NOA
映画『山田くんとLv999の恋をする』
“いい人”を演じるために自分を研究!?
コミスマのマンガアプリ「GANMA!」連載のましろによる同名漫画はシリーズ累計600万部突破!アニメ化もされ、総PV80億を超えるメガヒット漫画がついに映画化!タイトル内にもある“山田くん”を演じる作間龍斗、山田くんに恋をする茜を演じる山下美月、そんな二人が出会うネトゲのギルドマスター役・佐々木瑛太を演じるNOAさんの作品愛や瑛太愛が伝わるインタビューをお届けします!

©2025『山田くんと Lv999 の恋をする』製作委員会
<あらすじ>
彼氏に振られたばかりの大学生・茜(山下美月)がネトゲで出会ったのは、超塩対応の高校生プロゲーマー・山田(作間龍斗)。しかし、不愛想で冷たいやつだと思っていた山田は実は“最強ギャップ男子”だった!!
いつもは超塩なのに、ふとしたときに垣間見える山田の無自覚な優しさに少しずつ惹かれていく茜。だが、相手は“恋愛に興味ゼロ”なのに“とにかくモテまくる”難攻不落の強敵で・・・。
第一印象最悪から始まった史上最高恋愛難易度の山田との恋は、はたして攻略できるのか!?

もともと原作のファンだったとのことですが、ファンになったきっかけを教えてください。
ラブコメはもともとすごく好きなジャンルで、表紙を見たときにポップな世界観にすごく惹かれて、見始めたら止まらなくなりました。自分自身もゲームをするからか、ギルドとギルドの仲間がいて、その仲間たちが二人(山田と茜)の恋を応援するみたいな、作品の世界観への憧れもすごくありました。本当にこんなことがあったらいいなという気持ちを抱きながら見ていました。
今回、憧れが現実となり、作品の世界の中へ入ることに……。このお話を伺ったとき、どんな気持ちでしたか?
率直にすごく嬉しかったですし、“まさか自分が⁉”という驚きと、憧れていた世界に入れることを考えると、ワクワクがとまりませんでした。ギルドマスターの(佐々木)瑛太役と聞いたときは、とても魅力的な人物だなって思っていた分、彼の魅力をどう表現していこうかと考えました。瑛太は穏やかでいつもニコニコしているタイプだけど、ゲーム内では「瑠璃姫」というかわいらしい女性キャラとしてプレイしているので、ふわっとしている部分もある。さらに妹のことを叱るときは兄貴感が出ることもあって、それぞれのギャップをどう表現すればいいんだろと考え、自分の中から引き出せる部分はないかと研究をしました。改めて普段の自分の言動を意識して見つめなおす、いい機会となりました。

自分を研究した結果、瑛太に寄せられる部分は見つかりましたか?
声のトーンややさしい口調など、瑛太と重なる部分を見つけることができました。ほかには、ギルドメンバーを引っ張っていくリーダー的存在という点では、普段自分もアーティスト活動をしている中でダンサーの子たちを引っ張っていったり、まとめたりするリーダーみたいな立場ではあるので、そういうところでも瑛太と自分を重ねることができました。最初は瑛太を演じることが難しそうと感じていましたが、自己研究後は寄っていくことができて、気持ち的にはもっていきやすかったです。
“いい人感”がにじみ出ている瑛太の魅力をどこで感じていますか?
アニメを観たときもそうですし、映画を観させていただいたときも“本当に瑛太っていい人なんだな”というのは言葉でも行動でもすごく感じました。いい人だからこそ、こういう判断をするんだろうなとか、こういう感情になれるんだろうなというのは、セリフや表情から伝わってくるんですよね。僕なりに瑛太を感じていましたし、監督ともお話ししながら、彼の魅力を出していくことに集中できたと思います。

超塩対応の高校生プロゲーマー・山田秋斗を演じる作間龍斗さんの印象は?
作間くんを見たとき、「山田くんぽい人だな」と思いました(笑)。もちろん山田くんほど、ツンツンはしていないんですけど、ツンデレなところは少なからずあるんだろうなと思っていて……。僕も人見知りだけど、作間くんも人見知りらしくて、一見しゃべりにくそうというのが最初の印象でしたが、話してみたらすごくやさしくて、逆に話しかけてきてくれるあたたかさなど“デレ”の部分もあって、素敵だなと思っていました。作間くんもアーティストのお仕事をしているので、「曲ってどうやって作っているんですか」って聞いてきてくれたり、ライブの話をしたり、音楽の話題が多かったです。でも、本当にお互い人見知りだから、最初は全然話ができなくて、撮影初日に二人でいることがあったのですが、お互い無言でずっと携帯触っている感じで、仲良くなるまではちょっと時間がありました(笑)。
きっかけは何だったんですか?
僕が作間くんと仲良くなりたいって言うのをスタッフさんが知っていたので、「仲良くなりたいって言ってたよ。話しなよ」って作間くんに伝えてくれて、それから会話をするようになりました。「実は僕、作間くんと仲良くなりたくって」って言ったら「そうですよね」って作間くんも言ってくれて(笑)。話してみると、全然話しやすくて、やさしくて、温かい作間くんだったので、距離を縮めるきっかけをつかむまでお互いの人見知りが邪魔をしちゃいました(笑)。

©2025『山田くんと Lv999 の恋をする』製作委員会
では、読者の皆さんに向けて作品に関するメッセージをお願いします。
ラブコメというカテゴリーの作品なので、ラブコメ要素もたっぷりありつつ、仲間との絆やゲームがモチーフだからこそのポップなこの作品にしかない独特な世界観が広がっています。ぜひ劇場に足を運んで、大きなスクリーンで映像をより楽しんでいただきたいと思います。

NOA
のあ
2000年3月13日生まれ。
柔らかくホワホワと温もりのある印象のあるNOAさん。インタビューでも会話の中で優しく包み込むような言葉選びがとてもスタッフ一同の心を何度も包んでくれました。過去に答えてくださった内容も当時のことを振り返ってお話しをしてくださって、とても嬉しく思いました。共演者の作間さんとのエピソードも打ち解けるまでの流れも身振り手振りで沢山伝えてくださいました。後編では以前お聞きしたことを、一回りも二回りも多くの経験を通して大きくなられた今のNOAさんにお答えいただいています!お楽しみに!
作曲、作詞、ダンスの振付まで手掛けるトリリンガル(日本語・英語・韓国語)ソロアーティスト。
最近の出演作に、テレビドラマでは、TBS『君の花になる』(‘22)がある。

©2025『山田くんと Lv999 の恋をする』製作委員会
■タイトル:『山田くんと Lv999 の恋をする』
■公開表記:3 月 28 日(金)全国劇場にて GAME START♡
■配給:KADOKAWA
■コピーライト:
©ましろ/COMISMA INC.
©2025『山田くんと Lv999 の恋をする』製作委員会
監督:安川有果
脚本:川原杏奈
出演:作間龍斗、山下美月
NOA、月島琉衣、鈴木もぐら(空気階段)、甲田まひる
茅島みずき、前田旺志郎
原作:ましろ「山田くんと Lv999 の恋をする」(コミスマ「GANMA!」連載)
制作:角川大映スタジオ 配給:KADOKAWA
※Team Credit
カメラマン:田中丸善治
ヘアメイク:oya
スタイリスト:久保コウヘイ(英語表記:kubo kohei)
インタビュー:相原郁美
記事:相原郁美/有松駿