日向亘
「将来は余裕のあるイケオジになっていたいです」
不当な扱いを受けテレビ業界を干された放送作家の主人公が「デスゲーム作家」に転身し、残虐性と企画力と生かしたデスゲームでかつての恨みを晴らしていく復讐ドラマ『デスゲームで待ってる』に出演中の日向亘さん。インタビュー後編では、ネガティブな気持ちになった時の対処法や毎年恒例のお正月の過ごし方、さらには理想の「大人像」についてもお話しいただきました!
今作ほどの恨みや復讐心まではいかずとも、ちょっとネガティブな気持ちになった時、日向さんはその感情とどう向き合っていますか。
僕はあまり引きずらないタイプです。もちろん、少し腹立たしい時や苛立ちを覚えるなど、ネガティブな気持ちになることもありますが、あまり深く考えすぎないです。そういう時の対処法ってきっと人によるのでしょうけど、僕は身近な人や気を許せる人に話を聞いてもらって、気持ちを落ち着かせることが多いです。でも基本的には、寝て起きたら嫌なことはもう忘れちゃっていることが多いかも(笑)。
それはいいですね(笑)。
深く気にしすぎないところは自分の長所だと思っているので、あまり抱えすぎることは基本的にはないのかなと。
最近は大学などの学祭にゲストとして登壇される機会もありましたが、ご自身はどんな学生でしたか?
僕は小さい頃から目立ちたがり屋で、人前に立つのが好きでした。それが今の仕事にも繋がっていると思うんですけど、例えばクラス内で代表者を決めるときや、学年の中で「何かやってもらいます」みたいなときには積極的に手を挙げて、行事も積極的に張り切るタイプでした。
特に思い出に残っている行事を教えてください。
僕が中学3年生の時に新校舎ができたんですが、その記念式典司会者を務めました。地元の教育委員長とか偉い方が来てご挨拶するときに、僕が司会をして「〇〇さんにご挨拶をしていただきます」みたいな(笑)。すごく緊張したのを覚えています。
さて、ドラマが最終話を迎えるとあっという間に今年も終わりに近づきますが、日向さんは毎年、どんなお正月を過ごしていますか?
お正月の過ごし方は、もうずっと決まっているんです。大みそかは家族でテレビを見ながら年を越して、夜中の1、2時ぐらいに近所の神社に行くんです。そこで初詣をして、家に帰って少し寝て、起きたころにニューイヤー駅伝をやっているので、それを毎年見るのが楽しみなんです!
その後は?
お昼過ぎぐらいに父方の祖父母の家に行きます。祖母がおせちを用意してくれているので、それをみんなで食べて色々話して。翌日は母方の祖父母の家に新年のあいさつに行くというのが定番の流れです。
家族思いのいいお孫さんですね~!
小さい頃からずっと続いているので、もうそれは崩せないですし、僕にとっては一番「お正月だな」って感じることなんです。普段はあまりイベント事とかしないのですが、お正月だけはずっと過ごし方が決まっているし、唯一、行事事を感じられるのがお正月なので、これからもずっと続けたいですし、大切にしていきたいなと思います。
現在20歳。20代はこう過ごしたい、こういう人になりたいというプランはありますか?
もちろんこのお仕事はずっと続けていたいですし、僕もいつか事務所の先輩方のような俳優になれるように頑張りたいです。
では、50代、60代ともっと年を重ねた時、どんな大人になっていたいですか?
イケオジになりたいです。僕が思う「イケオジ」は、自分の時間を大切にしている人。
趣味があって、自分の好みに染まっている人がかっこいいなと思います。服装とかも、例えばアメカジが好きな人だったら、スタジャンみたいなアイテムを上手に着ていたら「自分を持っている人だな」って思うし、釣りや登山が好きな人だったら、アウトドアファッションをおしゃれに着こなしている人を見ると、人生楽しそうだなって思います。そういう余裕のある大人になりたいです。
では、長く続けられる趣味を見つけないとですね。今は何か趣味はありますか?
今は特にないんです。趣味によって僕自身変わると思っているので、絶対アウトドア派になりたいです。でも、僕は夏が大の苦手なので、冬のアウトドアな趣味を見つけたいです。日焼けしやすいこともあって、夏は完全に引きこもっているので外にはあまり出たくないんです(笑)。
冬にできる定番だとスキーとか?
いいですね!スキーも日焼けしちゃうかもしれませんが、ウェアとかでちょっとごまかせそうですよね。あとはキャンプやバイク、登山に釣り……。そういう自分の好きなものを追求できる人になりたいです。
素敵に年齢を重ねた時の日向さんも楽しみです。
その時はぜひ、また取材してください!
日向亘
ひゅうが わたる
2004年3月18日生まれ。
インタビューでは、作品のことでは、言える範囲のことを余すことなく日向さんの溢れる熱量でお話をしてくださいました。時より言いたくても言えない作品のことについては、上を向きながら言葉を選んで我慢されている時もあったりととても可愛らしく楽しいインタビューのお時間となりました。年末年始のお話では家族との時間をすごく大事にされている日向さんの温かさも感じることができました。撮影とはまた違った日向さんらしいお話と表情を終始インタビューでは見せていただきました。これからも、日々いろんなことを考え向き合い成長されつつも、日向さんの変わらない明るさと素敵な笑顔を武器に活躍される姿を応援しております!
今年2度目のご出演ありがとうございました!
最近の出演作に、テレビドラマでは、テレビ朝日『JKと六法全書』(‘24)、フジテレビ『GTOリバイバル』(‘24)、テレビ朝日『マルス-ゼロの革命-』(‘24)、フジテレビ『うちの弁護士は手がかかる』(‘23)、毎日放送『君となら恋をしてみても』(‘23)などがある。
©カンテレ
『デスゲームで待っている』
放送時間:毎週木曜深夜0時25分~(関西ローカル)
キャスト:日向亘、梅澤美波(乃木坂46)、波岡一喜、濱津隆之、美山加恋、三四郎(小宮浩信・相田周二)、辻岡甚佐、ニシダ・コウキ(ラランド)、木下隆行(TKO)・田口浩正、前川泰之、森永悠希ほか
原案・脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)・諏訪雅(ヨーロッパ企画)
プロデューサー:田中健太(カンテレ)、田端綾子(メディアプルポ)
エグゼクティブプロデューサー:吉條英希(カンテレ)
監督:北川瞳、酒見アキモリ、髙野有里(メディアプルポ)
主題歌:ハンブレッダーズ「アクション!」(トイズファクトリー)
制作著作:カンテレ
制作協力:メディアプルポ
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:佐々木麻里子
インタビュー:根津香菜子
記事:根津香菜子/有松駿