杢代和人
〈ソロ〉の歩みと〈グループ〉への想い
新たなページが今記されてゆく―
杢代さんの軽快さを想う時、聴こえてくるのはジャズピアノの音色。決められたコードを抑えながら、気分や場所によって表情を変える無二のメロディー。鍵盤の上で弾ける奔放な音の数々が“エンターテイナー・杢代和人”の在り方とシンクロした。杢代さんを見る度に「何だか楽しそう!」の感覚を呼び起こされる“原因”は、きっと彼自身が自由に真剣に“自分”を楽しんでいるから。軽やかなメロディーを響かせる彼に聞いた作品の話。
Hello.杢代和人
杢代和人、高校2年生の16歳です。趣味は料理です。よろしくお願いします。
Amebaオリジナル『恋とオオカミには騙されない』
<恋愛リアリティーショー>
真実の恋を叶えようと奮闘する男女10人。しかし、メンバーの中には恋をしない“嘘つき”オオカミが1人以上潜んでいる。好きな人に騙されているかもしれない…それでも、恋をする。
出演が決まった時の率直な感想を教えてください。
僕自身、シーズン7の『月とオオカミちゃんには騙されない』を観ていましたし、周りの友人も観ている話題の番組だったので、その作品に出演できることが素直に嬉しかったです。
いざ「出演する」となり、緊張感はいかがでしたか?
楽しみより緊張が大きかったです(笑)。撮影の仕方も今まで経験してきた方法とは全然違っていて、最初は慣れなかったです。決められた台詞もなければト書きもない。言ってしまえば自分の思うように行動ができる場所なんですよ。それが故の「自分で考えたことをやらなければいけない」という難しさと、「カメラがずっと回っている」という緊張感で撮影中はいろいろと考えさせられました。
撮影初日がメンバーの皆さんとの
「初めまして」だったとお聞きしました。
そうなんです!とにかく初日は皆さんの名前が覚えられなくて(笑)!僕以外のメンバーが9人で、しかも皆さん年上の方ばかりだったので「すぐ覚えなきゃ」と思った記憶があります。名前だけでなくあだ名もあるし…。なので、最初はとりあえずあだ名で覚えるようにしていました。そこから徐々に下の名前を言えるようになって。頑張りました(笑)!
クラス替えをした時のエピソードみたいですね(笑)。
この番組を通して学んだことはありますか?
自分の“素直な気持ちを伝える大切さ”を学びました。「自分の思っていることって意外と相手には伝わっていないんだな」と思いましたし、それを伝えるには「自分の気持ちを隠さないこと」が大切なんだと思いました。恋愛に限らず仕事や友人関係の悩みでも、なかなか人に言えないことってあると思うんです。でももしかしたら、勇気を出してそれを言うことで変わることがあるかもしれないし、たとえ意見が通らなかったとしても相手には伝わるわけだから、言葉の大切さも撮影を通して考えるようになりました。
男女10人、同年代の方と集まっての
コミュニケーションはいかがでしたか?
初めての経験でした。いや~なかなか慣れなかったです(笑)。男性メンバーは僕だけ10代であとは皆20代でしたし、一番近い方ですら年齢差が4つもあったので、最初は「どうすればいいんだ…」という困惑の方が大きかったです。でも、撮影が進んでいくうちに皆さんに可愛がってもらえるようになって(笑)。最年少というポジションが強みになって、お兄さん・お姉さん方と仲が深まりました。
ゲンジブメンバーの
皆さんからの反響はいかがでしたか?
メンバーは観てくれていたみたいです(笑)。もう恥ずかしいです、本当に(笑)!最初は「観てくれているのは嬉しいけど、観ないで!」みたいな葛藤がありました。でもそれがだんだん慣れてきたので、一視聴者として感想を言ってくれる人が身近にいるのは心強いですし、自分だけじゃ分からないことを指摘してくれるメンバーの存在は本当にありがたいです。なんかメンバー同士、僕がいない時に楽しく観てるらしいんです(笑)。ムズムズする反面、楽しんでくれているようで嬉しいです(笑)。
スマホラー
<スマホラーとは?>
日本ホラー映画界の旗手・清水崇監督が総合監修を務めるsmash.オリジナルのホラードラマシリーズ。清水崇監督をはじめ、計14人の鬼才監督が作り上げる1話完結、全50エピソード。ジャパニーズホラーの真髄を、差し迫るド迫力縦型映像でご堪能ください。
『見て居る』(川松尚良監督)× 杢代和人
完成が縦画面の作品だったので、撮影自体も画角に収まるように動いたりと今までと違った斬新な撮影でした。加えて、ホラー作品は初めてだったのでめちゃくちゃ怖かったです。廃墟のシーンがあるんですが、実際に大きめな施設の廃墟を使って撮影したんですよ。そもそもホラーが得意じゃないこともあり、撮影の時点からすごく怖かった…(笑)。
初のホラー作の出演はいかがでしたか?
短編の作品だったんですが撮り終わった後の達成感が気持ちよかったです。「一体、どんな作品が出来上がるんだろう」と楽しみになりました。「これ、もしかしたらめちゃくちゃ怖い作品が出来たのかもしれないな」と。僕にとって「もっといろんな役をやって成長していきたい」と思えるキッカケの一作になりました。
ソロ活動を経て想う『原因は自分にある。』
僕は『原因は自分にある。』の一員なので、どんな仕事でもグループに還元したいと思って活動しています。僕を知ってもらうことで『原因は自分にある。』を知ってもらえたらいいな、と。『原因は自分にある。』は、多くの人を虜にできる素敵なグループだと思っているので、グループの存在をもっと盛り上げて大きくしていきたいです。
杢代さんを知った方がゲンジブも
好きになってくれたら嬉しいですよね!
そんな杢代さんが今後やってみたい仕事はやっぱり…?
ドッキリがやりたい!僕、FASTさん初出演の頃から言ってますよね(笑)。徐々にドッキリのランクも上がっています。最初は水にドボン!だったのが、今では電流くらいまではいけるんじゃないかと(笑)。お芝居でやってみたい役は根暗な高校生。僕自身は根暗なタイプではないですし、実際の学校生活もこのままなので自分自身とは全く違う役をやってみたいです。
杢代和人
もくだい かずと
2004年5月20日生まれ。
自信に満ちた瞳と惜しまない努力の跡、2つの音で生み出す“和音”が強烈に耳を惹きつける16歳。
Amebaオリジナル『恋とオオカミには騙されない』
スタジオMC:横澤夏子 飯豊まりえ 滝沢カレン 神尾楓珠
スマホラー『見て居る』
総合監修:清水崇 監督:川松尚良
1st 写真集「SPROUT」
2021年6月28日(月)発売決定!
価格:2,200円(本体2,000円+税)
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:金田紗世子
スタイリスト:カワセ136
インタビュー・記事:満斗りょう