奥智哉
心が弾む“芝居の世界”
瞬間のときめきを素直に楽しむ16歳
FASTピックアップの「NEXT BREAK」の
言葉を届けるこのコーナー。
今回は穏やかな明るさと
透き通る瞳が印象的な
16歳の奥智哉さんに迫りました。
FAST初出演ありがとうございます!
読者の皆様に自己紹介をお願いします。
はじめまして。奥智哉と申します。高校一年生の16歳で、休日は家か映画館で映画を観ています。自粛期間前は家族でキャンプや釣りに行ったりと、割とアクティブに遊びに行っていたんですが、今は難しいので…。自然に触れたい気持ちが疼いています(笑)。
映画はどんなジャンルをご覧になるんですか?
ラブコメもコメディーもサスペンスも、いろんなジャンルを観ます。最近だと『花束みたいな恋をした』を観ました。ベタな恋愛ものはあまり観ないんですが、『花束みたいな恋をした』はどこにでもある恋愛がとてもリアルに描かれていて「いい作品に巡り会えた…」と思いました。好きなシーンがあるんですが、ちょっとネタバレになってしまうので…(笑)。もう一度観たいと思うほど素晴らしい映画でした。
元々、映画がお好きで芸能界に?
そうですね。小学生の頃からアクション映画がすごく好きだったんです。この業界に入ったキッカケも佐藤健さん主演の『るろうに剣心』の映画に影響されたからで。映画を観て父に「自分にもあんなこと出来るかな」と冗談半分で言ったら、知らない間に事務所に履歴書を送っていたようで(笑)。今の事務所に所属が決まった時は、ふわふわした気分になったのを覚えています。
初めての撮影現場で
印象に残っていることはありますか?
僕が初めて出演したドラマは蜷川実花さん監督の『FOLLOWERS』という作品だったんですが、現場を見ること自体が初めてで「ドラマってこんな風に作っているんだ!」と、モニターや人の多さに驚いたのを覚えています。楽しい気持ちがありつつも、「自分が本当にここにいていいのか」という不安が大きくて…。今までテレビで拝見していた方々が目の前にいらっしゃるわけじゃないですか。それが本当に信じられなくて、同じ場所にいることへの嬉しさと同時に不安が押し寄せていました。
TOMOYA’s Voice①『青のSP(スクールポリス)
―学校内警察・嶋田隆平―』
今までは自分より年上の方とのお芝居しか経験してなかったので、同年代の共演者の皆さんと教室のセットで撮影させていただいて、本当に学校にいるような感覚でした。撮影の合間も本当の学校の休み時間みたいで(笑)。みんなフレンドリーで会話もしやすかったですし、とてもリラックスして現場を楽しんでいました。撮影が終わった今でも連絡をとっている人もいて。最近でいうと西田役の池田優斗くんと連絡をとりましたね。クラスメイトのメンバーが下は中学2年生から上は高校2年生まで結構幅のある現場だったんですよ。僕はお兄さん組の年齢だったんですけど、自分の子供っぽい性格もあって年下組と一緒くらいのテンションでいました(笑)。
TOMOYA’sVoice②『きよしこ』
『青のSP』とはまた変わって、『きよしこ』で共演した皆さんは役の設定では同じ年齢だったんですが、僕以外、皆さん20代だったんです。『きよしこ』の現場で意識したのは大人感を意識しすぎないこと。割とありのままの自分で演じさせていただいていました。年齢というよりは役に寄り添って演技することが大切なんだな、と。当たり前ですけど役によって喋り方や表情、使う言葉の表現も変わると思いますし。役を丁寧に読み取って、ちゃんと使い分けをしていくと実年齢と役年齢の差を埋めることができるのかな、と学んだ現場でした。
TOMOYA’sVoice③『朝顔』
第15話と最終話に出演させていただきました。現場で一番驚いたのが朝顔家のセット。初めて見た時、そのリアルさにびっくりして。あの空間を作り出すことができる小道具さんや大道具さんの腕前に感動しました。僕自身、母と一緒に毎週『朝顔』を観ていたので「あれ?先週まで自分朝顔観てなかったっけ?なんでここにいるんだろう?」と、また不思議な感覚におちいりました(笑)。撮影が終わった後も現実味がなかったです(笑)。
ご自分の出演した作品は観られるほうですか?
チェックするようにはしています。「あのシーンの自分の芝居はいまいちだったな」とかセリフのないシーンでの自分の仕草やセリフとセリフの間などをチェックして反省しつつ、作品としても楽しんで観ています。
反省会+鑑賞会ですね!
今後やってみたい役はありますか?
性格的に明るいほうなので、自分自身と正反対な影のある役を演じてみたいです。心に傷を抱えているような、孤独を感じる役に今は興味があります。
パーカーを被っているお衣装が
とても似合っていたので…
本当ですか。嬉しい!黒いパーカーを被って…いいですね、陰湿な雰囲気で(笑)。夜の線路沿いを歩くような役を演じてみたいです(笑)。
楽しみにしています!
では、そんな役を演じているかもしれない、
20歳の自分にメッセージをお願いします。
身の回りで何か変化はありましたか?16歳の僕の目標である、映画やドラマの主演ははれましたか?頑張っていますか?…なんか20歳の自分が聞いたらイラッとしそうですね(笑)。でも、頑張っていてください(笑)!
Message for ファンの皆さん
まだまだ未熟者で若干思春期の僕のことを観てくださって、「何かいいな」と思ってくださっているとしたらとても嬉しいです。僕のことを応援してくださっている方がいると思うと、仕事に対する熱意も変わりますし、日々の生活でも良い意味で「人に見られている」という意識が以前よりも出てきました。皆さんからのメッセージのおかげで、さらに向上心が湧いています!これからの奥智哉の活躍も見届けてください!
奥智哉
おく ともや
2004年7月18日生まれ。
出逢う景色の一つひとつをその目に刻み、“学び”と“楽しさ”の至妙なバランスを確立している16歳。
※Item Credit
パーカー/R.M GANG/¥35,800
パンツ/R.M GANG/¥32,800
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:金田紗世子
スタイリスト:カワセ136
インタビュー・記事:満斗りょう
ページデザイン:笹和紗