【藤原大祐×窪塚愛流】隣にいてくれるとすごく安心できる

Salon de FAST

2025年2月10日

藤原大祐×窪塚愛流

隣にいてくれるとすごく安心できる

役者として数々の作品に出演する一方で、シンガーソングライターとしても活躍中の藤原大祐さん。2018年に俳優デビュー後、様々な役どころを演じ、演技の幅を広げている窪塚愛流さん。プライベートでも交流があるというお二人に、友人として魅かれる部分や、今後、共演してみたい作品などをお聞きしました。

お互いに、友人としての相性のよさはどんなところに感じますか？

窪塚愛流（以下、窪塚）：声が落ち着く。

藤原大祐（以下、藤原）：俺の？

窪塚：存在が落ち着く。

藤原：すごくホメてくれるじゃん。付き合う（笑）？

窪塚：あはは！大祐は、すごく明るいしユーモアもあるし。いろんな引き出しがあるから、どんどん話が広がって、ずーっと話せる。こういうインタビューのときも、隣にいてくれるとすごく安心感があるんです。どうしてそんなに安心できるのか言葉にはできないんですけど、大祐の人柄が、僕をいつも……うーん、なんだろうな……。

藤原：照れるんだけど。

窪塚：すごく一緒にいやすいんですよ。

藤原：でも、二人のタイプが違うから、僕も愛流のことをすごくいいなと思いますね。お互いがお互いを受け入れているというか……ね？

窪塚：うん。

藤原：二人とも、そういうタイプなんだと思います。人を拒んだりすることがないというか。僕もそうだし愛流もそうだから、噛み合ったという感じですかね。

今後、また共演するとしたら、どんな役や作品がいいですか？

藤原：戦いたくない？

窪塚：戦いたい？

藤原：（『ドラゴンボール』の）悟空とベジータみたいに。

窪塚：あー！楽しそう。

藤原：だって、愛流とはBLもやったし、学園モノもやったし、今回、親友役もやったから。ここで1回、本気で戦うっていうのもいいかなって。

時代劇で剣を交えるとかではなく？

藤原：あっ、時代劇いいね！

窪塚：たしかに！おもしろそう！

藤原：そしたら、やっぱり戦うのはやめて。下僕界隈を一緒に盛り上げていく、みたいなのはどう（笑）？

窪塚：いいね！

藤原：お互いにキツい扱いを受けて、縁側で語り合うの。

窪塚：うんうんうん。近くには川が流れていて。

藤原：もちろん、俺たちがメインの作品ではあるんだけど。

窪塚：二人でいろんな困難を乗り越えていって。

藤原：だけど！二人のどちらかが先に出世しちゃうんよ。だから、ずっとタメ口でしゃべっていたのに、しゃべれなくなっちゃうっていう。めっちゃよくない？

窪塚：めっちゃ想像できる。

藤原：あるとき、こっそりと親しくしゃべっているところを見つかって、殺されそうになるの。「おまえ、○○様に向かって！」という感じで。この間まで一緒に雑巾がけしてたのに……というところから、本当の友情とは何なのかについて描かれていく。

窪塚：もう、一気に物語ができたね。

藤原：たぶん僕たちって、関係値的に（芝居に）リアリティを出すのが得意なんです。愛流となら、“お芝居の設定じゃなく、ホントにそうなんじゃないか”と思わせる会話ができると思うんです。だから、あんまりない設定でやりたいですね。

窪塚：めっちゃコミカルにね。

付き合いも長くなってきたお二人ですが、お互いに改めて聞いてみたいことはありますか？

藤原：普段、何してるの？

窪塚：ずっと家にいる。

藤原：あっ、そうなんだ。ずっとゲームしてるの？

窪塚：いや、最近はアニメを観てることが多いかな。

藤原：じゃあ、アニメ観て～、龍を描いて～。

窪塚：そう。最近、龍を描くのにハマってるから（笑）。

藤原：で、たまにごはん食べて～。

窪塚：たまにごはん食べて。

藤原：愛流は、ごはんを食べるのを忘れちゃうときがあるもんね。

窪塚：あっ、でも、最近はちゃんと食べてるよ。

藤原：あっ、ホント？たしかに、前よりは状態がいいわ。一時期、ものすごく痩せちゃってたからな。

では、窪塚さんから藤原さんに聞いてみたいことは？

窪塚：どんなときに幸せだなって思う？

藤原：深い質問だね……“意味ないな”ってときかな。

窪塚：ほーん。ボーッとできる時間ってこと？

藤原：とか。人と一緒にいるんだけど、“この時間、意味ねぇな”と感じるときが幸せかな。

窪塚：そうなんだ？

藤原：やっぱり、人ってどうしても意味や利害を求めちゃうじゃん。“この人といると得になる”とかさ。

窪塚：うんうんうん。

藤原：そういうのを抜きにして、本当に意味のない時間をその人と過ごせるって、愛だなって思うから。

窪塚：おー！（レバーを倒すジェスチャーをしながら）深イイ～！

窪塚愛流様へ

ごはんをちゃんと食べろよ。愛流はカラダが細いし、顔が小さすぎるから。僕より背が高いのに僕より顔が小さいので、なるべく横に並びたくない……というのは、結構前から言っているんですけど、最近、また痩せている気がするので心配です。

手紙を書くとしたら?

同い年で、こんなに共演していて、こんなに心がつながっている人ってなかなかいないので、その想いを伝えたいです。きっと、アツい内容になっちゃうでしょうね。

藤原大祐より

藤原大祐様へ

大祐と仕事をするのがとても好きで、楽しいです。大祐は、自分の知らなかった自分に出会わせてくれる人。そんな人はあまりいないから。もっと一緒に出かけたいなー。海までドライブして、浜辺でハンバーガーを食べたりしてみたいです。

手紙を書くとしたら？

「大祐なら武道館へ行けるよ！」

窪塚愛流より

久しぶり〜と仲良く話されて入ってきた窪塚さんと藤原さん。インタビューでも周りにはたくさんの関係者がいる中でしたが、緊張などもなく気の知れたお二人だからか、ありのままで安心されている様子でした。お二人の会話の中では今ハマっているものや生活スタイルなど、過去にお二人でお互い話していた内容を遡って盛り上がったお話。改めて今のプライベートのお話ではスタッフたちを楽しく巻き込んでたくさん話してくれました。本作ではお互い演じて欲しいという密かに秘めていた気持ちもインタビューで伝えたりと本当に仲の良さが伝わるお時間でした。

これからも周りを明るくするテンションと歌とお芝居両方で活躍される藤原さんと目の前に対する集中力があり、すごく真面目な窪塚さんのご活躍を応援しております。

お久しぶりのご出演ありがとうございました。

藤原大祐

ふじわら　たいゆ

2003年10月5日生まれ。

最近の出演作に、テレビ朝日『伝説の頭翔』(‘24)、関西テレビ、フジテレビ『リビングの松永さん』(‘24)、NHK総合『柚木さんちの四兄弟。』(‘24)、映画では、『リゾートバイト』(‘23)、『追想ジャーニー』(‘22)、がある。

窪塚愛流

くぼづか　あいる

2003年10月3日生まれ。

最近の出演作に、テレビ朝日『顔に泥を塗る』 (‘24)、NHK BS『藤子・F・不二雄 SF短編ドラマシーズン2「じじぬき」』(‘24)、東海テレビ・フジテレビ『あたりのキッチン!』(‘23)、映画では、『恋を知らない僕たちは』(‘24)、『ハピネス』(‘24)、『愛のゆくえ』(‘24)などがある。