今回ファンの皆さんに届ける『Burn It Black e.p.』。
それぞれの推し曲と推しポイントを教えてください。
ジャン海渡‘s choice
♪Distance
推し曲は『Distance』で。この曲は今、ソロのアーティストの方々が多くリリースされているジャンルの曲。ヒップホップ界やダークミュージックの中で先端をいっている女性アーティストの方が“弾き語りの演奏”でこういったジャンルを引率していると思うんですが、そんなジャンルの楽曲を9人のグループがパフォーマンスすること自体、新しいことだと思っています。そして『Distance』というタイトルの通り“異性との距離感”もそうですけど、今の状況だからこその「会える時を楽しみにする」という感情もこもっている曲です。聴いてくれた皆さんにそれぞれの解釈で受け取ってもらえたらいいな、と思います。ヒップホップというだけあって今までの[SUPER★DRAGON]の曲より音数が少なくスッと歌詞が入ってくると思うので、歌詞の意味合いをシンプルにくみ取っていただきたいですね。是非聴いて笑顔になってください。
ジャン海渡
じゃん かいと
2000年5月4日生まれ。
志村玲於‘s choice
♪SAMURAI
僕は『SAMURAI』です。『SAMURAI』は、いつもコレオグラフィーをやってくださっている方と僕の2人で話し合いながら作って、サビの部分は9人でディスカッションをして出来た曲。「海外の方が想像する日本とは?」というテーマから『SAMURAI』というタイトルになったんです。サビはみんなで出来るフリもあるので家でも楽しんでやっていただきたいですし、歌詞も聴いていただくと結構笑えてくる歌詞になっているので注目していただきたいです(笑)。
FAST:『SAMURAI』の歌詞、情緒もありつつユニークですよね。
そうなんですよ。ちゃんと聴くと面白いんです(笑)。とにかく聴いたままに笑って楽しんでいただければと思います。とは言え、歌詞を考えるのは難しかったです。「海外の方が想像しうる日本の良いところは入れたい」けれど「キャッチーにカッコよさも入れてバランスを取りたい…」みたいな。そのちょうどいい部分を探すのにすごく苦戦して。サビ部分も最初は「これどうかな」と僕の考えたものをメンバーに持って行ったんですが、なんだかんだメンバーで話し合いながら作ったほうが面白くて。ファンの皆さんには疲れた時や気分を上げたい時に何も考えずに聴いていただいて、『SAMURAI』のダンスを踊って楽しんでいただけたら嬉しいです。
志村玲於
しむら れお
1999年1月29日生まれ。
飯島颯‘s choice
♪BROTHEHOOD(2020ver.)
僕、元から「好きな曲は何ですか?」と聞かれた時に「『BROTHERHOOD』です」と速攻で答えるくらい好きなんです。この曲は僕たち9人の絆を歌った曲であり、パフォーマンスをしながら僕ら9人とファンの皆さんの一体感を味わえる曲。その一体感が僕はすごく好きで。で、このタイミングで『BROTHERHOOD』を撮り直して今回のアルバムに入れることには個人的に深い意味を感じました。2020ver.を通して、今一度9人で確かめた絆をファンの皆さんにも感じていただきたいですし、当時とは声変わりしたメンバーの声も聴いていただきたいです。いろんなポイントに注目していただけたらな、と思います。
飯島颯
いいじま はやて
2001年10月12日生まれ。
古川毅‘s choice
♪Burning in the nights
僕はやっぱり『Burning in the nights』ですね。今回のタイトルの『Burn It Black e.p.』の「Black」は『BLACK BOX』の「Black」で「Burn」は『Burning in the nights』の「Burn」から取っているんです。リード曲でもある『Burning in the nights』は自分たちにとって想い入れのある曲。もともと『SUPER★DRAGON』や『BLACK BOX』、『SAMURAI』はだいぶ前から上がっていた曲だったんですが、今年の状況のこともありリリースの時期を伺っていたんです。タイミングを見ながら「e.p.(ミニアルバム)という形になるか、ならないか」という時に、「5年間スパドラとしてやってきた自分たちにとって何か意味にある、僕らの意思がガッと乗った曲が欲しいね」と話し合ってスタッフの方に提案して。で、メンバー全員で「どういう曲調にするか」を話し合いました。「僕らが武器にしている“エモさ”を伝える曲にするのか」それとも「ロック調のダンスミュージックにして、踊りメインで9人での作品として見せるのか」など、かなり詰めて。ある程度自分たちの中でイメージを固めたうえで「このプロデューサーさんにお願いするのどうかな?」とそこでもまたディスカッションを重ねました。そして僕らが直々にオファーをさせていただける機会を作ってもらってお願いしたのが音楽家のUTAさん。ありがたいことに僕らの想いをしっかりと受け取ってくださって最高のアンサーを頂きました。そして誕生したのが『Burning in the nights』。UTAさんがとても繊細に僕たちの気持ちが込もった歌詞と熱量、世界観、表現したかったものを読み取ってくださって。自分たちの望んだプロデューサーの方に書いていただけたのはすごく嬉しい経験でした。その上で玲於を筆頭にMVのダンサーさんたちにもオファーをして。僕が高校生の時から憧れていたダンサーさんと最高の形で作品作りをすることが出来てすごく幸せでした。「絶対に世に出したい!」そう思える作品を引っ提げてリリースするミニアルバムなので、僕らも責任を持って高みまで連れて行きたいと思っています。2020年の僕たちが今踏める足跡になったんじゃないかな。そんな作品を代表する一曲、『Burning in the nights』をたくさん聴いていただきたいです!
古川毅
ふるかわ つよし
2000年2月27日生まれ。
ご自身たちでクリエイターさんにオファーをしたり、
廃工場でのライブをしたり、
新しいチャレンジをされているスパドラさん。
今後やってみたいことはありますか?
「オンラインライブを逆手に取った場所でライブを」
志村:ステージ動かしたいよね。
ジャン:ん?あ、れおが?
志村:俺じゃないよ(笑)。なんで俺がなんだよ!手動で?
ジャン:じゃあ俺ら8人でやるよ。
志村:自動でやろ?でも実はそういう話あったんだよね。会場が大きくなればそういうのも出来るかもしれないけど、今しか出来ないこともきっとあるよね。
古川:廃工場もそうなんですが、あれってお客さんを入れたら逆に出来ないことじゃないですか。だからそこはオンラインライブを逆手に取るって意味でね?海とかね。
志村:草原もあり。ドローン飛ばしたり。
古川:モンゴルとかね。
志村:草原じゃねーか。大草原だよ(笑)。
ジャン:[SUPER★DRAGON]ってちょっと中二病チックなテーマが多いんですよ。僕はそういうのが好きで。それで言うと次は月面着陸かな。惑星でもいいんですけど、そこに旗をたててオープニングが始まる、みたいな。[SUPER★DRAGON]の旗を刺して、そこからそれぞれ自遊空間をテーマに進んでいく…とかね。NASAとも協力してね。
志村:ガチじゃん(笑)。火星までどのくらいかかるか知ってる?
ジャン:どのくらいかかるの?
志村:30、40年じゃ着かないよ。ロケットでも絶対無理。
ジャン:「じゃあ40年後に会いましょう、あっちでよろしくお願いします」って(笑)。
FAST:そっか。向かっている間は会えないんですもんね。
ジャン:その間はインスタライブとかして。
志村:「今20年目です。そろそろ着くと思うんですよね~」とか言って何とかしのごう(笑)。
古川:颯は何がやりたいのよ。
飯島:それこそ今の状況を考えずにだったら、僕はサッカーが好きなのでスタジアムライブをしたいかな~。
志村:フリーキック蹴りたいわ(笑)。
飯島:すごい好きなので。でもフリーキックの演出も面白いよね(笑)。現実性は今はないけど演出を考えると夢はふくらみますね。今しかできないものにはどんどん挑戦していきたいと思います。
古川:だからつまり、ボール蹴って、火星行って…
志村:海から帰ってくる。
FAST:見えましたね。「30年後の海で会いましょう」ですね(笑)。
古川:ちょっと演出家に相談しておきます(笑)。