメラマン:髙橋耀太
ヘアメイク:【奥】西岡達也(ラインヴァント)【杢代】 KATO(TRON)
スタイリスト:【奥】佐々木悠介【杢代】ホカリキュウ(KANA-L AGENT)
インタビュー:根津香菜子
記事:根津香菜子/相澤花菜・小谷康貴