細田佳央太
一つひとつを〈山〉だと語る
作品と人生を結びつけ歩む細田論
Time Capsule of FAST
FASTに細田さんが初めて出演してくださったのは
2019年の7月、
『町田くんの世界』が上映されていた夏のこと。
初出演時のインタビューの答えと
現在の細田さんの答えに変化はあるのか?
是非、初出演記事と比べてご覧ください。
初出演:2019年7月
細田佳央太の軸
“一生懸命”(2019年7月)
今の軸は「自分に出来ないことを他人に求めない」です。今、周りの方にやってもらっていることやサポートしてもらっていることを「当たり前だ」と思わない自分でいたいな、と。マネージャーさんと接していてすごく感じるんですが、僕、マネージャーさんの仕事って絶対に出来ないと思うんです。スケジュールの管理をしたり、細かい連絡をとったり、ハンサムのリハの詳細などをすぐに僕に送ってくれたり。そういった一つひとつのサポートにすごく有難みを感じています。これからどんなに歳を重ねても「周りの人にやってもらっているんだ」という感謝を忘れないでいたいです。(2021年5月現在)
座右の銘
“優れるな異なれ”(2019年7月)
いや~恥ずかしい!それっぽいこと言ってるのが本当に恥ずかしい(笑)!多分この時、座右の銘で調べたから失敗したんです…(笑)。今の座右の銘は「塵も積もれば山となる」です。この仕事ってゴールがないので、どこからが山なのかも分からないですし、結局山に登れずに寿命が来てしまうかもしれないわけで。ただ、結局それって見方の問題で、今まで携わってきた作品の一つ一つが一個の山になるんじゃないかと思ったんです。『町田くんの世界』という一個の山が出来て、その先で『子供はわかってあげない』という一個の山が出来て、それを続けたことで『花束みたいな恋をした』になって『ドラゴン桜』に繋がって…という。山の一個一個が節目で、それが積み重なることでさらに大きな山になっていく。「作品で」という考え方はあまり良くないのかもしれませんが、きっと僕にとって「ここだな」という勝負どころの作品に出逢う時が必ずあると思うんです。そして最後に自分が出会う“遺作”と呼べる作品が積み重ねた山の集大成になると思うので、「塵も積もれば山となる」が今の僕の座右の銘です。(2021年5月現在)
Amuse Presents
SUPER HANDSOME LIVE 2021 “OVER THE RAINBOW”
2021年4月9日(金)~11日(日)の3日間、TOKYO DOME CITY HALL(東京都)で開催された「Amuse Presents SUPER HANDSOME LIVE 2021 “OVER THE RAINBOW”」。細田さんの取材を行ったのは本番直前の3月下旬。ハンサムを観たあなたも、観ていないあなたも『ハンサムライブ』に懸ける細田さんの想いをどうぞ!
今回のハンサムライブではMCですね!
事前に「ハンサムライブで何をやりたいか」をプロデューサーさんとお話できる機会があって、その時に「MCやってみない?」とご提案をいただいて。「やれるのであれば是非」と言ったら、本当にMCになっていました(笑)。まだ2年目の僕がMCなんて大丈夫かな、と不安もありますが…(笑)。
ハンサムライブのステージから見る景色って
役者をしていたらなかなか見ない景色だと思うんです。
去年、ステージに立ってみていかがでしたか?
込み上げてくるものがありましたね。去年はハンサム15周年だったこともあり、ハンサムOBである先輩方との共演をさせていただけたことで「これからは僕たちが残していかないといけないんだ」という使命感や責任をより一層感じましたし、全てではなくとも“ハンサムの歴史”を肌で感じることが出来ました。後の世代にも伝えいきたいと思わされる景色でしたね。
これからハンサムライブを楽しまれる皆さんに向けて
今の細田さんの想いをお願いします!(取材は3月下旬)
今回のハンサムは“リスタート”という意味を込めて一年間動き続けたプロジェクトでした。ファンの皆さんも「こんなことやるんだ!」とギャップを感じていただけたと思います。ライブを観て、少しでも「一年間頑張ろう」や「目標に向かって頑張ろう」と思っていただけたらすごく嬉しいです。遅かれ早かれ、絶対に努力が報われるタイミングが誰にでもあるはずです。そこを信じ続けていきましょう!
細田佳央太
ほそだ かなた
2001年12月12日生まれ。
背中を支えてくれる温かな両手を擁し、太刀風の如く自身の人生を吹き抜ける男気溢れる19歳。
TBS系日曜劇場『ドラゴン桜』
毎週日曜よる9時放送
出演:阿部寛 長澤まさみ 髙橋海人(King&Prince) 南沙良 平手友梨奈 加藤清史郎 鈴鹿央士 志田彩良 細田佳央太 ほか
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
インタビュー・記事:満斗りょう