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宮世琉弥×奥平大兼
【俳優】
現役高校生・藤原大祐が「会いたい人」「話したい人」に自らがインタビュアーとなってお話を聞くこのコーナー。第2回目のゲストは連載開始前からグループチャットで『藤原対YOU』に「出たい!」と話してくれていたお2人をゲストにお迎えしました。3人のわちゃわちゃトークをお楽しみください。題して『爆発する3人衆』です!
藤原:インタビュアーの藤原大祐と申します。
宮世/奥平:よろしくお願いします。
藤原:僕が「会いたい人に会う企画」の第2弾ということで…。2人とも俺が企画発表した時に3人のグループチャットで「出たい」って言ってくれたじゃん。「何で俺らが呼ばれてないの?」って。だから嬉しくてすぐ来てもらったの。
奥平:すごいね。本当にあるんだね、こういうの。
藤原:必要だったんだよね。この2人が。いなきゃ成り立ってなかった。
宮世:そうだよね。
奥平:どういうこと!?俺らグループなの(笑)?
藤原:あはは(笑)。じゃあ一応プロフィール言っとく?
宮世:そうだね。こんにちは。スターダストプロモーションから参りました。高校2年生16歳、宮世琉弥です。最近の趣味はラジオを聴くことです。よろしくお願いします。
藤原:へぇ~!どんなラジオを聴かれるんですか?
宮世:オールナイトニッポンを聴いてますね。
藤原:はい、では次に…
奥平:スターダストプロモーションから来ました、奥平大兼です。高校2年生です。よろしくお願いします。
藤原:(2人は)同じ事務所?
奥平:そうですね。同じ事務所です。
藤原:大兼って珍しい名前だよね。
奥平:そうですね。僕は最近は絵画にハマっております。
藤原:へー!ちなみにどんな絵が好き?
奥平:僕はやっぱり王道ですけど、ゴッホみたいな印象派の画家さんが好きです。
藤原:じゃあプロフィールはこの辺にして…。趣味についてもっと深く話そう。
宮世:趣味…やっぱり2人のインスタを見ることかな。
奥平:それやばいよ(笑)。
宮世:僕は奥平大兼くんと藤原大祐くんのインスタを見ることにハマっています。
藤原:どんなところがいいんですか?
宮世:大兼は独特なインスタじゃないですか。あのメガネの写真とか。
藤原:あー!あれ、めっちゃ面白いよね!
宮世:そう。あれが大好き。
奥平:確かにあれは独特かもね(笑)。
宮世:大祐は、Twitterの鳥のポーズを真似してる写真かな。あれが好き。
宮世琉弥、ラジオの魅力を語ります
藤原:なるほどね~。真面目なのは?真面目な趣味(笑)。
宮世:最近は本当にラジオ。
藤原:ラジオのこと語れる?
宮世:語れる語れる。ラジオ1番組でだいたい1時間、2時間くらいあるんだけど、それをフルで聴いてる。
藤原:ラジオの魅力を教えてよ。
宮世:菅田将暉さんのラジオを聴くんだけど深夜帯の番組だからいつも聞けない色々なことをお話されてるの。それも面白いし、あとは役者の方がゲストで来ることが多いから役者さん同士の討論が聴けるの。「この芝居どうだったか」みたいな。菅田さんの作品をたくさん観てるから撮影の裏話が聴けるのが面白くて。聴いてるうちに知識が増えていくというか。
藤原:なるほどね。
奥平:前にKing Gnuの井口さんがANNやってたの。俺もその時はずっと聴いてて。確かに面白いよね。夜だから多少過激な発言とかもあるんだよね。普段言わないようなことを話してたりするからそれも面白いし、内容も面白い。ゲストの方もすごい豪華で。
藤原:へぇ~!なんか聴きたくなってきた。俺も絶対聴こ(笑)。
絵画は絶賛勉強中!
藤原:大兼は絵を見るのが好き?描くのが好き?
奥平:えっとね、描くのに関しては今勉強中だから「趣味」とまではまだ言えないんだけど…。今はすごい知識を増やしてるところ。画家の人のルーツとか生まれた場所とか。
宮世:ゴッホってどんな方なの?
奥平:ゴッホは、知ってるかもしれないけど30代後半くらいで自殺したの。画家人生の年数でいうと10年くらいしかないんだよ。10年しか画家をしてないのに、ゴッホって世界的にめちゃくちゃ有名じゃん。一生かけても有名になれない人がいる中で、それって「すごい」を通し越して「意味分かんない」と思わない?
藤原:確かに!
奥平:ゴッホ自身生きてる間は全然有名じゃなかったし、絵も売れてなかったのに時間が経つにつれて評価されるようになって…その意味が分からなかったから、それを知りたくて本を読んで勉強してるところ。
藤原:その理論でさ、一つ個人的に意見があって。今の時代に評価されてる絵画ってだいたい亡くなった方の作品が多いじゃん。それってもうその画家の作品は生まれないから高額な値段がついたりする…それってなんか嫌だな、と思っちゃう。
奥平:やっぱ画家さんの気持ちを考えると生きているうちに売れたほうがいいのかな。
藤原:ね。売れてほしい。将来的には自分で描こうと思う?
奥平:やっぱり(絵を)見てるから自分も描きたい。「こういうの描きたいな」ってアイデアはある。
藤原:それは「想像上のモンスター」とかを描くの?それとも実際に見てるもの?
奥平:俺は印象派…「写実主義」が好きだから現実にあるものしか書かないと思うな。ゴッホは19世紀後半の画家なんだけど、その時代の人たちって現実にあるものしか書かない人が多くて。俺はそういう画家の絵が好きだから、自分で描くとしたら現実にあるものを描きたいかな。
俺たちのファッショントーク
藤原:3人の共通点といえば、みんな「洋服好き」だよね。しかも大兼なんて自分で切ったり縫ったりしてるじゃん。
奥平:リメイクしたりもしてる。
藤原:2人はどんな服が好きなの?
宮世:最初洋服に目覚めた時は古着が大好きだったの。「これはどんな人が着てたんだろう」とか想像したりしてて。通ってる古着屋さんがプレミアがついてる服を取り扱ってたりするんだけど、誰かが着て有名になった残り少なくないレアな服とかと出会えたりするのが楽しくて。そこで古着に目覚めた。その後セレクトショップに行ってた時期もあったんだけど、原点はやっぱりブランドの古着だなって。
藤原:ブランド物の古着?
宮世:そうそう。昔のが結構可愛かったりして。
奥平:うんうん。歴史を感じるよね。
藤原:デザイナーさんも変わってるし形も違うしね。
奥平:今って韓国系が流行ってるじゃん。でも逆に古着を取り入れていきたい自分がいる。
藤原:分かる。めっちゃ分かるわ。人が着てる服を見ると絶対に買わないよね。
宮世:うん、買わない。それでいうと古着ってそういうことないじゃん。一点物が多いから。そういうのが良いところかなって思う。
藤原:大兼は?大兼も古着好きだよね?
奥平:俺も古着好きだけど琉弥とは入りが違う。俺の場合は入りはブランドで、その後に古着に手を出し始めて最近はもうごちゃごちゃ(笑)。特に「何が好きか」って聞かれると…奇抜めな服が好きかな。
藤原:じゃあデザイン重視で選ぶって感じ?
奥平:そう。奇抜目な服って手間がかかるわけじゃん。で、デザイナーさんが何かをテーマにそのデザインを考えてる。その裏側を感じるのが好きなんだよね。「あ、こういうテーマがあって、こんな人が作ってるんだ」って…
宮世:(奥平さんを見て爆笑)
奥平:なになに(笑)!?ツボ入ってるじゃん!
宮世:違う違う(笑)!
奥平:今、笑うとこ1つもないからね!?
藤原:入っちゃうんだよね。たまにツボに入っちゃう(笑)。
宮世:あはは(笑)。ごめんごめん…大丈夫(笑)!
必ず起こる“欲しい服が高い現象”って何?
藤原:俺は2人に比べたら全然洋服の知識がなかったし、割とパッて選んじゃうタイプ。この間も一緒に買い物行ったじゃん、いきなり。
宮世:行ったね。
藤原:結構趣味が一緒だったよね。誰かが「これいい」って言った服を、みんな「いい」って言ってたよね。
宮世:あと個人個人で似合いそうな服とかだいたい理解してたね。
奥平:あーそうね。「これ着てそうだな」みたいな。
藤原:顔の系統が違うからそれぞれがお互いに選び合うの楽しそうだよね。
宮世:すごい高い服選んじゃいそう(笑)。
奥平:欲しい服って高いんだよね。
藤原:あれ、何現象っていうの?
奥平:現象(笑)。
宮世:たしかに名前つけたいな。
藤原:絶対おかしいよ、あの現象。「欲しい」と思った服、他のより必ずちょっと高いもん。
多種多様な芝居論
藤原:では仕事の話に…。2人は役者としてやっている中で「何を考えながら芝居をしているのか」を知りたいんだけど。
奥平:知りたいわ。
藤原:気になるでしょ?この3人だから言い合えるじゃん。「役者として観てくださっている方に何を伝えたい」とか。
宮世:僕は応援してくれている方々に対しての恩返しを込めて…という気持ちがあるかな。別に恩返しじゃなくてもお芝居は大好きなんだけど、恩返しが加わることによって自分のモチベーションになるし、ファンのことを思うと頑張れるんだよね。だからその意識は心の中に常にある。
藤原:じゃあ芝居の準備の段階でも「どうやったら観てくれている方が喜んでくれるか」とか?
宮世:そう。とか、「どんな風に視聴者に届けたいか」とかね。
藤原:それは役として?作品として?
宮世:作品として。「1個の作品が終わるたび成長していたい」と思ってるからさ。役とはまた違って“宮世琉弥”として成長する姿をファンの方に届けたい。
藤原:「一緒にファンの方と歩んでいるんだ」ってメッセージみたいな?
宮世:「そういう関係でありたいな」とはずっと思ってるかな。
藤原:ちなみに芝居してる最中って何考えてる?完全に対話することに集中してる?意外と俯瞰で自分の立ち位置を見てる人もいるよね。
宮世:もうね、会話してる。始まる前にずっと考え込んで役に入るってよりは、普通に「はい、セットしまーす!OK、カメラ回して~!」の時に集中するタイプ。ずっと集中してるのが苦手だから短期集中でバッて入る。
みんな違ってみんないい
藤原:大兼は?
奥平:俺は琉弥みたいにスイッチ入れられないから、スタッフさんと普通に話してる時でも心の中では集中してるかな。あくまで演技の中で自分を捨てたくない気持ちがあって。100%その役になってもいいんだけど、自分の個性を追加したいんだよね。
宮世:役に?役に大兼を入れるってこと?
奥平:そうそう。
藤原:あー!そういうこと!俺と逆だわ。
奥平:奥平大兼を加えることによって、役に「らしさ」を出したいというか…。
藤原:なるほどね。「この役は誰でもできる」って言われるんじゃなくて「大兼だからこの役ができる」みたいな。
奥平:そういう芝居をやりたいし、届けたいし見せたい。だから俺は始まる直前までは普通に話して自分をちょっとでも残すようにしてる。
藤原:残すために話すんだ。
宮世:へー!逆にね。人間だから誰しも人柄が絶対にあるじゃん。役が与えられたらやるけど、その役って絶対に嘘だと思うの。だから自分らしさが多分どこかしらに入ってきちゃう。だったら意識だけでも「役に100%寄り添おう」と僕は思ってる。
藤原:俺も結局、役者って嘘を演じてるから「100%その人になりきることは出来ない」って考え。出来ないからある意味諦めてる。例えば、自分の中では「100%」にしておいて、実際は80%しかなりきれてない。で、残りの20%が自分らしさみたいな。
宮世:そうそう、全く同じだわ。でもそれって人それぞれだよね。
奥平:でも、2人の言ってることも分かる。こういうの聞くの面白いね。
宮世:確かに。
藤原:俺、ジャンプして役の方にいけないから自分からいくんだよね。
奥平:俺は自分の方に役を持ってくる感覚かも。
宮世:それは大兼の個性で、大祐の個性だから。それぞれのやり方だよね。こういうのをさ、もっと他の人に聞いてみたいね。
奥平:なかなか聞けないもんね。
藤原対YOUのマストクエスチョン
藤原:最後の質問は「夢」なんだけど。「こういう人になりたい」「~がしたい」でもいいし、近々出来そうなものじゃなくてデカすぎる夢を教えて。
宮世:こないだ話してる時、目指してる方向が違ったよね。
奥平:あー確かに!
宮世:でも俳優をやっていきたいなら「取りたい」ものがあるよね。
奥平:取りたいよね、あれは。
藤原:あれは取りたい。ちょっと一緒に言おうよ。いっせーのーせ!
一同:アカデミー賞(新人賞)!
宮世:絶対に取りたいね。
藤原:じゃあさ、その上の話しようよ。将来的に自分が死んだと考えて「この人のピークここだよね」って思われる地点。生涯をスパンとしてきた時の一番の頂点をどこにおく?
宮世:東北の宮城県出身で震災や津波を経験したんだけど、その経験をした自分だから作れる何かを作りたいとずっと思ってて。震災の後に生まれてきた子たちの中には知らない人もいるわけじゃん。現地にいた自分だからこそ分かることを世界に発信していきたい。演じるだけじゃなくて自分でストーリーも描きたいんだよね。
奥平:すごいね、それ。
藤原:すごいいい目標だよね。
宮世:東北で何があったかってみんなに発信していくのが夢かな。
奥平:確かに。俺も東京にいたから現地で何が起きてるとか本当に知らなかったもん。
藤原:俺たち小学1年生だったもんね。今はもう解決してるって思われがちだけど、まだ全然…
宮世:まだね、全然終わってないの。
藤原:他の場所に住んでる人は知らないことだけど、映画ってそういうのを伝えるにはすごくいい表現方法だよね。
宮世:そういうので携われたらいいな、と思う。
藤原:大兼はどう?
奥平:俺は俳優だけで終わりたくない。
藤原:なるほどね。違うこともしてって感じ?
奥平:そう。例えを一つ言うなら、俺はクラシックが好きだから将来的にはクラシックピアノで曲を作ったりしたいの。そのために今は勉強してる。
藤原:準備期間ね。
奥平:そうそう。もっと極端な話だと、例えばゴッホはどういった絵の描き方をしていたのかを勉強して、真似はせずともそこに奥平大兼の手法を入れて、みたいな。画家みたいに別に自分が生きているうちに評価されなくてもいいから、俺が死んだ後に「この人すげーじゃん」っていう存在でありたい。俺、人生でやりたいことが3つあるの。「ピアノ」、「絵」、「服」なんだけど、でもその3つって、一生かけてもてっぺんにはたどり着けないと思うのよ。
宮世:役者をしてるとそれぞれの専門の方と会えたりするから、大兼の夢への第一歩が俳優なんだね。
奥平:そう。人脈というかさ、いろんな方とお話させてもらえるから。
藤原:俳優の面白いところって、いろんな人といろんな場所でいろんな現場経験できるところだよね。しかも知名度も上がるから他の何かをする時に助けになってくれる。
奥平:でもそれでいうと俳優以外の作品では最初は自分の名前を出したくなくて。現代で評価されなくてもいいから未来の人が見た時に「すごいな」と思うようなものを1個は残したい。
藤原:なるほどね。俺はけっこう真逆で、俳優の仕事で「ハリウッドに行きたい」って目標はあるんだけど、その後でいろいろとやりたいの。「歌」とか「ファッション」とか。でもその時は自分の知名度をバンバン使いたいなって。
奥平:ありだよ、あり。
宮世:それを目標にしてるなら絶対使うべき。
奥平:俺の場合はただ自分の実力が世間に認められるものなのか自信がないから名前を出さないのであって、知名度を使うのは全然ありだと思う。
藤原:大兼は人生たくさん体験したい人なんだ。今年、3人とも17歳になる年代じゃん。ここからいつまでが一個の着地点なのか。
藤原:俺の中では20歳。
奥平:俺も20…か18。高校卒業するまでにどれだけ他の人と差をつけられるか。高校行きながら俳優業してる人とあまり高校に行かずに俳優業に専念してる人って経験値が全然変わってくると思ってて。だからどんどん経験や実力に差がついちゃう。高校卒業するまでに出来るだけその差を埋めて、出来ればその差をなくしたい。自分の方が上に立つ、くらいの勢いで。遅れはとりたくないし、むしろプラスからスタートしたいんだよね。他の人より自分のレベル上げを早めに設定しておいて、いざ20歳になった時に他の人の目指している20歳よりも上に立っていたい。
藤原:早めに何をやりたい?
奥平:あー、俺はメインの役よりもキーマンみたいな役をしたいかも。「こいつよく分かんないな」みたいな。役のイメージから嫌われる役者さんっているじゃん。そんな存在になりたいの。嫌な役を演じてるのを観て「この人嫌いだわ」って思われる役者。そこがゴールではないけど、そういった技術は欲しいな。
藤原:そうやって思われるのは最高だよね。琉弥は何かある?
宮世:今の歳だととにかくいろんな役をやりたい。「こういう役がしたい」じゃなくてまず一周まわりたい。一周周るとある程度の役柄と出会うじゃん。そういうのをまず経験して、18歳になって学校とか時間の縛りがなくなった時に自分の引き出しをいっぱいにしておきたい。
藤原:俺たち今準備時間じゃん。あとは俺たちがどかんと爆発する…タイトルは「爆発する3人衆」でいこ。
宮世:あはは(笑)!
奥平:やばいじゃん(笑)。
藤原:じゃあ、ありがとうございました!
Message from 『恋する母たち』
<あらすじ>
名門中学に息子を通わせている三人の母たちの物語。互いの心中を少しずつさらけ出し合いながら、三様の人生はやがて交錯し始める。母であり、妻であり、現役の”女”である彼女たちは、それぞれの岐路に立ったとき、どんな行動をとるのか?心に芽生えた思いは叶えられるのか?子供は、夫は、出会った新たな男たちはどんな反応を見せるのか?恋する母たちの行方はいかに―
宮世:僕の演じる繁秋はど反抗期の男の子。今はまだ言えないんですけど「こんな高校一年生いないだろうな」って思いつつも、観てくれている皆さんが共感できる部分もあると思います。僕の思う見どころの一つでもあるので、是非観てください。
奥平:大介は学校が上手くいかなかったり、家庭状況が上手くいかなかったり辛い経験をしてる子です。そして自分だけが持っている秘密や彼の感じている辛い思いが物語の中でどんどん動く人物でもあります。それがどういった方向に動いていき、どんな展開を生むのかが個人的にもめちゃくちゃ気になるところ。これからの物語の展開に注目してください。
藤原:僕の演じる研は杏(木村佳乃)の息子。父親が失踪してしまって、そこから11年間母親と2人で暮らしてきた子です。お母さんに対する思いやりやお母さんを大切にしてる気持ちが強い子でもあります。ただずっと、父親の話は「聞きたいけど聞けない」というもどかしさがあって。そんな時に「父親が見つかった」という展開になり…、このあと一体どうなっていくのか。そして作品の「大人の恋、真実の愛とは何なのか」という大きなテーマにも注目していただきたいです。「結婚して家族もいる状況」での家族愛と「新しい好きな人が出来ちゃった」という不倫の恋に挟まれて「どっちが本当の愛なのか」と、それぞれに考えさせられるドラマになっていると思うので、皆さんの愛を再確認して楽しんでいただけたらな、と思います!
PROFILE by Taiyu Fujiwara
奥平大兼
おくだいら だいけん
2003年9月20日生まれ。
好きな食べ物はアヒージョ。嫌いな食べ物はピーマン。別に普通なのはパン。嫌いな人間は左側通行守れない人。現在『恋する母たち』にて、林大介役を演じています。引きこもりの彼に隠された秘密とは何なのか。母親との関係はどうなるのか。今後に必見です。
宮世琉弥
みやせ りゅうび
2004年1月22日生まれ。
自称、イケメン。極度の服好き。コミュ力は高め。でも女の子には人見知り。りゅびーず(ファンの総称)をこよなく愛しているそうです。彼の演じる蒲原繁秋は、親に反抗をしていて、突然ラッパーになろうかなと言い出しました。その夢を本当に追いかけたりするのか。家族との仲はどうなるのか。今の皆さんの印象からは一変するかも、知れません。
金曜ドラマ『恋する母たち』 (毎週金曜よる10時TBS系にて放送中)
原作:柴門ふみ、脚本:大石静
出演:木村佳乃 吉田 羊 仲 里依紗
小泉孝太郎 / 磯村勇斗 森田望智 瀧内公美 / 奥平大兼 宮世琉弥 藤原大祐 / 渋川清彦 玉置玲央 / 矢作 兼 夏樹陽子 / 阿部サダヲ
※チームクレジット
カメラマン:鈴木寿教
インタビュー:藤原大祐
編集:満斗りょう