佐藤寛太
映画「今日も嫌がらせ弁当」、「いのちスケッチ」
作品に迫る特別インタビューVol.1
■映画『今日も嫌がらせ弁当』
山下達雄×佐藤寛太
“山下達雄”はとにかく真っすぐな高校生。八丈島の自然の中で伸びやかに育った夢見る男の子です。初めて台本を頂いた時、「すごい気持ちのいい役だな」と思ったのを覚えています。僕自身、7歳まで島に住んでいたので、島人の気持ちというか、同級生との距離感とか、そういうものは掴みやすかったですね。
達雄の夢は“八丈太鼓で世界へ行くこと”。
初めての八丈太鼓、難しかったですか?
すごく難しかったです。撮影に入る2週間前から練習を開始して、入ってからも地元の皆さんと練習させてもらったんですが、一朝一夕でできるものではなかったですね。でも、おかげで地元の方と沢山コミュニケーションをとれました!楽しく温かい環境の中で撮影に挑ませていただきました。
佐藤さんの太鼓の演奏も楽しみですね!
ちなみに、佐藤家のお弁当の
想い出って何かありますか?
小さい時のことなんですけど、まだ島に住んでいた頃、ピクニックに行ったんです。当時、飛行機をまだ見たことがなくて。母の作ってくれたサンドイッチを持って、飛行機を見に行ったのを覚えています。その時、遠くの方を一機の飛行機が飛んで行ったんですが「あんなに遠いのに、音おっきいなー」と思ったのを覚えています。家族みんなで過ごした時間は、遠い記憶の中だけど、未だに記憶に残ってます。
子供心に印象的だったんですね。
ズバリ、今、女の子に作ってもらうなら
どんなお弁当がいいですか?
出し巻き卵が入ってたら嬉しいです。九州出身なので、甘いのがいいな~。あとは、お弁当箱にフルで詰めてほしい!イメージは、オムライスとかお子様ランチの大人版みたいなお弁当。でも、高望みはしないです。何かお礼しなきゃいけなくなっちゃいそう…。(笑)
お礼なんて、優しいです!
この映画の見どころをお願いします。
やっぱり親子愛ですかね。子供に対する親の目線がたくさん詰まっている映画だと思うので、是非、ママさん同士で観に行って欲しいです。「まったくうちの子は分かってないわ!」なんて映画を観終わった後に、話してほしいですね。(笑)でもきっと、すごく愛おしい気持ちで映画館を出ることができると思います。そして子供は子供同士で気軽に観に行ってもらいたいな。家に帰って家族に「ありがとう」を伝えたくなるはずです。
■映画『いのちスケッチ』
田中亮太×佐藤寛太
初めて地元で撮影を行った作品で、僕にとっては人生観を変えるほどの経験をした役でもあります。自分が主演を務めることの怖さ、その一方で、美しい動物たちのいのちと向き合いながら作品を撮ることができる“いのちの息吹”を感じられる、高揚感にも似たような感情、そんな様々な感情を持って撮影に挑んだ、とても大切な役です。
舞台は高齢化が進む動物園。
撮影の中で印象深かったことは?
映画と同じで、実際に高齢の動物が多い動物園での撮影でした。体調が急変したり、撮影という普段と違う何かを感じて過敏になってしまったり動物、そして飼育員さんの感覚の鋭さを目の当たりにしましたね。動物たちの微妙な違いを感じ取り、徹底した健康管理によってより過ごしやすい環境を作っていく姿勢に、背筋が伸びました。
撮影チームの一員として動物がいる。
イレギュラーな撮影はどうでしたか?
動物って、本当に素直ですごく美しいんです。最初は動物側も警戒心を僕らに抱いていたんですが、撮影が進むにつれて徐々に慣れてきてくれて。彼らに対する愛情が毎日深くなっていきました。そんな撮影の中、役者人生でそう何度も経験できることじゃないなって思うほどの奇跡のようなシーンが撮れたんです。動物のパワーに心から感動しました。
佐藤寛太
さとう かんた
1996年6月16日生まれ。劇団EXILEのメンバー。出演作品を次々に発表。爽やかな笑顔と清々しいほどの男らしさを持ち合わせる22歳。
■映画『今日も嫌がらせ弁当』(山下達雄役)
2019年6月28日(金)全国ロードショー
http://www.iyaben-movie.com/
■映画『いのちスケッチ』(主演:田中亮太役)
2019年 秋公開
※衣装クレジット
JACKET:¥74,000
T-SHIRT:¥15,500
PANTS:¥27,000
衣装提供:LAD MUSICIAN
(問い合わせ)
LAD MUSICIAN HARAJUKU / 03-3470-6760
上記アイテム以外全てスタイリスト私物
※チームクレジット
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:CHIKA KIMURA(tsujimamagement)
撮影ディレクション:町山博彦
インタビュー・編集:満斗りょう