佐野勇斗
『佐野勇斗』
「小さな恋のうた」主演。
芝居のみならず、
バンドマンとしての片鱗輝く
人気俳優の目に映った物語とは—
■映画『小さな恋のうた』
―MONGOL800さんの国民的名曲。佐野さんも聴かれてましたか?
もちろん。めちゃくちゃ聴いてました。人生で一番聴いたんじゃないかな?ってくらい聴いた曲です。中学1年生の時に初めて自分で欲しいと思って買った曲なんです。
―なんと!運命的ですね。映画をご覧になってみて、溢れてきた想いってありますか?
完成してから、2,3回見ました。この映画には沢山のドラマが混在していて主人公だけでなく他の登場人物の背景もしっかりと描かれているんで。その背景が繋がって、1つの大きなストーリーになる。現実社会でもそうですけど、みんながそれぞれに抱えているものがあるじゃないですか。音楽の力が各々の背中を押したり、傷を癒したりしていく。溢れる想いというよりは、そんな音楽の力を感じましたね。
―「あなたにだけ届いてほしい」 という歌詞があるように、この映画を通じて“届いてほしい”メッセージは何ですか?
映画の中では、イレギュラーな環境が多く存在します。僕自身、「普通」であることの有難みを改めて実感しました。毎日、何気なく生活していたら忘れてしまうような些細なこと。家族と過ごせるだとか、毎日を当たり前に終えることができるだとか。そんな当たり前の日々自体がすごく幸せなことなんですよね。観た方に、「日常」に対する有難みが届けば嬉しいかな。
―音楽の魔法、そして日々の幸せが散りばめられた映画ですよね。佐野さん自身は音楽に助けられた経験は?
疲れている時、無意識に自分のテンションの上がる曲を聴いてます。M!LKというグループで音楽をやっていることもあって常に身近に存在しているものではありますね。歌詞よりもメロディー重視で曲を選ぶことが多いんですけどONE OK ROCKさんの『キミシダイ列車』は歌詞もすごく好きで。過去の自分が今の自分の土台になる、というような歌詞に励まされています。
―ではズバリ、女の子に歌ってほしい歌は!
えー!なんですかね…。
あ、でも、ONE OK ROCKさんの曲を歌ってくれたら嬉しいかも。激しくロックな感じではなくて、バラードとかをカッコよく歌ってくれたら惹かれちゃうと思います(笑)
―Yell word(チャレンジし続ける読者へ)
“根拠のない自信を持って”
言霊って本当にあると思っていて。ダメだ…出来ない…って思っていると、実際にその気持ちに引っ張られてしまう。嘘でもポジティブに「絶対出来る!」ってマインドコントロールをすることってすごく大事。新しい環境へ向かう時は、僕もそうやって自分を奮い立たせています。
―佐野勇斗のポリシー
“人間のいいところを見つけること”
人間なので、「合わないな」って思う人が、みんな1人はいると思うんです。でも、その人の中の「いいな」の部分を見つける。そうすれば人を好きになれる。ポジティブな気持ちでいるためにも、“人のいいところを見つける”ってスタンスでいることがポリシーかな。
―座右の銘
“謙虚と感謝”
いくつになっても謙虚な心を忘れず、感謝をきちんと出来る人間でありたいです。
―佐野勇斗のポリシー
“人間のいいところを見つけること”
人間なので、「合わないな」って思う人が、みんな1人はいると思うんです。でも、その人の中の「いいな」の部分を見つける。そうすれば人を好きになれる。ポジティブな気持ちでいるためにも、“人のいいところを見つける”ってスタンスでいることがポリシーかな。
佐野勇斗
さの はやと
1998年3月23日生まれ。
ポップな役からシビアな役まで多様な演技をこなす人気俳優。
演技のみならず、ボーカルダンスユニット「M!LK」としても活躍する21歳。
映画『小さな恋のうた』
5月24日(金)全国ロードショー
TEAM CREDIT:
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:中島愛貴(raftel)
撮影ディレクション:町山博彦
インタビュー・編集:満斗りょう