前田拳太郎
一つのことに熱中しやすい性格
“今しかできない役”をやっていきたい
幼少期から始めた空手、大学では社交ダンスに熱中するなど、一つのことをとことん追求する前田さん。一度始めたことは絶対に手を抜かないという姿勢がとても男らしく素敵で、間違いなく前田さんを構成する重要な要素の一つとなっていると感じました。何事にも真面目で誠実に、そして真剣に向き合う、そんな前田さんをたっぷりと感じてください。
自己分析すると自分はどんなキャラクターですか?
自己分析というより最近周りから、真面目だねって言われる機会が多くて、自分でも真面目なのかなと思うようになってきました。
でも一つのことに熱中しやすい性格ではあります。幼稚園の時に空手を始めて、高校までの15年間は空手しかやってきませんでした。大学からは社交ダンス部に入ったんですけど、社交ダンスにものめり込んじゃいました。基本的に一つのことにしか集中できないタイプです。
大学は社交ダンス部だったんですね!
どういった経緯で社交ダンス部に入られたのですか?
入学式終わって外に出たら、ドラマとかでよく見るサークルの勧誘で社交ダンス部に話しかけられたんです。そこから1週間くらい毎日、声を掛けられるようになりました。ずっと入部を断っていましたが、全然諦めてくれなくて、最終的には僕が折れて入部しました(笑)。入部したら、意外とどの大学にも社交ダンス部があると知り、大会とかも想像以上に大きな規模で開催されていました。僕はこういう性格なので、社交ダンスにも熱中しちゃいました。
空手はかなり幼い頃に始めたんですね。
印象深い思い出はありますか?
友達が空手に興味を持って、僕も一緒に見学に行ったことがきっかけで始めました。練習はすごくキツかったですね。幼稚園、小学校の頃はずっと練習が嫌でした。今日おなか痛いからって練習をサボったこともあります(笑)。中学校に進学する時、空手を続けるか選択するタイミングがあったのですが、元々は周りと同じ学校生活を送りたいというのもあり、空手は辞めようとしていました。でも空手の先生に最終確認をされて、「続けます」と答えていました。なぜか急に“続けないと!”と思ったんです。
空手を続けるからには、本気で取り組まないきゃいけないと思い、日本一を目指して頑張るようになりました。毎年全国大会に出場することができ、中学3年生の時には全国大会で優勝しました。
全国優勝!すごいですね!
空手での経験は人生の軸になっていますか?
なっていますね。空手を人生の半分以上続けてきたので、空手は自分の中心でした。空手を通して学んだことが、自分の性格とか色んなところに影響を与えています。
話は変わりますが、サウナも好きだとか。
サウナ好きですね!サウナが好きな友達から教えてもらったルーティーンでサウナに入るとすごく気持ちよくて、一気にハマりました。いわゆるサウナーになりました。僕も友達に勧めるようになったり、自分のベストなルーティーンも見つけ出しました!
最後に前田さんが目指している俳優像はありますか?
今は年齢的に若いと言われる時なので、今しかできない役をやっていきたいなと思っています。でもずっとそのままという訳ではなく、年齢が上がっていく中で、演技に自分らしさを出せるようになったり、幅広い役を演じられるカメレオン俳優になりたいと思います。
前田拳太郎
まえだ けんたろう
1999年9月6日生まれ。
インタビュー・撮影を通して常に落ち着いた様子だった前田さん。お話の上手さに感動しました。スタッフにも頻繁に笑いかけてくれ、取材現場は柔らかい空気に包まれていました。クールで目力のある優れたルックス、そしてたまに見せるくしゃっとした笑顔で人の心をグッと掴んで離さない。中身も外見もカッコいい前田さんの今後の活躍も期待しかありません!
『仮面ライダーリバイス』
テレビ朝日系 毎週日曜 午前9時 放送
出演:前田拳太郎 木村昴(声) 日向亘 井本彩花 濱尾ノリタカ 浅倉唯 関隼汰 八条院蔵人 奥智哉 西郷豊 小松準弥 田邊和也 矢紫俊博 映美くらら 戸次重幸
※Team Credit
カメラマン:田中丸善治 / zenharu tanakamaru
スタイリスト:村瀬昌広
ヘアメイク:鵜飼雄輔
ディレクション:半澤暁
インタビュー:山根将悟
記事:山根将悟/近谷奈生