塩野瑛久
「クローズドな空間」で「オープンに魅せてゆく」
彼が形作る“愛”と届けたいギフトとは―
撮影の度にいつも思うことがある。「ステンドグラスのような方だな」と。一面を見ただけでは分からない奥深さ。青、赤、緑、さまざまな光が重なり合う重厚な魅力は、差し込む陽射しによって変化する光景を私たちに届けてくれる。そこに併存する光の影には「人間らしさ」の花車を受け入れようとする「優しさ」が顔を覗かせる。綺麗ごとだけじゃ生き抜くことの出来ない世界を、それでも「美しい場所」だと表現する彼に聞いた作品の話。
LINEの中ですべてのサービスを提供する「塩野瑛久ファンサロン」。会員限定のクローズドなチャットルームや、オープンなSNSとは差別化したコンテンツ配信、会員限定のライブ配信などの全てのコンテンツをLINE内の専用グループから機能的にアクセスでき、いつでも手軽にサービスを楽しめる新しいカタチのファンサロン。
以前、FASTに出演いただいた時にも
「クローズドな空間」のお話をされていましたが
塩野さんの感じる
「クローズドな空間」の魅力ってなんですか?
僕の言っている「クローズドな空間」は、俳優という職業の在り方が多様化してきている今の時代における「自分の中の守るべきもの」というイメージ。元々僕自身はSNSをやること自体「どうなのかな?」と思っていたタイプ。ただ、今はそんな時代でもないですし、そこから発信する情報を見てくださっている方もキャッチしてくださる方もたくさんいらっしゃるので、それに勝るものはないという認識でSNSをやっているんです。とはいえ、対ネット上での距離感はちゃんと考えないといけないな、という想いもあって。俳優という職業をやっている中で、その距離感は僕にとっては取り外せない部分だったんですよね。そこに集う方たちが応援してくださっている方だけだったらいいんですけど、オープンなSNSだときっとそうじゃない方もいらっしゃると思うんです。「SNSの拡散力」というのは素晴らしいものなのでどんどん利用していきたいんですが、同時に下手なことは出来ないと言うか…。「自分」というものを完全にオープンな形では出していけないと思ったんですよね。そんな時に自粛期間がやって来て、その期間にいろいろなことを考えました。僕たち俳優を応援してくださっている方って、僕を「知っている」人の中で2割くらいいてくれたら良い方だと思っていて。でも、そんな風に応援してくれている方に何も返せないまま「ずっとついてきてくれ」というのも難しい話じゃないですか。せっかく目を向けて興味を持ってくれたのに、そこに対しての感謝を述べたり、何かを与えたりする間もなくご縁がなくなってしまうこともあると思ったんです。それをどうにか「クローズドな空間」で伝えて、皆さんと繋がれる場所が欲しくて「Too much Salt」を開設しました。
「LINEひとつで全てのコンテンツを楽しめる」
そのシンプルなシステムがファン想いだと感じたのですが、
塩野さんの意見が反映されていたりするんですか?
LINEでオンラインサロンを運営するのは僕が多分初めてだと思います。今までは他のプラットフォームがあったんですけど、僕が一番ネックだったのが「実名登録をしないといけないこと」と「毎日起動するアプリじゃないということ」だったんです。例えば自分の技術や持論を発信して、それが集結するようなオンラインサロンであれば実名登録でもいいと思うんですけど、僕らが運営するサロンでは「実名登録じゃない方がいいな」という方もいるだろうし「ハンドルネームがいいな」という方もいらっしゃるんじゃないかな、と。だったらその方たちに向けて「安心して使っていただけるようにしたい」と思い、今回はこういったシステムを見つけて取り入れました。
アプリによっては毎回ログインが必要な場合もありますが、
LINEだとパスワード入力などもいらないですもんね。
ほとんどの方にとっては身近なアプリだと思うので。中には使っていない方もいるとは思うんですけど。そういう方には劇団としてスタッフさんと一緒に作っているファンクラブがあるので、お好きな方で楽しんでいただければと思います。「別に私は交流したいわけじゃない」という方もいらっしゃると思いますしね。それでもそれ以上のものを提供する自信はあるので、興味を持っていただけたら是非一度見ていただけると嬉しいです。まだまだ立ち上げたばかりでリリースなども僕が初めてなので、今後どんどん試行錯誤していかないといけないんですけど、皆さんと一緒に作りながら使いやすくしていければいいな、と思います。もしかしたら何かの企画がサロンを飛び越えることもあるかもしれないと思うとワクワクしますね。
「クリエイティブが出来る」となると
カタチに出来るものが無限だと思うんですけど
塩野さんがクリエイティブに目覚めたキッカケは
何だったんですか?
元々興味はあったんですけど、キッカケとしては自粛期間中に観ていたものの影響が大きいですね。YouTubeを観ていたらいろいろと挑戦したくなっちゃって。もう最近はほとんどの情報をYouTubeから得ています(笑)。中でも僕が「クリエイティブなことをやりたい」と思ったのはYouTubeの「iPhoneでシネマティックな映像を作る」という動画がキッカケ。その動画がすごくかっこよくて!「え、こんなの作れちゃうんだ…」と。スマホってみんなが持っているものじゃないですか。「今、手元にあるものでこれだけのものが作れるってすごいな…」と思って、そこから「挑戦してみよう」と思ったんです。「ジンバル」という手ブレしない道具などを購入しているうちに「なんか映像に面白みが出た!」というタイミングがきて。そこからどんどんとハマっていってカメラも買いました(笑)。
では最後に「Too much Salt」にすでに入られている方、
入ろうか悩んでいる方に向けてメッセージをお願いします。
僕のオープンなSNSは、もちろん意思が乗っかった投稿をしているんですが、正直プロフィールのような部分があるんです。でも「Too much Salt」ではSNSよりさらに塩野のパーソナルな部分を覗いていただけると思います。僕のそういった部分に「触れてみたい」という方がいらっしゃったら、是非一度入っていただいて肌感覚で合うか合わないかを決めていただければ。こちらは「一緒に楽しいことが出来ればいいな」とずっとウェルカムでお待ちしておりますので。塩野瑛久と「一緒に歩んでいるな」というのを感じていただければいいな、と思っています。
塩野瑛久
しおの あきひさ
1995年1月3日生まれ。
「創り出す」ことに貪欲な姿勢を持つ傍ら、
用意された色で完璧に自身の色を描出する才を併せ待つ25歳。
ドラマ+『僕らは恋がヘタすぎる』/一之瀬歩役
ABCテレビ(関西):毎週日曜よる11時55分~
テレビ神奈川:毎週火曜よる11時~
※ほか地域でも放送予定
地上波終了後より、Huluにて独占配信!
※TVer・GYAO!での見逃し配信は除く。
出演:川島海荷 白洲迅/塩野瑛久 浅川梨奈 島崎斗亜(Lilかんさい/関西ジャニーズJr.) 野呂佳代 大場美奈(SKE48)
ドラマパラビ『38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記』
毎週水曜深夜0時58分放送
Paraviで毎話独占先行配信
出演:山口紗弥加 町田マリ― 野村麻純 佐藤藍子 増子直純(怒髪天) 本田響矢 稲葉友 塩野瑛久 福山翔大 ほか
塩野瑛久セカンド写真集『bloom』
2021年1月20日(水)発売
価格:2,800円(税別)
仕様:A4・並製・112ページ
撮影:ティム・ギャロ
※Item Credit
Outer:コート/ブラウン/¥78,000(saby)
Tops:ポーチモックネック Tee/ベージュ/¥2,900+tax
(SNSE OF PLASE by URBAN RESERCH)
Pants:コーデュロイテーパードスラックス/ブラウン/¥4,900+tax
(SNSE OF PLASE by URBAN RESERCH)
Shoes:スウェートプレーン/ブラック/¥23,000(TOSS)
お問合せ先
【SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH】
SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH キュープラザ原宿店
東京都渋谷区神宮前6-28-6 キュープラザ原宿 1・2F
【saby】【TOSS】
HEMT PR
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前2-31-8 FKビル3F
TEL 03-6721-0882
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:金田紗世子
スタイリング/ディレクション:半澤暁
インタビュー・記事:満斗りょう