小川史記 × 瀬戸利樹
ドラマ「しもべの王子様」
初対面ではお互いかっこつけていました(笑)
7月3日から放送がスタートしたドラマ「しもべの王子様」(TOKYO MX・毎週金曜23時〜)。本作で、学生時代は校内ヒエラルキートップに君臨していたものの、会社経営に失敗し現在は無職な“元・王子様”五藤直也を演じる小川史記さんと、直也の同級生で、かつてはパシリとして扱われていたが、現在はITベンチャー企業の社長になった佐藤高明を演じる瀬戸利樹さんに、お互いの印象や仲良くなったきっかけなどをお話しいただきました。
©TOKYO MX
<あらすじ>
社長令息・文武両道・校内ヒエラルキートップの直也(小川史記)と、直也から日常的にパシリにされていた陰キャ底辺の高明(瀬戸利樹)。直也の理不尽な要求にも、高明は素直に従い続けていました。それから10年の月日が流れ、直也は会社経営に失敗し、すべてを失って無職に。一方、高明はベンチャー企業の若き社長として成功を収め、2人の社会的立場は完全に逆転……しかし高明は今も直也のそばで“しもべ”のように尽くし続けていて――。
まずは今作の出演が決まった時の気持ちと、原作・台本を読んだ感想を教えてください。
小川史記(以下、小川):お話をいただいた時は、めちゃくちゃ嬉しかったですね。それに、相手役のお名前を聞いた時は「え? 瀬戸利樹さん⁉ 仮面ライダーじゃん!!」って、ちょっとミーハーな気持ちにもなりました(笑)。メンバーの(森)愁斗と(高尾)楓弥は過去に瀬戸さんと共演していたので、素直に僕も瀬戸さんと一緒に主演で作品を作れるということが嬉しかったです。僕は BL作品が初めてだったのですが、原作を読んでみて、衝撃も受けつつ、何より直也と高明の素直で純粋な愛に「すごくいいな」と思いました。脚本を読んでも、僕の想像していたキュンキュン・キラキラ青春ものとはまた違って、大人っぽい内容だと思ったので、クランクインする前から楽しみでした。
瀬戸利樹(以下、瀬戸): 僕は今回、BL作品3作目になるのですが、1、2作目は“受け”の方をやらせていただいて、今回は”攻め“の方でというお話をいただき、ビジュアル面でも、僕が今まで演じた役でメガネキャラの役はなかなかなかったので、それも挑戦だなと思いました。あとは何より、一つの恋愛作品として携わりたいなと思い、出演を決めました。今回のお話をいただく前から原作を読んでいたのですが、最初はどこまでドラマで描くのかなという気持ちがあって。でも先日、完成した作品を見たら、比較的ライトで、幅広く色々な方に楽しんでもらえる作品になっていると感じましたし、直也と高明それぞれのライフスタイルもしっかり描かれているので、より感情移入してもらえるのではないかと思います。
共演前と今で、お互いの印象に変化はありましたか?
小川:お互い人見知りだったので、最初のころは隣に座っていても、黙っているだけで。前の方に監督がいて「おはようございます。お願いします」で終わりだったよね。
瀬戸:そうそう。
今はとても息のあったお二人だとお見受けしますが、そこからどのようにコミュニケーションを取って、仲を深めていったのでしょうか。
小川:撮影中、待機場所だったロケバスで、日常会話をしていたらいつの間にか仲良くなっていった感じです。あまりきっかけというきっかけはないよね。
瀬戸:「普段、ご飯どうしているの?」とか「どの辺に住んでいるの?」といったことを話していました。あとは、偶然二人とも同じゲームをやっていたので、メイク中に対戦したりして。そういう積み重ねで、いつの間にか仲良くなっていったよね。お弁当も毎回一緒に食べていましたし、今振り返ると、顔合わせの時の変な気まずさは何だったんだろう?って。
小川:ね。何であんなに気まずかったのかなと思うくらい。でもやっぱり、あの時はちょっとかっこつけてたな(笑)。
瀬戸:かっこつけちゃうんだよね、最初は(笑)。
小川:あと、突然瀬戸くんが「寿司占い」をしてくるんですよ。「好きなネタ、何?」とか、そういう些細な、しょうもないことをずっと話しながら仲良くなっていきましたね。でも、その「寿司占い」が結構当たるんですよ。
ちなみに、小川さんはその寿司占いでなんて答えたのですか?
小川:僕は「イクラ」って答えたんですけど、イクラの人はなんでしたっけ?
瀬戸:「小物には結構お金をかける」。
小川:(身につけていた腕時計や指輪を見て)そうですね。合っているな(笑)。
瀬戸さんは何ですか?
瀬戸:僕は「エンガワ」なんですけど、エンガワを選んだ人は「人に愛がある」っていう……。
小川:おい!自分だけ「人には愛がある」って(笑)。
直也と高明を演じるにあたって、それぞれどんな人物と捉えていますか?注目ポイントも教えてください。
小川:直也は高校時代、スクールカーストのトップに君臨するいわゆる人気者キャラクターです。大人になって会社の社長に上り詰めるまでは順風満帆でしたが、その会社を潰してしまい、一気に転落してしまいます。学生時代からずっと下僕のようにパシリ扱いしていた高明が自分の会社を成功させて立場が逆転していく中で、そこからの高明との関係性の変化や、自分の人生を見つめ直していく展開をぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。
瀬戸:高明は高校時代、カーストトップの直也から命令に従わされていたカースト最下位の人物です。それが大人になってベンチャー企業の社長となり、ふたりの立場が逆転したところから物語が動き出します。直也の心情の変化によって関係性は変わっていきますが、心の奥底にあるものは昔のまま、という比喩的な描写もこの物語の見どころのひとつなので、ぜひそのあたりにも注目していただきたいです。
今作は漫画原作ですが、役を作っていく上で特に意識したところはありますか?
小川:直也はロン毛なのでエクステが必要になるのですが、自分では似合わないと思っていたので不安だったんです。でも、実際にエクステをつけたら周りのスタッフさんたちから拍手喝采だったので、ホッとしました。ただ、朝エクステをつける準備がちょっと大変でした。
瀬戸:直也のロン毛は、映像で見るとより一層似合っていると感じていただけると思うので、ぜひ実際に確認してみてください!僕自身、原作のあるキャラクターを演じる際はできる限りそのキャラクター像に寄せることを大切にしています。今回の高明についても、メガネも含めて原作のイメージにできる限り近づけられたのではないかと思っています。
小川:ほんと、高明だったよ。
瀬戸:あなたもね(笑)。ビジュアルが固まってからは、僕ら二人の表現が混ざってその役になっていくので、それが皆さんにどう感じていただけるかというのは不安でもありつつ、楽しみでもあります。
ティザービジュアルが解禁された際、瀬戸さんのメガネ姿も話題になっていましたね。メガネは何パターンか試されたのですか?
瀬戸:はい、色々と試しました。最近流行りのリムレスメガネもその中のひとつで、史くんにも似合うと言ってもらったのですが、実際にかけて動いてみたら……自分で言うのもなんですが、めちゃくちゃ似合っていました(笑)。高明を演じるにあたって、メガネが思いのほか似合っていたのは良かったですね。皆さんからもそういった声をいただけたので、まず見た目の部分では安心できました。
小川:メガネをかけると色気が増すというか、高明の雄の部分が強く出る気がして。外す時もセクシーなんですけど、ちょっと仕事モードというか「男感」みたいなものを感じたので、ぜひ注目して見てください。
小川史記
おがわ ふみのり
1994年11月21日生まれ。
ダンスボーカルグループBUDDiiSのメンバーであり、リーダーを務めている。最近の出演作に、テレビドラマでは、読売テレビ「悪いのはあなたです」(‘25)、映画では、「BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏・終奏-」(‘25)、「バトルキング!!-We’ll rise again-」(‘23)などがある。
瀬戸利樹
せと としき
1995年10月7日生まれ。
最近の出演作に、テレビドラマでは、NHK・BS「勿忘草の咲く町で 〜安曇野診療記〜」(‘26)、CBCテレビ「離魂、トドケ」(‘25)、日本テレビ「どうか私より不幸でいて下さい』(‘24)、東海テレビ・フジテレビ「おいハンサム!!2」(’24)、映画では、「牙狼-GARO-TAIGA」(‘25)、「満天の星の下で」 (‘25)などがある。
撮影では、お二人とも色気満載で、さすがBL作品に出演される方々だと感じさせる表情をたっぷり見せていただきました!クールな表情から少しドキッとするような視線まで、多彩な魅力を引き出せた撮影になったと思います。後編では、高校時代の意外なエピソードなど、お二人の素顔を覗けるトークも満載。お楽しみに!
©TOKYO MX
【タイトル】しもべの王子様
【放送日時】7月3日(金)スタート 毎週金曜23:00~23:30<TOKYO MX1>
【出演】小川史記(BUDDiiS)、瀬戸利樹、藤林泰也、清水海李、山中聡
【オープニング主題歌】BUDDiiS「偏愛シンドローム」(SDR Inc. / Sony Music Labels Inc.)
【原作】たつもとみお『しもべの王子様』(シーモアコミックス)
【脚本】金杉弘子
【監督】進藤丈広、松尾大輔
【音楽】遠藤浩二
【制作プロダクション】ビデオプランニング
【製作・著作】TOKYO MX
【配信】TVerで無料見逃し配信、FODで独占見放題配信
※Item Credit
〈小川〉ジャケット¥15400、シャツ¥12980、パンツ¥7920(全てHARE/アダストリア)
〈瀬戸〉TAKEO KIKUCHI / タケオキクチ
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:〈小川〉井上亮(PUNCH)/〈瀬戸〉鬼塚美代子(Ange)
スタイリスト:〈小川〉AYUMI(PUNCH)/〈瀬戸〉松前詠美子(1031c.)
インタビュー:根津香菜子
記事:根津香菜子/相澤 花菜