曽田陵介
正直どこがアドリブだったのか
自分でわからなくなりながら撮影していました
2023年7月7日公開の、“ウソ”から始まる青春ラブストーリーを描いた映画『交換ウソ日記』にて、主人公・瀬戸山の親友であるクラスのムードメーカー・米田晴人役を演じる曽田陵介さん。本当の学生のような和気あいあいとした現場ではまさかのいじられキャラだったと明かしてくれた彼に、撮影のエピソードや作品の見どころについても語っていただきました。
<あらすじ>
高校二年生の希美(桜田ひより)は、ある日移動教室の机の中に、ただひと言「好きだ!」と書かれた手紙を見つける。送り主は、学校イチのモテ男子・瀬戸山(高橋文哉)。イタズラかなと戸惑いつつも、返事を靴箱に入れたところから、ふたりのヒミツの交換日記が始まる。ところが、実はその手紙や交換日記が希美の親友宛てのものだったことが判明。勘違いから始まった交換日記だったが、本当のことが言い出せないまま、ついやり取りを続けてしまう。いつも空気を読みすぎてしまう話し下手な希美は、自分とは真逆の、思ったことをはっきりと口にするド直球な瀬戸山を最初は苦手に思っていたが、彼を知るうちに惹かれていく。その一方で、打ち明けるきっかけをどんどん失っていき、事態は思わぬ方向へ……。
出演が決まった時のお気持ちを教えてください。
『なのに、千輝くんが甘すぎる。』に続き今年2作目の映画ということで、25歳になってもまだ学生役をさせていただけるんだなとすごく嬉しかったです。キュンキュンするし感動もする、とても面白い作品だと思いますし、そんな作品に携われることも光栄だと思いました。
原作や台本を読んだ感想はいかがでしたか?
そうですね、交換日記という今ではなかなか使わない題材も面白かったですし、“ウソ”から始まる恋愛というテーマについても、それがどうまとまるのかなとワクワクしながら読めました。そして「最後はこうなるのか」と感動したことがとても印象に残っています。
曽田さん演じる米田晴人は
どのような人物でしょうか?
クラスのムードメーカーで、盛り上げ上手な男の子です。主人公の瀬戸山くんの親友でもあり、恋を応援する“いいやつ”、という感じですね。でもそのフレンドリーさゆえに、米田に片想いをしている優子(齊藤なぎさ)に勘違いをさせてしまうんです。
©2023「交換ウソ日記」製作委員会
役にはどのように
アプローチしていったのでしょうか?
まずは“いいやつ”って思われたいということは前提としてあるのですが、その上で勘違いもさせてしまう。そういう絶妙なラインを演じるにあたってテンションのバランス感を意識しました。それからムードメーカーなので、米田が登場したらその場がにぎやかになるようにも意識しましたね。だから、台本にあるセリフにとらわれずにどんどんアドリブも入れていこうと思って、いろいろ挑戦してみたりもしました。
アドリブが多いんですね!?
そうですね。でも本編はどうなんでしょう、結構切られているのかも(笑)。監督は褒めてくださったんですけどね。でも尺が長くなっちゃうから、かなりカットされているかもしれないです。
例えばどのシーンに
アドリブがあるのでしょうか?
ほとんどのシーンでアドリブが入っていると思います(笑)。ひとつ挙げるなら、瀬戸山くんが「机汚くてごめんね」って言ったときに僕が「本当だよ」とかって言って茶化してるところとか、そんな感じでちょいちょいアドリブが入っていますね。……正直僕も、どこがアドリブだったのかよくわからなくなりながら撮影していました(笑)。
そんな瀬戸山役の高橋文哉さんとの
共演はいかがでしたか?
文哉くんとは確かCM撮影以来2回目の共演だったと思うのですが、僕がアドリブを入れても全部拾ってくださったりして、とても楽しかったです。お芝居もとても上手で。それから見た目だけじゃなく人柄も「イケメンだな」と思いました。
クラスの5人組での撮影も
多かったと思いますが、
現場の雰囲気はいかがでしたか?
僕はムードメーカーの役でしたが、僕が盛り上げるというよりは皆さん明るい方だったので、本当に学生のようなワイワイとした感じで楽しい現場でした。まあ僕は25歳なので一歩引いて、大人の目線でいましたけど(笑)。
周りと比べたら確かに
実年齢は比較的高めですもんね。
そうなんです。なんかみんないじってくるんですよ僕のこと(笑)! 「26でしょ」みたいなこと言ってくるので「25だよ!」っていうくだりもありましたね。いじられキャラだったのかな俺って……(笑)。
今回の撮影で印象的だったシーンや
作品の見どころを教えてください。
印象に残っているのはジェットコースターのシーンですね。それも含め、大人になってからは味わえないようなさまざまな体験もたくさんさせていただきました。見どころとしては米田と優子もそうですが、キャスト同士のいろんな掛け合いが微笑ましく映っているところだと思います。それに瀬戸山くんと希美ちゃんのキュンキュンも見どころです。どの世代の方が見ても楽しんでいただける映画だなと思うので、是非期待していてください!
曽田陵介
そた りょうすけ
先に行われたチェキ撮影でのキュートなポーズと笑顔から一変、大人な表情で魅せてくださり、色気のある眼差しに一気に惹きつけられました。しかし、撮影中盤にまさかのハプニングが発覚。「めっちゃカッコつけてたのに…(笑)」としばらく笑いが止まらなかった曽田さんでした。
1997年10月24日生まれ。
最近の出演作に、映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(‘23)、ドラマ『サワコ-それは、果てなき復讐-』(‘22) 、『覆面D』(‘22)、『目の毒すぎる職場のふたり』(‘22)、『ショジョ恋。』(‘23)、『unknown』(‘23)などがある。
©2023「交換ウソ日記」製作委員会
映画『交換ウソ日記』
2023年7月7日(金)全国公開
出演:高橋文哉 桜田ひより 茅島みずき 曽田陵介 齊藤なぎさ/板垣瑞生
原作:櫻いいよ「交換ウソ日記」(スターツ出版文庫)
主題歌:「ただ好きと言えたら」KERENMI & あたらよ(A.S.A.B)
監督:竹村謙太郎
脚本:吉川菜美
音楽:遠藤浩二
制作: ©2023「交換ウソ日記」製作委員会
※Item Credit
シャツ
/オーハル
https://instagram.com/ohal_official
セットアップ
/ボディソング
https://instagram.com/bodysong_
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:いたつ
スタイリスト:岡村春輝
ディレクション:半澤暁
インタビュー:小枝指優樹
記事:小枝指優樹/緒方百恵