9人揃っての初舞台。聞いた時、どう思いましたか？

“劇団 EXILE”と言いながらも、舞台をみんなでやったことはなかったですし、去年『jam』という映画に劇団全員で出演した際も共演シーンがないメンバーもいたりして、実質劇団メンバーが揃って生でお芝居をするという機会がなかったんです。そういう意味でも「やっと劇団らしい活動が出来るな」と、嬉しかったですね。全員が同じ場所に立ってお芝居をする。それが今からすごく楽しみです。

SNS等でも絶賛稽古中なのが伝わってきますが

稽古場はどんな雰囲気ですか？

稽古の雰囲気はすごくいいです。「僕らって本来こうだよな」と思いながら稽古に参加したんですけど、これまでのお芝居以外の仕事とは違って、最初は少しむずがゆさがありました(笑)。「誰かがセリフをひとり言のように言いだしたら、みんながそれにのっかってセリフ合わせが始まる。そういうのも劇団ならではだ。」と、秋山さん（秋山真太郎）が言っていたんですが、お互いに気を遣っていない気心知れたメンバー同士だからできるのかなと思いましたね。

仲の良さと互いの信頼度が伝わってきます。

舞台が決まった時、メンバー間で何か話しましたか？

「今日、全員に報告があります！」というような伝え方でなく、「来年、劇団EXILEで舞台やるらしいよ」と噂のように話が流れている中での発表だったので、みんな心の準備が出来過ぎていたんです（笑）。舞台が決まったことに対して「嬉しい」というよりは「どういう舞台にしていくか」といった話し合いがすぐに始まった印象ですね。

ストーリーから劇団 EXILEで作り上げられた今作。

佐藤さんの役の見どころは？

この作品は、ゲ

ーム中の自分の操作するアバターに自身が投影されている設定。そこで繰り広げられる人情物語を描いています。僕の演じる役は高校生が操作しているアバターの役。今の時代っぽい子ですね。ゲームの中ということで、みんな技を持っていたり、各々のキャラ立ちがかなりしっかりしています。それは見どころの一つじゃないかな。あとは衣装！つい先日、衣装の絵コンテを見たんですがアニメのキャラクターみたいでどんな出来になるのか楽しみです。

衣装に身を包んだ皆さんを見るのも楽しみです！

では最後にこの舞台を心待ちにしている

ファンの皆様にメッセージをお願いします。

今は稽古期間中で、今後どんな風になっていくかはまだ分かりませんが、やっと作品の方向性や形が見えてきてどこをとってもずっと笑って観ていられる舞台になりそうだな、と思います。
気持ちを大きく切り替えられるような喜怒哀楽の激しい舞台というよりは、最初から最後までずっと笑って観ているんだけど、どこかのタイミングでほろっと感動する場面がある…といった作品になるんじゃないかな。ゲームの世界ならではの“ボスとの戦い”もあり、歌とダンスと殺陣などもありで、視覚的なエンターテイメント要素も楽しんでいただけると思います！