奥智哉
16歳の頃の目標を叶えた今、5年後の自分に聞きたいことは “映画の主演”を張れたか
大ヒット公開中の映画『八つ墓村』で、井川辰弥役を演じた奥智哉さん。インタビュー後編では、俳優としてこれから大切にしていきたいことや、5年前、16歳の頃に語った“夢”について、そして5年後の自分へのメッセージまで、たっぷりとお聞きしました。21歳最後の日という節目に語っていただいた、飾らない言葉の数々をお届けします。
映画『八つ墓村』の劇中には、ゾッとするようなシーンもありました。ちなみに、奥さんが何か苦手なものや怖いものはありますか?
本当にシンプルですが、ジェットコースターとかですね。高いところが結構苦手なので……。
自分からは絶対に乗らないですか?
乗らないです! 一回、友達に連れられて富士急ハイランドに行ったことがあるのですが、その当時は、日本で一番怖い遊園地だなんて全然知らなくて。初っ端に、「ええじゃないか」に乗って、本当にあれはもう……衝撃的な体験でした。あと行ったことはないですが、お化け屋敷とかもたぶん苦手です。追いかけられるのは、無理ですね。
金田一耕助は80年もの間愛され続けているキャラクターです。これから奥さんが長く愛される俳優になっていくために、大切にしていきたいことは何ですか?
相手への優しさや思いやり、そして人としての温かさが長く愛されるためには一番大切なんじゃないかなと思っています。今回、松也さんを見ていて、スタッフさんとのコミュニケーションの取り方やキャストとの関わり方が、すごく温かいというか、座長としての器の大きさをものすごく感じました。僕も、相手に「一緒に仕事をしたい」と思ってもらえるように、思いやりを大事にしていきたいです。
実は5年前の2021年、16歳のときに“ネクストブレイク俳優特集”で、「FAST」に出ていただいています。覚えてらっしゃいますか?
懐かしい! 覚えています。当時は、芝居の「し」の字も知らない……今もまだまだですが、当時は未熟だったにもかかわらず、格好つけたことを言った記憶があります(笑)。
実はそのとき「20歳の自分へのメッセージ」として、「16歳の僕の目標である、映画やドラマの主演は張れましたか? 頑張っていますか?」とお答えいただいていました。
おぉ!
実際、「十角館の殺人」「時計館の殺人」、「君とゆきて咲く〜新選組青春録〜」そして、現在放送中のドラマ「君は夏のなか」では主演を務められました。有言実行された今、当時の自分になんて声をかけたいですか?
かけるとしたら……そうだなぁ。「映画観ろ!」ですかね。
ちなみに、5年前の当時も「好きなことは、映画を観ることです」とおっしゃっていましたよ。
いや、もっとです! 当時観ていた映画は、大衆映画のほうがたぶん多かったと思いますし。洋画でも邦画でも、もっと劇場に足を運んで「映画を観ろ」って言いたいですね。
では本日は、5年後のご自身へメッセージを。
5年後は、27歳かぁ。まだ映画の主演ができていないので、「映画の主演は張れましたか?」と聞きたいです。あとは、まだ舞台をやったことがないので、「舞台に出演して良い経験ができたかな?」でお願いします!
また5年後に答え合わせしていただければと思います!
はい、ぜひよろしくお願いします!
最後に、映画『八つ墓村』の見どころとメッセージをお願いします。
今回の『八つ墓村』は、今の時代だからこそやる意義のある作品だと感じています。映画のなかでは、集団心理や他人の情報を鵜呑みにしてしまう怖さ、罪の意識のなさみたいなものが、すごく色濃く描かれているんです。なので、今のSNSが発達した時代にすごく通じる内容になっていると思います。
僕が演じた辰弥は、本当にどこにでもいるような今どきの若者なので、原作を読んだことのない若い世代の方々も観やすいと思いますし、原作ファンの方も楽しめる『八つ墓村』になっています。怖いのが苦手でも観られる作品なので、ぜひ怖がらず気軽に劇場に足を運んでくださったら嬉しいです!
奥智哉
おく ともや
2004年7月18日生まれ。
最近の出演作に、ドラマでは、テレビ東京『君は夏のなか』(‘26)、NHKスペシャル時代劇『銭形平次』(‘26)、Hulu『時計館の殺人』(‘26)、NHK『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(‘25)、映画では、『映画ラストマン-FIRST LOVE-』(‘25)、『ラーゲリより愛を込めて』(‘22)などがある。また、10月スタートの日本テレビ系ドラマ『俺たちの箱根駅伝』への出演も控える。
5年前、16歳の奥智哉さんが“20歳の自分”へ残した目標。それを有言実行された今、答え合わせができたことに、編集部として感慨深い気持ちになりました。それでもなお「まだまだ」と謙虚に、次の目標へと視線を向ける奥さん。お話を聞きながら、本当に素晴らしい俳優さんだなと思いました。今回新たに語ってくださった「映画の主演」と「舞台への挑戦」という目標。27歳になった奥さんは、きっと、いや、絶対に叶えているはずです。取材日はなんとお誕生日の前日でした。22歳になられた奥さんの益々のご活躍を応援しております!
©2026「八つ墓村」製作委員会 ©Yokomizo Seishi/KADOKAWA
■タイトル:『八つ墓村』
■出演:尾上松也
奥智哉 堀田真由
佐野岳 小野塚勇人 永瀬莉子 中村莟玉 笹野鈴々音
小籔千豊 中島亜梨沙 川瀬陽太 今野浩喜
渋川清彦 髙嶋政伸
高島礼子 滝藤賢一
■原作:横溝正史「八つ墓村 金田一耕助ファイル1」(角川文庫/KADOKAWA 刊)
■主題歌:「DOOM」TMG(Tak Matsumoto Group)
■監督:清水崇
■脚本:尾ヶ井慎太郎・清水崇
■音楽:アントンジュリオ フルリオ
■製作:「八つ墓村」製作委員会
■製作幹事・配給:松竹 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
■制作プロダクション:ダーウィン
■制作協力:松竹撮影所
※Item Credit
・シャツ/¥59400-/meagratia/TEENY RANCH(03-6812-9341)
・靴/¥39600-/EARLE/TEENY RANCH(03-6812-9341)
・リング/¥30800-/Scat/scat.official.info@gmail.com
・バングル/¥82500-/Scat/scat.official.info@gmail.com
その他、スタイリスト私物
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:八十島優吾
スタイリスト:村留利弘
インタビュー・記事:相澤花菜