倉悠貴
今、改めてお芝居が楽しいなって思います
8月7日から公開の映画『ブルーロック』に出演している倉悠貴さん。インタビュー後編では、共演者の方々とのエピソードやご自身の「推しメン」、おすすめ漫画、さらには今年上半期の出演作を振り返って思うことなどをお聞きしました!
主演の高橋文哉さんをはじめ、同世代の俳優さんが集まった作品ですが、皆さんとの共演はいかがでしたか。
みんなそれぞれに個性があって面白かったです。(櫻井)海音くんの身体能力の高さや、野村康太や石川雷蔵の若々しさ、アグレッシブさみたいなものがすごく輝いて見えたし、本当に皆さんそれぞれ素敵でした。
元々、西垣(匠)や(青木)柚は友達なので、いてくれてすごく助かりました。僕はすでにチームが出来上がっているところに参加させてもらう形だったので、その 2人には助けられたなと思います。特に西垣がいなかったら、たぶん僕は誰ともほとんど会話ができなかったと思います。
西垣さんとは、「六人の嘘つきな大学生」、「隣のステラ」に続き、今作でも共演していますが、本作でのエピソードを教えてください。
久々に会ったらすごく楽しそうで現場にも馴染んでいたし、笑顔を見られる時間がすごく多かったので、いい現場なんだろうなと思いました。僕が今作にインする前、西垣に「現場はどんな感じ?俺、絶対馴染めないよね」と話したら「大丈夫!俺が引っ張るから」と言ってくれたり「誰々とご飯行こうよ」と誘ってくれたりもして、優しいなと思いましたね。以前から友達ではありましたが、今回でより好きになりました(笑)。
何か共演者の方に聞いてみたいことはありますか?
「チームZ」のLINEグループがあるらしいのですが、なぜか僕だけ声がかからなかったんですよ。僕もみんなと仲良くなりたかったので、今からでも入れてほしいなとこの場を借りて伝えておきます (笑)。
本作のキーパーソンである絵心甚八を演じる窪田正孝さんとの共演はいかがでしたか?
ビジュアルやお芝居も含め、本当に窪田さんしか絵心は想像できないなと思いますし、役への向き合い方や解像度みたいなものがとても高いなと感じました。現場でも、絵心が長ゼリフをつらつらと独壇場のように歌舞かなければいけない場面があるのですが、カットがかかった後にエキストラの方々からも拍手が起きて、素晴らしかったです。本当に貴重な経験をさせていただきましたし、20代の俳優が多い中、厚みを出してくださったなと思います。
それぞれのキャラのクセが強く「推し」が見つかりやすいのも本作の特徴かと思いますが、倉さんの「推しメン」は誰ですか?
「推し」というか、演じてみたいのは久遠渉ですね。すごく人間味があって、本読みをしていても「この役、めっちゃいいな」とシンプルに思いました。あとは(五十嵐)栗夢とか絵心(甚八)も好きです。個人的に「チームV」の方々とはお会いできていなくて、撮影も見られていないので、完成作を見るのが楽しみです。
今回は漫画が原作でしたが、ぜひ何かおすすめ作品を教えてください。
『日本三國』(作:松木いっか)という漫画が好きで、ずっと読んでいたんです。それが今春にアニメ化されたんですけど、実写化したらすごく面白いと思うんですよ。もしかしたらすでにそういう企画が動いているのかもしれないですけど……。
もし本当に実写化されたら、何役で出たいですか?
僕、主人公の三角と顔がめっちゃ似ているんですよ。ぜひ調べてみてほしいです(笑)。
(スマホで調べる)本当に似ていますね!どういうお話なのですか?
文明が崩壊した近未来の日本が三つに分かれて、覇権を争う三国時代が舞台の作品なのですが、明治時代っぽい感じで、少し「キングダム」に近いかもしれないです。後に奇才軍師と称される地方役人だった三角青輝が「日本再統一」を目指し、豊富な知識と長けた弁舌でのし上がっていくというお話なのですが、プロデューサーさんに話してみようかな(笑)。
さて、本作を含め、今年の上半期だけでも映画「恋愛裁判」「教場 Requiem」、ドラマ「冬のなんかさ、春のなんかね」、「銀河の一票」さらには、今後「豊臣兄弟!」では、大河ドラマ初出演にして黒田官兵衛役と益々のご活躍ですが、それぞれの現場でご自身にとって学びになったことや思い出などを教えてください。
「恋愛裁判」は、深田(晃司)監督の演出が面白かったですし、「無意識」を意識するようになりました。例えば、普通は怒っている時、息つぎをするのを忘れちゃうくらいにまくしたてて話すのに、そこをキレイに言ってしまおうとするのは違くない?といったようなことで、僕の中でお芝居するにあたっての感覚が一つ変わった作品でした。
「教場 Requiem」は、フィジカルな面も含めて忍耐力がすごく鍛えられたなと思う作品です。僕はデビュー作が今泉(力哉)監督作なので、「冬のなんかさ、春のなんかね」は久々に今泉さんとご一緒でき、原点回帰というか、ちょっと懐かしい感じもありながら、杉咲花さんの才能にいい意味で苦しむという経験をしました。「銀河の一票」は絶賛撮影中で、今日もこの後撮影なんです。(取材は4月下旬)
「銀河の一票」で倉さん演じる藤堂昴は、松下洸平さん演じる政界のホープ・日山流星の秘書という役どころですね。
この作品はリラックスできる現場なので、とても楽しんで演じています。松下さんは「豊臣兄弟!」で徳川家康役を、幹事長政策秘書の雫石さん役で出ていらっしゃる山口馬木也さんも柴田勝家役で出ていらっしゃるので、この3人でいると少し不思議な感じがしています。
確かに!
「豊臣兄弟!」も今絶賛撮影中なのですが、お芝居のうまい人しかいないので、毎回戦いですし、本当に鍛えられています。でも、今こうして振り返ってみても、今年はお芝居が楽しいなって思えている年ですね。
倉悠貴
くら ゆうき
1999年12月19日生まれ。
最近の出演作に、テレビドラマでは、NHK『豊臣兄弟!』(‘26)、NHK『ある日彼女のパンティーが、』(‘26)、関西テレビ・フジテレビ『銀河の一票』(‘26)、日本テレビ系『冬のなんかさ、春のなんかね』(‘26)、映画では、『教場Requiem』(’26)、『恋愛裁判』(‘26)。また、9月25日公開の映画『マッチング TRUE LOVE』への出演も控える。
インタビューでは、落ち着いた口調でじっくりお話しされる一方、好きな作品について語る場面では目を輝かせ、周囲のスタッフにも熱心に魅力を伝えてくださった倉さん。どんな役にも真摯に向き合いながら、気づけばすぐに周囲と打ち解けてしまう、そんな素敵なギャップを持つ倉さんのこれからのご活躍を応援しております!約1年ぶりのご登場、ありがとうございました。
©金城宗幸・ノ村優介/講談社 ©CK WORKS
■タイトル:『ブルーロック』
2026年8月7日(金)より大ヒット上映中
■出演:高橋文哉
櫻井海音 高橋恭平 綱 啓永 野村康太 / K(&TEAM)
青木 柚 西垣 匠 富本惣昭
倉 悠貴 東 啓介 / 畑 芽育
窪田正孝
■原作: 金城宗幸・ノ村優介『ブルーロック』(講談社「週刊少年マガジン」連載)
■監督: 瀧悠輔
■脚本: 鎌田哲生
■制作: CREDEUS
■製作: CK WORKS
■配給: 東宝
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:NOBUKIYO
スタイリスト:伊藤省吾
インタビュー:根津香菜子
記事:根津香菜子/有松駿・相澤花菜