中川大輔
よるドラ『阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし』
暖かく柔らかな眼差しで描いた物語の、
ある1ページ
独創的な雰囲気さえ感じる私服を身にまとう彼は、精悍なお顔立ちに凛々しい佇まいが強く印象に残る。芸術や創作物に触れることを楽しみ、自らの手で築き上げることにも全力で取り組む姿がまぶしく、美しく光った。そうやって人は誰にでも輝く瞬間が訪れる。彼が興味もなかったはずのファッションに目覚め自分の色を見つけたその瞬間のように。
休みの日はどう過ごしていますか?
何してるかなぁ…(笑)。理想は、早めの時間に筋トレを済ませて、どこかに行きたいですね。ドライブして箱根や自然に触れる場所に行きたいです。
最近漫画は読んでいますか?
自分で描くようになってから漫画を見る機会が減りました。話題の作品は読むんですが、内容やストーリーよりコマ割りとか構成の方が気になってしまって(笑)。最近はラジオをよく聞いています。オードリーさんや、空気階段さんのラジオにハマってます。
今の自分を創り上げたといえる作品はありますか?
漫画だと「ONE PIECE」ですかね。海賊漫画ですけど、男気がテーマかなと思っているんです。仲間を大切にすることや、義理人情というか、日本の文化のかっこよさがあるなと思っていて。中学生のときに読んだ印象が強く残っています。
中学生で「ONE PIECE」を
その視点で読むとはすごいですね!
その頃「ONE PIECE」が好きすぎて、作者のことも調べていたら任侠映画が好きということを知ったんです。それを考えたら、ある意味「ONE PIECE」もそういう任侠系の物語としても捉えられるなと思いました。それを知ってからさらにハマったという感じです。
漫画の連載も持っていた中川さん。
いつから絵を描き始めたんですか?
幼稚園の頃から「ドラゴンボール」の絵を描いてました。ずっとベジータを描いてましたね(笑)。漫画を描くようになったのは高校に入ってからです。「31ページも描けないや」と思って2、3ページの物語をいくつも描いていました。
連載していた頃の思い出はありますか?
連載した漫画はシュール系ギャグ漫画だったのでストーリー重視で描いていました。画が下手だから内容でなんとかしなくちゃいけなくて…。毎週提出していたので、1年近く新人作家さんのような生活でした(笑)。それでもなんとか31ページ描き終えられて本当によかったです。
メンズノンノモデルということで、
元々ファッションにも興味があったんですか?
モデルになる前は、平日は学生服、休日は友達と映画を見るとなっても体操服を着て行くくらい興味がなかったんです。大学へ行くにあたって、メンズノンノを読んで勉強するようになりました。実際にモデルになって色々な服に出会って好きになっていった感じですね。
ご自身のファッションのポイントや参考にしたことは?
モデルのお仕事をして様々なファッションがあると知りました。僕は個性的な服が好きですね。最初は色々なものを着ていたんですが、最近はどんな服装が自分の体型や雰囲気に合うのかわかってきたのでより楽しくファッションを楽しんでいます。メンズノンノの中で僕の体型に近い坂口健太郎さんや清原翔さんの私服を見て勉強していましたね。
今後の目標は?
今年は色々な作品に出させていただいて経験を積んだ1年でもありました。来年はこの経験をもっと表に出していけるようにまた、たくさんの現場に立ちたいと思います。
中川大輔
なかがわ だいすけ
1998年1月5日生まれ。
身長が高く、スタイル抜群。撮影時は夜景が霞むほど、かっこよくポージングをしてくださいました。インタビュー時は打って変わって、終始柔らかい笑顔で答えてくれ、ギャップがすごい!落ち着いた声のトーンで放たれる言葉にはどこかアーティスティックな雰囲気を感じました。23歳とは思えぬ大人っぽさの中に等身大の23歳の中川さんが見え隠れしていて、スタッフも魅了されました。
よるドラ『阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし』
NHK 総合 毎週月曜 午後10時45分 放送
出演:木村多江 安藤玉恵 いしのようこ 中川大輔 楠見薫 山脇辰哉 宇崎竜童 研ナオコ ほか
舞台『MOTHERLAND』
東京公演(明治座)2021年12月3日(金)〜12日(日)
大阪公演(森ノ宮ピロティホール)2021年12月18日(土)〜19日(日)
作・演出・プロデュース:西田大輔
出演:瀬戸利樹 仲田博喜 伊藤純奈 鈴木勝吾 椎名鯛造 村田洋二郎 新條由芽 青木玄徳 鈴木みのり 中川大輔 平山佳延 横山真史 長友光弘(響) 松田凌 萩野崇 谷口賢志 的場浩司 凰稀かなめ ほか
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:金田紗世子
ディレクション:半澤暁
インタビュー:山根将悟
記事:服部愛寿美/近谷奈生