奥平大兼
“見つけたもの”と“探しているもの”
繊細なバランスこそが彼の魅力
奥平さんのお話を初めて聞いた時に思ったこと。それは「何て興味の幅が広い方なんだろう」ということ。あれが好き、これが好き、口にするだけならいくらでも言える現代で、彼の「好き」には対象物の根底を「知りたい」という一種の欲が垣間見える。欲と共に併せ持つ、ライティング、雰囲気、周りに立つ人々によって“表現”を変える役者としての素質。 “奥平大兼”として得てきた様々な知見が、多種多様な“役”として昇華される時、私たちの心は彼の演技のトリコになってしまう。今回はそんな奥平さんにFAST恒例スリークエスチョンをお聞きしました!
欠かせないもの
“音楽”
僕、暇さえあれば本当にずっと音楽を聴いていたいタイプなんです。ある意味もう中毒みたいな(笑)。いろんなジャンルの曲をアルバム一枚を通して聴くので、聴いている曲数でいうと結構多い方かもしれないです。ただ申し訳ないのが、歌詞を聴くことができないんです(笑)。一番最初に洋楽を好きになったこともあって、歌詞を中心に聴くというよりは音楽を雰囲気で聴く習慣がついていて。歌詞の良さをここから勉強していきたいと思っています。実は今日、イヤホンの充電が切れちゃったんですよ。電車の中でも何していいのか分からず苦痛でした…。帰りもどうしよう…。
奥平大兼の軸
“直感”
「こっちだな」と思った方を選ぶ。どちらかを選ばないといけない岐路に立った時は「こっちこっち!」という直感に従うようにしています。ただ本当に大事なこと、例えば今後の人生を決めるような選択に関しては直感だけではダメだと思うので、僕よりも実績や経験がある方の意見を聞いた上で判断します。
好きな言葉
“探し中”
座右の銘ってあるとカッコイイですよね(笑)。僕、一度マイナスの言葉を座右の銘にしていたことがあって(笑)。小学生の時に「座右の銘は“人面獣心”」と言っていたんですが、当時の学校の先生に「お前はそんな人間なのか!」とツッコまれたんです。意味を調べてみたら「人の顔をしているけれど、中身は獣のような冷たい人」という意味だったらしく…(笑)。今後座右の銘を決める時には、ちゃんと意味を調べた上で決めるようにします(笑)。
奥平大兼
おくだいら だいけん
2003年9月20日生まれ。
物事の奥に潜む“物語”を掬い上げて、水を飲むように自身の心の一部にする吸収力に優れた17歳。
フジテレビ4月期木曜ドラマ『ネメシス』にも出演中。
日本テレビ『ネメシス』
毎週日曜よる10:30放送
出演:広瀬すず 櫻井翔
勝地涼 中村蒼 富田望生 三島あよな/山崎紘菜/橋本環奈
仲村トオル/石黒賢/真木よう子/江口洋介
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:谷川一志
スタイリスト:伊藤省吾
インタビュー・記事:満斗りょう